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赤レンガ演芸会一月十四日夜の部 [落語]

赤レンガ演芸会一月十四日夜の部
於:桜木町 横浜赤レンガ倉庫 イベント広場特設テント

ねづっち 漫談
林家花『紙切り』
三遊亭遊馬『禁酒番屋』

兼好師の会の後、しばらく飲んで赤レンガのイベントへ。
赤レンガ倉庫にプレハブでイベントテントのようなものを作り、そこで寄席のようなものをやっている。さすが歌丸師のお膝元の横浜、芸協の番組。
昨日今日と開かれており、さらに昼の部と夜の部がある。その4回ともトリは遊馬師。ようやく芸協は本腰を入れて遊馬師を推すようになったか。よいことです。
本当はもっと行ければよかったのだが、まあ最後だけでも行けてよかった。

ねづっち、生で見るのは初めて。
基本的には漫談で「うまいことを言う」というスタイル。
最後にいくつか謎かけを。お題を受けて、喋りながらすぐに整えるのは本当にすごい芸だと思う。笑うよりも感心する方が先になってしまうのは芸人としてはありがたくないのかもしれないが。

遊馬師は今年初。
広いプレハブなので、体育館のように声が分散されてしまい、さすがの遊馬師でもちょっと聞き取りづらいのは残念だった。
とはいいながらやっぱり遊馬師はいいねえ。
今年はもっと寄席のトリをとっているときに行ければいいんだけど。
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第二十七回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十七回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『元犬』
三遊亭じゃんけん『道灌』
三遊亭兼好『七段目』
三増れ紋 江戸曲独楽
三遊亭兼好『井戸の茶碗』

チケット取るのが遅くなったため、2階席の最後列。まあ昨日は真近で聴いたからいいか。

年男の話から『元犬』に。まあ正月だし今年はしばらくこのネタは鉄板だよねー。
やっぱりこのネタのこの形は兼好師が演るから面白いんだよなあ……と再確認。

じゃんけんさんは着実にネタを増やしているようで、最近はネタがなかなか被らない。精進してるなということが伝わってくる。
……けどやっぱりこの師匠の後に出なきゃいけないってかなりの前座殺しだよなあ。あんなにウケてる後に出るってちょっと、いやだいぶ気の毒。

兼好師の二席め、高麗屋の三代襲名に触れ、「いいですねえ、白鸚さん。特に何言ってるかわからないところが……」と褒めてるんだかなんなんだか。
そんなところから『七段目』に。
兼好師のは何度か聴いたことがあるが、今回は以前に聴いたよりもかなりバージョンアップがされていた感じ。
同じよう芝居の真似事でも、若旦那と定吉ではやや若旦那の方が達者な感じがする。
お店の奉公人までが皆芝居好きで、いつの間にか店の中に定式幕が貼られていて、役者が飛び出すスッポンまで作られているというのがおかしい。
私は歌舞伎の下地がないので、若旦那の芝居の真似事の部分は「そういうもの」という感じで聴いていたが、今日の兼好師のはちゃんとストーリーがわかるような気がした。
ハメものや柝もキッチリと入り、かなり完成度が高い。
今まであまり『七段目』は好きではなかったが、これはすごいと思う。

れ紋さん、以前に一度見てすっかりファンになったのだが、どうやら彼女はどこかの協会などに属しておらず、フリーのような立場らしい。
そのためかわら版などに名前が出ておらず、追っかけようにもどこに出てるのかさっぱりわからない。
今日は久しぶりに見られたが、相変わらずな感じでとても楽しい。あんまり客を巻き込む芸は好きじゃないんだけど、彼女のは客に対しても容赦ないので面白い。

兼好師の三席め、れ紋さんに触れ「あんなに『独楽が苦手だ』と言って本当にほとんど独楽を回さない人も珍しい。正直なんでしょうね」と話し、正直者の噺に入る。
やあやっぱり面白いねえ。
高木作左衛門の好青年ぶりもいいが屑屋の清兵衛さんがいい。この清兵衛さんホントに「正直清兵衛」なんだろうか?
井戸の茶碗の分け前の百五十両を、世間話をしながらさりげなく置いて行こうとして失敗するのがおかしい。

終演後は2日連続で飲む。
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新春おもしろ落語 in 千寿青葉 [落語]

新春おもしろ落語 in 千寿青葉
於:北千住 千寿青葉中学校

三遊亭しゅりけん『味噌豆』
三遊亭兼好『初天神』
三遊亭鯛好『お見立て』
三遊亭兼好『替り目』

年に一度の千住民感謝デー。
いよいよ兼好師を無料で聴ける会なんてなくなってきた。
一応地域民のための会なのであまり他の兼好ファンにも教えてないけど、普段お世話になってる人たちにはちょっとしたしたお礼のつもりで会の情報を伝える。
今回で13回目というこの会だが、どうやら主催者も兼好師がいまや大人気の噺家だということに気づいているらしい。開始前の挨拶で「以前は兼好師匠のお嬢さんがこの学校に通っていたので人質という感じで受けていただいていたのですが、今はもう師匠の『男気』だけに頼っているのです。皆さん是非大いに笑っていただいて、師匠に『来年も来てもいいかな』と思っていただけるようにしてください」とのこと。任せろ。

しゅりけんさん、知り合いによると先日の両国寄席で初高座だったらしい。今日は2回め?
緊張しているかと思ったのだがそうでもなさそう。
何度か派手に間違えて「間違えました。えーと何だったっけ……」と。頑張れ。
大きな体に似合わず(?)結構声が高い。

兼好師の一席め、しゅりけんさんを少し紹介し、「最近は学校の落研である程度できるようになってからくるんですが、彼はそういうのはまったくないので温かい目で見ていただければ」。それは兼好師と同じですね。
「来年はどれくらい上達したかを確かめてもらえればと思います」。てことは来年もOK?
下の娘さんももう就職活動中だそうで、兼好師に噺家に弟子入りした時の状況を聞いてくるという。
「試験とかあったの?」「……試験? そんなことしたらみんな落ちちゃうから……」「どうやってアポイント取ったの?」「アポイント? ……いや師匠が散歩しているところをつかまえて……」「エントリーシートとかどうやって書いたの?」「エ、エントリーシート? ……って何? 履歴書みたいなもの? 特に……」みたいなやり取りの後、「参考になりません!」と言われてしまったとか。
そんな子どもの話から『初天神』に。
金坊の目の動きやおねだりを拒否された「ええ……」という表情、間だけで笑わせられるのはさすが。
団子の蜜を全部舐めてしまうところは会場中が大爆笑に包まれる。
お父つぁんは「連れてくるんじゃなかった」と連呼。サゲの金坊の「こんなことならお父つぁん連れてくるんじゃなかった」がよりわかりやすくなっている。おそらく普段落語を聴いたことがない人にもわかりやすく、という気遣いなんだろうと思う。

で、鯛好さんは逆にすごく不親切。
自己紹介も何もなく例えば好楽一門の話とかもしたのだが、そもそも落語ファン、それも圓楽一門に興味がある人じゃなければ鯛好さんが好楽師の弟子なんて知らないよ。二ツ目で三平師からお年玉もらったエピソードとかだって「正月は前座はお年玉がもらえる」なんて習慣だって落語ファンしか知らないって。そもそも鯛好さんが二ツ目だってことすら普通の人は知らないから。
噺も「お見立て」という郭用語の解説もなく、いきなりサゲに「いいのをお見立てください」って言われたって通じないって。
両国寄席で話すならそれでもいいけど、地域寄席だということを忘れてるのかなあ。

兼好師の二席め、酒のマクラの後に『替り目』。
俥屋とのシーンをバッサリトカットして酔っ払って家に帰ってくる形。これは初めて聴いた。
しばらく『替り目』だと気づかなかった。
その分うどん屋に燗をつけさせるところまでかとも思ったのだが「まだ行ってなかったのか! 元帳見られちゃった」でサゲ。その前の酔っぱらいが奥さんへの感謝を長めに。

16時前に終わったが、知り合いたちと飲みに。この時間に飲み屋が開いてるし結構賑わってるのがさすが北千住。
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むさしの落語会 兼好・こみち二人会 [落語]

むさしの落語会 兼好・こみち二人会
於:三鷹 武蔵野芸能劇場

三遊亭じゃんけん『つる』
三遊亭兼好『饅頭こわい』
柳亭こみち『宿屋の富』
柳亭こみち『反対俥』
三遊亭兼好『禁酒番屋』

昨日は大学時代の友人たちと飲む。
で、そのうちのひとりが4月に結婚するという。
しかもひとまわり下の女性だという。写真も見せてもらったがかわいらしい。まったくもって腹立たしく、舌打ちで祝福をする。
式は軽井沢で行うといい、また舌打ちが出る。4月14日だという。……うん? 14日? なんか覚えが……。
て昨日チケット販売が始まった「けんこう一番!」の日じゃないか。さっき予約したから覚えてるのか。
しかもその日は渋谷で「落語フェスティバル的な」もある日じゃないか。
……さすがに「その日は落語があるから式には行けない」とは言えないので、すぐさまキャンセルの連絡を入れる。それっきり返事が来てないけど大丈夫かなぁ。

さて毎月のらくご長屋がいつものなかの芸能小劇場が改装中なので、会場と形態を変えて開催される。
今日はチケットは当日でいいかと思っていたのだが、知り合いが新聞か何かでこの会のチケットが当たったということで譲っていただく。ラッキー。

兼好師の一席め、こみち師はいつ会ってもテンションが高く、これは先輩たちに気を使って盛り上げるためにやっているのかと思ったのだが、どうもこれはそうじゃなく、単に自分がやりたいからそうしているのに気づいた、とのこと。「これまで頭いいと思ってたけど、実は頭良くないんですね。でも馬鹿じゃない」。褒めてるんだかけなしてるんだか。
噺は最近割りとよく聴く『饅頭こわい』。
物語の発端となる「蛇に追いかけられた」と訴える松公の、目の動きだけで緊迫感が出る。
兄貴分の「なんか面白い話ねえかい」というのを受けて「鶴はなぜ鶴っていう名前になったのかというと……」と話し出すのだが、「その話さっきも聴いた、あんまり面白くなかった」とバッサリ斬られてしまうのがおかしい。

こみち師は真打昇進後初めて。
いつもハイテンションとのことだが、さすがに午前中は調子が上がらないのか口が回らない。
「いかに自分が兼好師を尊敬しているか」を語るが、口が回っていないので信憑性はいまいち上がらない。
噺に入っても調子は上がらず、珍しく大きめのミスを連発する。
こみち師が初めてという知り合いは「こみちさんてあんな感じ?」とのことだが、いやいやいつもはもっと面白いですから。
私自身はこの噺で一番面白いところは「二番富が当たる」と言い張る男の妄想ぶりだと思うのだが、その話の聞き手を女性にしてしまったことでなんかいまいち笑えなくなってしまったかなあと思う。吉原の花魁を身請けするっていう話を女性相手にするって、ねえ。

二席め、紋付袴姿で『反対俥』。
自分でも「紋付で演る噺じゃねえなあ」と登場人物に言わせていたが、座布団の上でジャンプする仕草がわかりづらくなってもったいなかった。
途中でちらっと出てくるだけなんだけど、女性車夫の粋な姐さんがなんかやたらおかしい。

兼好師の二席め、好楽一門の年始の会について話す。
以前好楽師は西日暮里の急な階段の上にあるマンションに住んでおり、酔っ払うと転びそうになって危なかったという。兼好師が前座の頃は酔った師匠方の付き添いということでその階段を何往復もさせられたのだがちっとも辛くなかった、という。「嫌いな師匠ってやっぱりいるじゃないですか。その師匠のときには『師匠危なーいっ』っていうだけで手を貸さずに転んでるのを見てた」からだとか。「だからまたあのマンションに戻らないかなあと思ってるんですが。……でももう今はやられる側ですからね。じゃんけんとかやりそうですもんね」とじゃんけんさんに飛び火する。
そんなところから『禁酒番屋』に。
一升枡で酒を一気に飲み、その後の一息つくという仕草だけで大きな笑いが取れるというのはさすがだと思う。本来なら別に面白いところなど何もないはずなのに。

この会を主催している会社が賛助会員というかたちで会員を募集するという。
25000円払うと、この会社が主催している会のチケットをどれでも2年間で10回分もらえるという。3000円を超える会でもOKなのでお得とのことだが……。うーん……。さすがに25000円を一気に払うってのはね……。
前も書いたけど、この会社は半年以上も先の会のチケットを、かなり早い段階でまとめて買わせようというのが露骨過ぎてなあ……。ノーショウやドタキャンが怖いというのはよく分かるのだけど、こっちだってそんな先の予定とかわからないしなあ……。
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新春寿寄席 〜春光落語楽〜 [落語]

新春寿寄席 〜春光落語楽〜
於:亀有 かめありリリオホール

立川志の春『初天神』
三笑亭夢丸『宗論』
入船亭扇辰『雪とん』
三遊亭兼好『元犬』
鏡味味千代 太神楽
柳家さん喬『妾馬』

年末にひいた風邪が抜けきれず、新しい薬を飲んだら体質とあまり合わないのか半分くらいうつらうつらした状態。
なので今日はメモ。

志の春さん、親子で蜜のツボに団子を突っ込んでサゲるパターン。

夢丸さん、夢丸さんに限らず最近やけに『宗論』を聴く気がする。

扇辰師、今年もよろしくお願いします。

兼好師、師匠の犬のネタといえばやっぱり『元犬』だよね。

味千代さんはほとんど意識なし。

さん喬師はすごい久しぶり。
意志の力でなんとか落ちるのをこらえる。
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両国寄席 平成三十年初席 一月二日 [落語]

両国寄席 平成三十年初席 一月二日
於:お江戸両国亭

三遊亭兼好『犬の目』
三遊亭道楽『宗論』
ハツネヤン ものまね

ここ2〜3年落語初めとして行っていたにぎわい座の圓楽一門会だったが、今日は横浜駅あたりで当日券が売り切れたことを知る。
……んーまあ正直この会は兼好師しか聴くべき人がいないのに出番が浅くて時間も短いという兼好師の無駄遣いでCPが悪く、正月のご祝儀としか考えてないからどうでもいいっちゃあいいんだけど。というかそろそろ圓楽一門は現実見ようぜ。

上野をウロついたり地元の神社に初詣行ったりして時間を潰し、一度家に帰ってバイクで両国寄席に。
兼好師の出番に合わせた上で、やや時間に余裕を持って入る。
栄楽師が『十徳』を掛けており、この次は道楽師のはず……だったのに「さんげさんげ」が鳴り、兼好師が登場。
あっぶねええええぇぇぇ! どっちの都合かわからんけど何順番変えてんの! いや危なかった危なかった。1日で2回逃すとかちょっとキツいからね。

戌年ってことで兼好師は『犬の目』。
兼太郎さんの昇進祝いの会でも掛けていたが、パブリックビュー状態でまったく仕草などが見えていなかったのでなんか久しぶりな気がする。
おめでたい席で演る噺らしいので、戌年ってこと以外にも意味はあるのかもしれない。

ハツネヤンって名前を初めて見たので、なんだろう? と思っていたら手袋をした初音家左橋師が。
鳥や虫の鳴き声モノマネをやる際の名前らしい。そんな余芸があるとは。
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第4回 三遊亭兼好 噺の会 [落語]

第4回 三遊亭兼好 噺の会
於:浅草 ことぶ季亭

三遊亭じゃんけん『狸札』
三遊亭兼太郎『新聞記事』
三遊亭兼好『権助魚』
松本優子 三味線と唄
三遊亭兼好『三枚起請』

なんか声が出ない。風邪引いたか? でもそれ以外は特に体調も悪くはないんだけど……。
毎年恒例の一年最後の落語会。

まずはじゃんけんさん。
子だぬきがかわいらしい『狸札』。
札に化けた狸と親方とのやり取りがほのぼのしてて好き。

兼太郎さん、マクラの振り方とかがだいぶ慣れてきたのかこなれた感じになってきている。
話しぶりもスムーズだし、自然な感じなのでこちらも自然に笑える。
たった2ヶ月でこれほど進化するとはやるな兼太郎。
でもって噺もまた面白い。
たまにちょこちょこと入る、わかるかわからないかギリギリの下ネタがたまらない。兼太郎さんによるとすべて教わったままだということだが。
いや兼好師の弟子なのに若干下品というキャラもいいんじゃないかな。
スラップスティックな噺はニンにあっていると思う。

兼好師の一席め、某師匠の不倫報道に触れ、「あれは誰が得してるんでしょうねえ」。ねえ。噺家が妾いるなんて別に何も面白くないネタだと思うんだけど。
そんなところから『権助魚』に入っていく。
まあもう安心のネタというか鉄板といっていいんじゃないだろうか。
「お供についていくと『権助煙草買ってこー』って言われるんです。で買って返ってくるともういないんです。あとは煙(けぶ)があるばかり。……忍者みてえな野郎だ」という旦那評と、お供についていって「権助煙草買ってきてくれ」「今日はもう買ってあります」というやり取りが好き。……文字に起こすと面白くないなあ。やっぱりあの兼好師の権助の話しぶりが重要なんだな。

ゲストは芸協のお囃子さんの松本優子さん。
太鼓を兼太郎さんが叩き、笛をじゃんけんさんが吹く。
……じゃんけんさんの笛が上手い。音がまっすぐ出ていてよれていない。
『数え歌』を他の演芸で演奏するときと出囃子として演奏するときの2パターンの弾き比べなど。
寄席囃子がゲストの場合は有名所の出囃子を何人分か弾いておしまい、ということが多いがこういうのは珍しい。

二席め、カラスの賢さをマクラに。
亥のさんがもらった花魁からの起請文をニヤニヤしながら読んでいた棟梁が署名を読んだ瞬間に「……ん?」と真顔になるのがおかしい。
その後に清公でも同じやり取りが出てくるのも面白い。
その清公が、騙されたときの事情を話すうちにだんだん興が乗ってきて芝居口調というか浪曲っぽくなっていく。そこに亥のさんが口三味線で合いの手を入れていってどんどんクサくなっていくのがとにかく笑える。というか清公がうなって亥のさんが口三味線で棟梁が普通の口調でツッコんで、というのをひとりでやりきるというのが改めてすごいなと思う。
男三人に追い詰められた花魁が「ちょっとヤダなーにー? もうなーにー? ……なによ? なんなのよ?」と豹変するのがまたすごい。このグラデーションが見事。
その後の「なんだいその手は! それでアタシをぶとうってのかい!」という花魁の啖呵に気圧されて拳を頭の上に置いて「シャンシャン」とやった清公が情けなくも最高におかしい。

打ち上げにて兼好師や兼太郎さん、じゃんけんさんとも話す。
……が急激に声が出なくなってしまう。……不覚。
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さて今年一年の落語集計。
今年は全部で503席。まあ大体例年通りかな。
今年は十席以上聴いた人が6人しかいなかった。
薄々気付いてはいたけど、今年はだいぶ偏ってんなー。

1.三遊亭兼好:112席(60会)
2.三遊亭遊馬:38席(16会)
3.春風亭一蔵:28席(14会)
4.入船亭小辰:24席(13会)
5.三遊亭天どん:15席(9会)
6.入船亭扇辰:11席(6会)

1/5以上が兼好師ってことか。まあしょうがないよねー。
基本土日しか落語行かないのに兼好師だけは平日も行ったりしてたし。
2位の遊馬師の約3倍か……。今年は遊馬百席も国立の独演会も皆勤賞だったんだけどな。
今年は一之輔師をたった七席しか聴いていないことに地味にショック。まあ後援会の更新もしてないしなあ……。
萬橘師も六席。いや俺サボりすぎだろ。

演目は重複はあまりなく『替り目』が8回。そのうち4回は小辰さんだけど。
あとは『垂乳根』が6回、『井戸の茶碗』『青菜』『手紙無筆』が5回。

来年もいい落語に出会えますように。
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遊馬百席 第104回 [落語]

遊馬百席 第104回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『百川』『小間物屋政談』『八五郎出世』

メリークリスマスっつったって彼女は仕事でいないし今さらひとりでケーキでもなし。
ガスレンジとダクトフードの掃除をしていたら出かける時間になったので慌てて出かける。スチームクリーナー欲しいなあサンタくれないかな。

今年最後の遊馬百席。
今日はいろいろな都合があるそうで、三席ぶっ続けで演るとのこと。

まあどれももう何度も聴いている噺なので今さらあーだこーだという感想でもないのだが、今日はそれぞれそこそこ大きいネタで1時間半みっちりだったのだがあまり長さを感じさせなかった。
というか1時間半正座しっぱなしで大丈夫って噺家の足ってすごいな。
仕草とかなんだかんだで膝立ちになったりするので案外平気なんですよ、とはよく聞くが、今日はそんな膝立ちとかしてなかったような……。

今日は特に『小間物屋政談』がよかった。
大家の開き直りっぷりや逆ギレっぷりが理不尽で楽しい。

あと『八五郎出世』もいい。
遊馬師の下がり眉の穏やかな風貌は、おおらかな殿様の表情がよく似合う。

終演後にお見送りの遊馬師と少し話す。
月曜の末廣亭昼席に私がいたことに気づいていたらしい。兼好師は目が悪いので気づいていなかったようだが、遊馬師は目がいいんだな。
「平日の昼間になんでいるの?」と思ったそうだ。まあそりゃそうだ。
タグ:三遊亭遊馬
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人形町噺し問屋 その七十七 [落語]

人形町噺し問屋 その七十七
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『後生鰻』
三遊亭兼好『鈴ヶ森』
ニックス 漫才
三遊亭兼好『富久』

うーあんまり平日に落語行けるような状況でもないんだけど、先月も来れなかったし、最悪正月に会社出りゃいいか! と早めに上がる。
しかしまー街はすっかり年末の忘年会モードですなあ。はーみんな足の小指か脛を強打すればいいのに。

恒例の挨拶は新幹線の話題をメインに。
亀裂の話や犬が新幹線の構内に入って止まった話など。
若干乗り鉄の気がある私としては新幹線によく乗る旅の仕事が多いってのは羨ましいなあ。そういや最近ローカル線とか乗りに行ってないな。

じゃんけんさん、最近珍しい噺。
こないだちょうど兼好師と「最近はちょっとブラックな噺をするとすぐクレームがきたり、そこまで行かなくてもお客さんが『引く』のがわかる」という話をしていて、その例として上がったのがこの噺だった。
最近ではサゲで赤ん坊じゃなくおかみさんを川に放り込むという型が多いけれども、それじゃ意味がない、なんの抵抗もできない赤ん坊だからこそこの噺は成り立つんだ、ということで、果たしてじゃんけんさんは赤ん坊を放り込んでいた。
兼好師のご挨拶で温まっている客席を一気に冷やしかねない噺をぶっ込む度胸はすごい。でも圓楽一門は割とそういうところ寛容というか自主規制をあまりしない雰囲気があるというか。

兼好師の一席め、マクラでいつも足立区をネタにするので足立区民から文句を言われることがあるが、それは誤解で足立区が好きだからネタにするのだ、とのこと。最近では北千住近辺に大学をたくさん招致して若者が増えたので雰囲気も明るくなったし、お年寄りを狙った引ったくりも減っているという。「ま、その分葛飾区に行ったんですけど」。
そこから泥棒の噺につながる。とにかく新米泥棒のボケっぷりが楽しい。
親分が怒ると敬語になるってのがおかしい。これは噺を兼好師に教えた一之輔師もそうだったかな。
あと兼好師の「怒ってる」という仕草で特徴的なのが、なんでか顎が出て受け口になる。でもこれ俺も実生活でよくやるんだよな……。

二席めは時期らしい噺を。
『芝浜』や『文七元結』もそうだけど、年末の噺ってよくできてるとは思うが噺としてはそんなに面白いものではないと思う。
『富久』もやっぱりそうで、特に面白い場面があるわけでもないし、人によっては久蔵の酒にだらしないところばかりがフィーチャーされてなんとなくやな気分になることも。正直私はそんなに好きな噺じゃない。
兼好師は富くじを大神宮様の神棚に上げてお神酒を飲むという場面を、「もし富くじが当たったら」という妄想で今後の願望を大神宮様に向かって話して盛り上がる、という風にしてここでいろいろと笑いを盛っていた。
それと酒でしくじった幇間が一分という大金を持っているのはおかしいということなのか、富くじを買うシーンで「金は出世払いでいい」ということになっていたけど、これはいらないんじゃないかなあ……。
富くじに当たったけど札は燃えてしまったから、と五百両でいい、百両でいい、五十両、十両……と粘るシーンがあるけれど、いくら金に切羽詰まっていて千両が手に入るか入らないかの瀬戸際になったとしても、そもそもお金払ってない、となったらあんなに見苦しくなるまで粘れないと思う。「だって売ったでしょ? それでアタシが買ったでしょ?」という台詞も「いやアンタ金払ってないよ」と思ってしまう。

(24日追記)
兼好師匠と話す機会があったので聞いてみたところ、やはり「もう首をくくるしかない」というような人間が一分という大金を持っているはずがないということらしい。
また、あの時代は掛けで売り買いするのが基本なのでお金を払っていなくてもおかしなことではない、とのこと。なるほどなあ。

終演後に飲みに行こうとするが、さすがに仕事納めの前の週の週末ということでどこもいっぱい。
運よくやきとん屋の2階の隅に席が取れ、モツ鍋や馬刺しなどでビールと日本酒。
やっぱり酒飲みの噺を聴くと日本酒が飲みたくなる。
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新宿末廣亭 平成二十九年十二月中席 昼の部 12月18日 [落語]

新宿末廣亭 平成二十九年十二月中席 昼の部 12月18日
於:新宿末廣亭

桂小文治『手紙無筆』
三遊亭兼好『高砂や』
宮田陽・昇 漫才
山遊亭金太郎『替わり目』
三遊亭金遊『開帳の雪隠』
宮田章司 売り声
三遊亭遊三『子ほめ』
昔々亭桃之助『生徒の作文』
東京ボーイズ 音曲漫談
三笑亭可龍『宗論』
三遊亭遊吉『粗忽の釘』
ボンボンブラザーズ 曲芸
三遊亭遊馬『抜け雀』

遊馬師が主任の席に兼好師が出る?
この組み合わせが日本で一番好きなのは俺だ! ということは今日の芝居は俺のためと言っても過言ではない(かもしれない)。
というわけで最近ずっと休出していたのでその代休として今日は午後休を取り、仕事帰りに末廣亭へ。
本当は千秋楽の20日も兼好師でそっちも行きたいんだけど、ちょっとそっちは無理そう……。

平日月曜の昼席、さらに言っちゃ悪いが笑点クラスの超有名人が出てるわけでもなし、空いてるだろと思っていたらほぼ満席。
チケットを買ってるときに通りすがりの人が連れに「ここは寄席だよ、平日の昼間に落語入るとかありえない」とか言っててうっせーばーかと思っていたのだが、まったく平日の昼間になんでこれだけ入っているのか。

兼好師はアウェー(?)だろうがなんだろうがいつもと変わらない。
一応圓楽一門(というか兼好師)は客を呼べるんだぞということを末廣亭にアピールするために人生二度めの「待ってました!」の声を掛ける。
まあ来たばかりで全然待っちゃいないんだけど。というか浅い出番の人に「待ってました」とか声掛けていいのかしら。余計なお世話だったりするのだろうか。
噺家に聞いてみたところで本当のことは教えてくれない気がする。
いつものように皇室ネタや結婚式の父親ネタでたっぷりとマクラで爆笑をさらっておいて『高砂や』に入る。
いやあやっぱり面白いですなあ。
大家さんの留守に勝手に入り込んで好き勝手やってる八っつぁんも面白いしそれを容認している大家さんもおかしい。

兼好師に声を掛けといて遊馬師に声を掛けないというのは法としてないので、人生三度目の「待ってました!」を遊馬師に掛ける。
普段私が遊馬師を聴くときは勉強会とか独演会とかなので、他の人と一緒に出ているところを聴くことがあまりない。
なので改めて遊馬師と他の噺家と比べられる機会となった。
いつも遊馬師が他の人と一緒にやっているのを見るのはGWの日本橋亭で、兼好師や一之輔師、三三師という若手エース級に囲まれているところしか見ていない。
でもってそんな人達と一緒だとあまり目立たないが、やっぱり遊馬師上手いわ。
いや上手いのはもちろん知ってるんだけど、他の人と直で比べるとその違いがよく分かる。
声はいいし、なんというかこう語り口調に落ち着きがあって説得力がある。
今日はそんなことを再認識できたのが最大の収穫かな。
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