So-net無料ブログ作成

三遊落語祭 昼の部 [落語]

三遊落語祭 昼の部 平成28年7月31日余一会
於:浅草演芸ホール

三遊亭はち好『牛ほめ』
三遊亭わん丈『國隠し』
三遊亭ふう丈『新作(ボケ防止5箇条)』
三遊亭兼好『高砂や』

圓楽一門と円丈一門が集まった落語祭。
なのはいいんだけど、まあぶっちゃけ玉石混交感がすごい。

昼の部と夜の部があるのだが、なんで兼好師をトップバッターにするかなあ。
昼の部には白鳥師や円楽師以外の四天王、円丈師も出演するが、終わりにまとめて。最初と最後に人気者をまとめて……という思惑なんだろうけどさあ……。
ちなみに夜の部には天どん師と萬橘師も出るんだけど、今日は昼夜入替なので粘るわけにもいかない。
なので思い切って兼好師を聴いて出てくる。ちょっと高かったとは思うが、白鳥師や円丈師に至るまでが苦痛になってしまう可能性が非常に高いし、白鳥師や円丈師にしても正直そこまでして聴きたい、ってほどのファンでもないし……。
このチケットは先日の兼好師匠の独演会のときに買ったのだが、それを見ていた知り合いに「買わないの?」と聞いたところ、「だってわん丈兼好しか聴く人いないんだもの」とそれはそれはストレートなお答え。あーあ言っちゃった。

前座のはち好さんは好楽師の八番目のお弟子さん。で見事なスキンヘッド。
「入門5か月め、噺はフレッシュ頭はフラーーーーーーッシュ」。前座のうちにキャラ作っちゃうと後で大変そうだなあと余計なお世話なことを考える。

わん丈さん、出身である滋賀県は京都と名古屋の大都市圏に挟まれた特殊な地域であると言って噺に入る。
「実家が京都の東の方」といいながら実際は滋賀県の西という夫と、「実家が東京」といいながら実際は埼玉県の志木という妻のどちらの実家に夏休みに遊びに行くかを息子にプレゼンするというもの。
私も越谷という微妙に東京に近い埼玉出身なので、この噺のふたりの気持ちはよくわかる。
こういう人の微妙なところを突く噺を作れるってすごいな。ホントに二ツ目になったばかり!?

兼好師、前のふたりが若手らしく声を張るのに対して、大きな声ではなくとも明るく軽やかに話し始めて場を落ち着かせる。
やはりこういうところは上手いなあと思う。
あまり「とーふぃー」を引っ張らず、寄席サイズで綺麗にまとめた印象。
メリハリをつけて要所要所で爆笑をとっており、さすがの一席。

雨が急に降ったり晴れたりの変な天気の中をバイクで帰って選挙に行く。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第二十二回 鶴川落語会 らくご@鶴川 〜柳と三遊・暑気払い三人会〜 [落語]

第二十二回 鶴川落語会 らくご@鶴川 〜柳と三遊・暑気払い三人会〜
於:鶴川 和光大学ポプリホール鶴川

三遊亭けん玉『子ほめ』
三遊亭遊雀『堪忍袋』
三遊亭兼好『たがや』
三遊亭遊雀『電話の遊び』
柳家小満ん『鰻の幇間』

先々月の白酒一之輔の会に今日のチケットを買っていた。バイクで来ると約2時間ほどで、ツーリングにはちょうどいい。また焼けそうだなあ。

けん玉さんの『子ほめ』は初めて。
確か兼好師から教わった噺のはずなので、兼好師の形なのだろうか。兼好師も前座の頃はよく掛けていて、「『子ほめ』と『転失気』で娘を育てた」とよく言っているのだが、さすがに最近ではほとんど演ることはなく、私も聴いたことがない。一回聴いてみたいのだけれど。
そういえば私が入院して行けなくなったため泣く泣くチケットを譲った会にて『子ほめ』を掛けたらしい。なんてこった。
なんか最近はけん玉さんから余裕すら感じるように。

プログラムによれば次は兼好師。
けど出囃子は「さんげさんげ」じゃないな? と思っていたら遊雀師が登場する。
遊雀師によれば「兼好さんは小田原まで行ってしまったらしく、今引き返しています」とのこと。
そんなことあるんだ。
「今日は三人会ということで、楽屋についたら主催者から『ひとり20〜30分の長講をお願いします』といわれたんだけど、今日やろうと準備してきた噺が12分なの。で、相談したら『ギャラ半分しか払いませんよ』っていわれちゃって。そしたらけん玉さんが『二席演ればいいんじゃないですか』って割って入ってきたんで、そりゃいいなって」。
おおー。実はちょーっと「三人会だとひとり一席ずつであんまりお得じゃないんだよなあ。二人会でひとり二席ずつのほうがいいのに……」とは思っていたんだよね。これは嬉しい。
と思っていたら『堪忍袋』。おうふ。大好きなのにあまり聞きにこれない噺家のひとりである遊雀師なのだが、『堪忍袋』3回連続ですぜ。こんなことあるのかねえ。
が、最後まではやらずに梅干しをめぐる夫婦喧嘩のシーンで「兼好さんが到着したようです」と終わらせる。大胆。まあ確かにそこまでで笑いどころの7〜8割は含まれている気がするが。
それにしても何度聴いても思わず笑ってしまうというのはすごいことだと思う。

さて兼好師、「鶴川というところは不思議な駅ですね。町田よりも手前にあるのに、印象としては(町田よりもさらに先の)相模大野より向こうにある駅だと思ってしまう。なので相模大野を過ぎてもいつまでも着かないなあと思ってました」と話す。
「けど、私本当は間に合ってたんですよ! あの白髪のおじさんが高座に上る前には会場にいたので、上がろうと思えば出番通りに上がれたんです。浴衣ですけど。情報というものは操作されるものでお気をつけください」とバラす。やっぱりそりゃいくらなんでも小田原までは行かないよねー。まあ私は学生時代小田急沿線に住んでてよく寝過ごして小田原まで行ったけれども。
今日は隅田川の花火だそうで、花火や芝居、噺家への掛け声についてのお決まりのマクラを振りながら『たがや』に入る。
なんだかんだで毎年1回は兼好師の『たがや』を聴いている気がする。都内では一度かけたら1か月は同じ噺はしないと決めているそうだから、このような季節が限られる噺はシーズンでせいぜい2〜3回しかかけられないことになる。まあ神奈川や千葉埼玉に行けば演る可能性はあるけど、それでもそんなに多くはないだろう。その噺に毎年当たってるんだからなかなかの遭遇率ではないだろうか。
たがやの軽妙な啖呵と、野次馬たちの無責任な会話が楽しい。

仲入りを挟んで遊雀師の二席め。
「これがやりたかった噺」という『電話の遊び』は数年前に一度聴いたきり。
電話が普及し始めた頃に、どうしても芸者遊びをしたい大旦那が芸者の唄を電話越しに楽しむというものだが、これはお囃子さんがライブの会でなければできない噺だなあ。
たびたび電話の混線により唄が途切れたりまたつながったりするし、またふたり一緒に唄ったりするし、よっぽど打ち合わせをしっかりしているか、お囃子さんと息が合っていないとできないだろう。
そんな大したストーリーでもない、くだらないといえば大いにくだらない噺だが、遊雀師の「くだらない噺」の破壊力たるや。
恍惚となる大旦那の表情がとにかくおかしすぎる。

小満ん師、さほどマクラも振らずに噺に入っていく。そういえば今日は土用の丑の日だなあ。
冒頭で羊羹を手土産に得意先周りをするという形は多分初めてかな。それが本格的なのだそうだが。
派手さを抑えたというか、ギャグをふんだんに取り入れたというものではなく、さらーっと流している印象。江戸前のさっぱりした感じ?

帰り、途中でけっこうな田舎道を通るのだが、なんでこうも夏の昼間から夕方のこの時間はこの風景に合うのかなあ。おそらく子どもの頃のノスタルジーなのだろうけど。カメラ持ってくればよかった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

けんこう一番!第三回三遊亭兼好独演会 [落語]

けんこう一番!第三回三遊亭兼好独演会
於:国立演芸場

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭けん玉『だくだく』
三遊亭兼好『七段目』
田ノ岡三郎 アコーディオン
三遊亭兼好『質屋蔵』

最近歩きスマホしている人を見ると全員ポケモンをやっているように見える。
私は微妙に世代ではないのでポケモンやったことないのだが、近い年代の人たちも結構やってるなあ。
ガラケーの兼好師もシステムとしては面白そうだけど、としながらもやはりポケモンにはピンときていないようだ。
話題はいくつか変わり、イギリスのEU離脱や都知事選などなど。
イギリスのEU離脱は落語協会から離脱する圓楽一門のようで他人事のような気がしないというのがおかしい。「イギリス国民早まるな、寄席に出られなくなるぞ!」とのこと。
相変わらず落語の前のご挨拶だけで一席分聴いたくらいの満足感。

けん玉さん、やや巻き気味。
最後の掛け合いのように戯れるふたりの様子が楽しい。

兼好師の一席め、一之輔師の時にも思ったのだが、これだけの芸達者にかかれば芝居の素養があろうがなかろうが、とにかく「芝居の真似事なんどな」というだけで面白くなる。
このお店は番頭や定吉のみならず、おさんどんが三味線できたり飯炊きの権助が義太夫ができたりと全員が芝居好きで、知らぬは旦那ばかりなりというシチュエーションが面白い。
芝居にどっぷりと浸っていた定吉が、刀を抜こうとする若旦那を見て我に帰るところもおかしい。

アコーディオンの田ノ岡さん、派手な水玉の着物に気球柄の袴といういでたち。多分普段はそんな格好ではないのだろうが……。
JRの「そうだ、京都行こう」の『My Favorite Things』や、『80日間世界一周』ならぬオリジナル曲『80分島内一周』、『上を向いて歩こう』など。

兼好師の二席めの『質屋蔵』はもともと上方の噺だそうで、まったく聴くのは初めて。それにしても前回も『能狂言』を掛けていたし、この会は珍しいネタが掛かる。このために新たに仕込んだのだろうか? だとしたらなんと贅沢な会だろうか。
化け物を恐れるあまり質草に入れられた帯の背景を長々とでっち上げる番頭も面白いし、聞かれてもいないのに酒や沢庵をちょろまかしたことを自分からペラペラと白状する熊さんもおかしい。その熊さんを呼びに行く定吉もいい味を出している。
というか登場人物すべてが魅力的で、ちょっと出てくる女中までが活き活きと描かれており本当に楽しい。
兼好師の実力を余すところなく味わえる会だと思う。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

清瀬けやき亭 落語応援会(第55回) そうだじゅげむきこう。 [落語]

清瀬けやき亭 落語応援会(第55回) そうだじゅげむきこう。
於:清瀬 清瀬けやきホール

春風亭一蔵『寝床』
柳亭市弥『お見立て』
柳亭市弥『紙入れ』
春風亭一蔵『阿武松』

今日は足立区の花火大会がある。
私の家から数百メートルのところでやっているのだが……裏のマンションのせいでまったく見えない。ちなみに家からはスカイツリーもちょうど障害物があって見えない。ファッキン。
で、朝からお知らせなのかリハーサルなのか、運動会の朝に鳴るような号砲花火が上がっている。
ビビりのミルクが驚くかと思いきや、案外平気な顔をしている。反対にこういうのに平気そうなシュガーの方が驚いた顔をしていて、ちょっと意外。
しかし毎年なぜか花火の日は予定が入っており、北千住に住んで6年めなのだが実は一度しか見ていない。もったいないけど自分ちからは見えないし、人混みは嫌だしなあ。今日もこの後一度家に帰って夜にまた出かける。

さて一蔵さんの一席め、もはや最近の鉄板ネタか。
なんとなーく今日来るときに「『寝床』かなー」と思っていたら本当に的中した。いやまあただそれだけなんだけど。年に何度かそういうことがある。
もちろん面白いし、ウケてもいるんだけど、今日はちょっと間が詰まっているような……。そのせいで何度か笑いどころで笑うタイミングを失った気がする。ちょっともったいない。

市弥さん、マクラで師匠と地方の仕事へ行くときの話を。
市馬師の素の行動や性格などは知らないのでとても興味があるのだが、なんだかどうにも盛り上がらない。んーこれどういうオチに持って行くんだ? と思っていたら「なんか……つまんないですか? お客さんたち興味なさそうなのでこの話やめて落語に入りますね」とまさかのマクラ放棄。ええーここまでやっておいて?10分はやってたのに全部無駄? ……ううーん。確かにぶっちゃけ全然面白くなかったけど、そりゃないんじゃない? 最近噺家の本分以外で注目を浴びて忸怩たる気持ちを持っているようだが、それならなおさら本業を頑張んないと。
特に同期が一蔵小辰と強力なだけに目立つよなあ……。

一蔵さんの二席め、やっぱりこういう噺は一蔵さんのニンに合っていると思う。安定感のある一席。

帰り、やっぱり家の近くは人人人ですごい混雑。
駅に着いても、改札までたどり着くのも一苦労。
お前ら普段は北千住のことを小馬鹿にしてるくせに花火にはくるのかこのヤロ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

江戸川ボートレースに行ってみた [散策]

今日は特に予定がない。
高校野球の東東京大会でも見に行こうかと午後に江戸川球場まで行ってみるも、すでに本日最後の3試合目が始まろうとしている。
うーん、縁もゆかりもない高校の試合に入場料800円かあー、せめてもう1試合くらい見られればなーとセコい損得勘定が働いてやめにする。もっと早く思いついてればなあ。

で、途中にあった江戸川ボートレースに行ってみることにする。
一蔵さんがあまりにもマクラでボートレースの話をするのでちょっと興味あったんだよね。写真の被写体としても楽しそうだし。
それにしてもバイクを買ったのも一蔵さんが原付で徳島まで行ったという話を聞いたからだし、一蔵さんに影響受けすぎだろ俺。

ギャンブルにはまったく興味がないので、競馬や競輪にも行ったことがなく、人生初公営ギャンブル場。
入場料を払うはず……と思ったら、改札みたいなものにカバーが掛けられており、そのまま入れた。
どうやら10レース以降は無料で入れるらしい。
中に入ると結構小さな子供連れの親子がたくさんいる。もちろんイメージ通りのおっちゃんたちも佃煮にするほどいる。

とりあえずレース場へ行くと、第10レースが始まるところだったのでわけもわからず写真を撮る。
すごいスピードで迫力がある。
レース前にはスタート展示というものがあり、それも撮る。
すべてNikon Dfにて。

20160718_01.JPG
20160718_02.JPG
20160718_03.JPG
20160718_04.JPG
20160718_05.JPG
20160718_06.JPG

2レース分はただ見るだけだったが、最後の第12レースはわからないながらもちょっと買ってみる。
出走表を見たところでわけがわからないので、展示での時間をもとに買う舟を決める。あと一蔵さんが「競艇はとにかく1番枠が強い」と言っていたので1番から。
よくわからないながらもマークシートも記入し、自動券売機で舟券を買う。マークシートよりも金を先に入れるのね。
20160718_07.JPG
人生発舟券。根がケチなので、笑ってギャンブルに突っ込めるのはこれくらいが限界。

でスタート。
20160718_08.JPG

まあこれだけわからないのに当たるはずもなく。でもいわゆる三連単で1位と2位は当たっていた。
とはいえやっぱりギャンブルは性に合わないなー。
20160718_09.JPG


なぜか水木しげるの「東海道五十三次」ならぬ「妖怪道五十三次」なるものがフェンスにあった。
20160718_10.JPG

萬橘師匠!?
20160718_11.JPG

兼好∞ シーズンII(第4回) 月光 [落語]

兼好∞ シーズンII(第4回) 月光
於:巣鴨 スタジオフォー

三遊亭けん玉『夕立や』
三遊亭じゃんけん『真田小僧』
三遊亭兼好『近日息子』
一龍斎貞鏡 ピアノ講談『月光の曲』
一龍斎貞鏡『山内一豊 出世の馬揃え』
三遊亭兼好『千両みかん』

毎回満席になる人気の会で、今日ももちろんいっぱいの人が入っている。

けん玉さん、「私の次にじゃんけんが出ます」と短めの噺を。昨日は逆だったので、出番を譲ったか。
この『夕立や』、台詞回しなどの噺自体は兼好師のものとまったく同じだが、話し方などは割と違っている。昨日も思ったのだが、兼好師の完コピではなく、けん玉さんらしさみたいなものができてきてるのかも。

じゃんけんさん、「兄さんの後に上がるのは新鮮で気分がいい」。
『真田小僧』は兼好師でも何度も聴いているが、ぜんぜん違う形。後で聞いたところによると、鳳楽師に教わった形だそうだ。……あーそーなんだ。あー。……正直兼好師の方が面白いと思うよー……。
それにしてもなんだろ、この妙にこなれた感というか落ち着いた感というか。全然褒めてないけどなんかこう落研っぽい感じ。

兼好師の一席め、貞鏡さんについて話し、「ああいうのは血筋もあるんですかねえ……なんで落語家ではそういうことが起こらないんでしょう」といわゆる二世を挙げていき、「ね?」と黒い笑み。志ん朝師や家元、五代目圓楽師にも息子はいて、「この人が落語やったらどうなるんだろう」と思わせる人ほど落語家にはならない、と話す。
そんなところからお気楽な二代目の噺に入っていく。
与太郎の頭がいいんだか悪いんだかわからない気の回しっぷりが楽しい。
父親と医者や坊主との会話も面白いが、やはりなんといっても長屋の連中が小競り合いをしつつワイワイガヤガヤやっているのがおかしい。この江戸っ子の軽さがいいんだよなあ。

貞鏡さんの一席め、ピアノの前に座って講談をやりながら場面によってピアノを弾くというなんとも新しいスタイル。
あらすじは若きベートーベンが『月光』を作曲するまでのエピソード譚とでもいおうか。
登場人物として「ハンス」という男がいるのだが、その人に向かって「はっつぁん」といったり、「家のドアをガラッと得けると六畳一間」とか、ところどころ古典落語が混ざっているのが楽しい。
ピアノを弾いているところを至近距離から見られ、「初高座以来の緊張で指が震えた」そうだ。

二席めは釈台に張り扇という本来のスタイルに戻り、修羅場読みも息をつかせずスラスラと語る。

兼好師の二席め、お調子者で粗忽者の番頭のキャラクターがとにかくおかしい。
大旦那に若旦那の相談を受けただけで葬儀の手配について語り始め、さっきの『近日息子』に似てるなーと思っていたら、「何の話をしてるんだ」「気回り先回り」「その噺はさっき終わったんだ」と案の定ツッコミが入る。
番頭の「みずみずしくて……、ハリがあって……」という報告を途中まで聞いただけで「みかんか!」と見破られるのもおかしい。

終演後はいつものように同じ会場で打ち上げ。
いつもなら打ち上げで第2ステージがあるので今日は一眼を持って行ったのだが、貞鏡さんが次の仕事があるということで打ち上げには参加されず。
勉強に来ていた音助さんを交えて打ち上げが行われ、いつものように二次会へ行って泥酔。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第九十一回 しんうら寄席 [落語]

第九十一回 しんうら寄席
於:浦安市民プラザWave101 小ホール

入船亭辰のこ『狸札』
入船亭扇辰『団子坂奇談』
入船亭扇辰『薮入り』

中野から途中ディズニーリゾートを横目で見ながら新浦安まで移動する。
ディズニーランドなんて大学卒業の年以来だから20年近く行ってないなあ。
絶叫マシーン好きとしてはビッグサンダーマウンテンとかスペースマウンテンでも物足りないんだよなあ……。

今日はチケットが予約で完売御礼とのこと。私が予約したときは残り3枚。危なかった。

辰のこさん、入船亭は柳家の系統なので、前座のときにたくさん食べさせられて太ってしまったが動物を演じるにはちょうどいいと『狸札』に。
だいぶ余裕が出てきてる感じ。

扇辰師の一席め、『団子坂奇談』は先日小辰さんで聴いたばかり。
なるほどやっぱり小辰さんは扇辰師そのまんまなんだなあ。
先日この噺を鈴本でかけたところ、サゲを言った途端に最前列のご婦人ふたりから「くっだらなーい……」と言われてしまい、結構なダメージをくらって引きずっているそうだ。「くだらねえよ落語なんだから!」。でもまあ確かにそれまでの雰囲気とサゲとの落差が大きすぎて、そう言いたい気持ちはわかる。
しかしやはり扇辰師の若旦那的なキャラは端正だなあ。

二席め、日付としてはちょうど今日の『薮入り』。
なんとなく今まで冬の噺の印象があったが、そういや夏だっていいわけだ。
父親のソワソワした様子とか、それに付き合う母親の様子とか、とにかく細かい心情の機微が表われており扇辰師の巧さが引き立つ一席だった。

終演後、フードコートで開演前から気になっていた枝豆おはぎを食べてしまう。美味しい。のはいいけど最近食い過ぎで体重が戻り気味。節制せねば。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

なかの 汗だくらくご長屋 兼好連続独演会第一回 [落語]

なかの 汗だくらくご長屋 兼好連続独演会第一回
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『元犬』
三遊亭けん玉『強情灸』
三遊亭兼好『蛇含草』
三遊亭兼好『青菜』

朝10時からの早い会。
いつもなかの芸能小劇場には30分強で着いているのでそのつもりで家を出たら、朝の環七って混んでんのね。かなりギリギリに到着。

じゃんけんさん、プログラムには名前がなかったが特別(?)出演。持ち時間がないらしく、挨拶も自己紹介もなく噺に入る。
さらにシロが人間になった後、上総屋にも行かずに裸のままご隠居の家に行くという力業を駆使して時間を稼ぐ。
仲入りの時に聞いたら持ち時間が5分だったという。そこで小噺に逃げずにちゃんと一席演りきったのはえらい。まあかなりの早巻きでほぼダイジェスト版のような噺だったが、これはこれで面白かった。
それにしても「ん?」とか「は、はい?」とか細かいところが兼好師を感じる。けん玉さんも似てたもんなー。

続いてけん玉さん、「まさか自己紹介もしないとは……」とじゃんけんさんを紹介する。
やっぱり比べてみるとけん玉さんはだいぶ余裕がある感じ。噺もこなれてきているように思う。

兼好師の一席め、噺家は朝に弱いと思われがちだが、自分はいつも6時半に起きるので特に問題はないという。ただ、いつも起きてラジオ体操をして朝食を食べて新聞を読んだりしているうちに眠くなってくるのが10時だそうだ。「今日は寝ながら演ります」。
『蛇含草』ってそういえば夏の噺か。
相変わらず手の中に餅が見えるよう。餅の曲食いの場面では何度も中手が入る。餅を伸ばす仕草といい食べる仕草といい、上手いなあ。

二席め、兼好師がクーラーが嫌いなので寝る時にはつけないのだが、おかみさんは暑いらしく、ゴザを持って家の中の涼しい場所を探して移動しながら寝ているらしい。「家の中に夜鷹がいるようだ」などと悪いことをいう。
「昔は夏を涼しく過ごすための工夫をしていた」と噺に入る。『青菜』は今年2回め。
この植木屋のおかみさんが強烈で楽しいのだが、そのおかみさんが「(隠し言葉を披露したら)周りから見直されるぞ」と言われただけでコロッとその案に乗っかるのがおかしい。

会が終わってもまだ午前中。一日が長く使えて、朝早い落語会もいいかも。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

両国寄席 平成二十八年七月十二日 [落語]

両国寄席 平成二十八年七月十二日
於:お江戸両国亭

三遊亭喜八楽『代書屋』
ニックス 漫才
三遊亭兼好『へっつい幽霊』

仕事をあがって両国へ。
いつもは平日はどうせ行けないからとスケジューラーには落語の予定を入力していないのだが、たまたま今日だけは入れていた。ナイス俺。
両国亭に着くとちょうど仲入り直前で、仲入り後の値段で入れてもらう。もちろん中に入るのは仲入りからだが。

ここ最近なんだかよく『代書屋』を聴く気がする。男の話の通じなさと代書屋の学習しなさで途中でお腹いっぱいになるので年に一回聴けば充分な噺なのだが、こればかりは巡り合わせだからなあ。

兼好師、こう暑いとイライラして喧嘩や殺人などの事件が増えるという。
逆に暑い時は自殺は少ないらしく、「ああ暑いなあー、よし死のう!」とはならないからではないか、とのこと。
ただし、誕生日前後で自殺する人が多いらしく、誕生日というメモリアルでこれまでの人生を振り返ったりこれからの人生を考えて嫌になってしまうのではないか、とのこと。えーと俺昨日誕生日だったんだけど……と思っていたら兼好師のおかみさんもそうらしい。そういえばなんかの機会にそんな話したなあ。兼好師とちょうど半年違うのか。……いやだから何だといわれればそれまでなんだけど。
兼好師の『へっつい幽霊』は初めて。
いやー面白かったー。
兼好師の演じるキャラクターでは田舎者が一番だと思っているのだが、この噺に出てくる能天気な若旦那の魅力的なことといったら。軽薄で明るくてそれでいて計算高くて臆病でと色々な性格を併せ持っているのにそれらがすべて自然に溶け込んでいる。
また、へっついを引き取る熊さんの鉄火で鯔背な感じもまたいい。
冒頭で「へっついに幽霊が憑いている」と泣きつく上方の男もキャラが立っているし、幽霊のぐずぐずっぷりも楽しい。
要は出てくる人物出てくる人物がすべて活き活きとしていて、噺をドンと盛り上げる。
いやあいいもの聴いた。とりあえず今のところ今年のベスト3に入る高座だったかも。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第四十二回 一蔵ひとりの会 [落語]

第四十二回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『短命』『岸柳島』『大山詣り』

稲村ヶ崎かららくごカフェへ。
2時間ちょっとで到着する。
今日はなんだか長い乗っているという感じがしない。まあルートの半分くらいは知ってる道を通ってるからというのもあるかもしれない。
いつもなら必ずどっかで道に迷ったり間違えたりするのだが、今日はほとんどなし。基本国道1号を行けばいいだけだし。

らくごカフェにはいい塩梅に開演20分前くらいに着く。

一席め、マクラで「こないだ行った、芸歴10年で最悪の仕事」について語る。
よっぽど腹に据えかねていたのか、ものすごい声の張り方。まあ実際一蔵さんの話す通りであれば、そりゃひどいわ。
打ち上げで世話人に「来年は落語家呼ばない方がいいですよ」と言った一蔵さんも一蔵さんだが、「呼びません」と答えた世話人も世話人だなあ。
さて噺はすでに何度も聞いているのだが、なんだろう、多分わざとだとは思うのだがものすごくわざとらしいというか、大げさというか、クサいというか……。
んー知り合いで落語をやる有名声優がいるのだが、なんかその人が演ってる落語っぽいというか。なんかアニメにも通ずるわざとらしさというか。
一蔵さんのキャラに合っているとは思うが、やややり過ぎの感は否めない。ただ、子どもとか、落語を初めて聴くという人にはすごくウケると思う。

二席め、袴をつけて『岸柳島』に。
傍若無人な若侍も似合っているが、やっぱり無責任にぱーぱー言っている町民たちの姿がおかしい。
若侍に声をかける屑屋は、大抵の場合腰が低いかおずおずという感じが強いのだが、結構図々しい感じでグイグイくるのは初めて聴く。

三席め、先月はあまり忙しくなく、4連休が2回あったので久しぶりに一人旅に出てみたとのこと。
母親から車を借り、向かったところは蒲郡の競艇場。
贔屓の選手が出場しているらしく、開会式に花束も送ったとか。贔屓の選手には数十万単位で稼がせてもらったものの、4日間競艇場に通い続けるための軍資金を作るために鉄板レースに有り金を突っ込んだところ……といういかにも勝負師らしいエピソードを語る。
噺に入って熊はかなりの乱暴者。兼好師のようにかわいげがあるところもなく、結構な悪人。この形誰か他でも聴いたことがあったような……一之輔師だったかな。
それにしてもこのキャラもまた一蔵さんに合ってるんだよなあ。
そういや今日は熊と同じルートで東京まで戻ってきたんだっけ。なんとなくタイムリー感。
タグ:春風亭一蔵
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能