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第3回 三遊亭兼好 噺の会 [落語]

第3回 三遊亭兼好 噺の会
於:浅草 ことぶ季亭

三遊亭じゃんけん『強情灸』
三遊亭けん玉『浮世床(将棋、隠し芸)』
三遊亭兼好『犬の目』
林家あずみ 三味線漫談
三遊亭兼好『寝床』

昨日は会社の忘年会。いつもよりもちょっとばかり飲みすぎ、気づいたら朝までコース。
午前中に宅配便の再配達を頼んでいたのに受け取れず。ゴメンね宅配業者の人! 荷物叩きつけないで! あれすごく近所だったから! ヘタするとホントうちもあのアンちゃんだったかもしれない。
で、実は再配達を2件頼んでいて、2個めは受け取れた。話題の佐○急便だったのだが、午前中指定だったのが12時半くらいになって、ものすごく謝られる。いや別にそんなに謝らなくたっていいよってくらい謝られる。多分いろいろいわれてるんだろうなあ。気の毒に。

やや酔いが残る体で会場へ向かう。打ち上げがあるので電車。
まずは前座ひとりめのじゃんけんさん。
聴いていても器用だなと思うし、特に不満に思うところもないんだけど、なんとなく笑えない。
じゃんけんさんに限ったことじゃないけど、アレなんなんだろうなあ。やっぱり間とかなのかな。
あまりに素直すぎて、タメたりとかがないかととかなのか。

続いてはけん玉さん。マクラも長めに振る。
いろいろな客がいるという話で、いままで褒めたことがない客に前回の兼好師の噺し問屋での出来を褒められたという。「そんなに面白かったですか?」と聞くと「いやつまんなかったけど一回も噛まなかった」。そういやそうだったかな。
「あのね、私が1回噛んだら人がひとり死ぬってなら頑張りますよ。今日なんか一回でこの客席の人数全滅ですよ。でもそうじゃないんだからいいじゃないですか」。気にしてはいるんだ。今日はマクラのときも噺の中でも盛大に噛んでいらっしゃいました。
噺は完全に兼好師の形。時折ふっと兼好テイストっぽいものを感じる。

兼好師の一席め、なぜかわからないが左目が真っ赤に充血している。理由は思い当たらないのだが、年齢によるものだそうで、ちょっと力んだりくしゃみとかをしたりするだけで毛細血管が破けて目が真っ赤になることがあるのだそうだ。
痛いとか痒いとかはまるでないのだが、とりあえず医者には行ったほうがいいだろうと眼科を探すも、さすがに年末でどこも開いていないという。ようやく年中無休で「今日は午前中のみやってます」としている医者をネットで見つけ、実際に行ってみたところ手書きで「本日休みます」とあったそうだ。その紙はカレンダーの裏紙を使って丁寧に作られており、「そんなことをしている暇があったらちょちょっと『今日はお休みです』と更新しろ!」とご立腹。そりゃそうでしょうなあ。
で、そのまま目の噺である『犬の目』に入る。途中で「この噺すごくいいなあ、半分目をつぶっていられるし。正月はこれで通そう」とつぶやく。
目医者のシャボン先生が、目ジョークを思いつくたびに「あっ」という感じで大げさにメモを取り、ドヤ顔で発表するのがおかしい。

あずみさん、一昨年聴いたときよりも格段に三味線がうまくなっている。
一昨年はまだ寄席にも出ていなかったとのこと。やはり場数を踏むってのは大切なんだな。
『猫じゃ猫じゃ』や『ぎっちょんちょん』、『おてもやん』など。お清にしゃもじのありかを聞くだけの唄『お清しゃもじ』が面白い。
その他にも「こんな師匠は嫌だ」の漫談も。

兼好師の二席め、佐川急便の荷物叩きつけ事件について触れる。あれが撮影されたマンションは兼好師のお宅のすぐ近所で、私もたまに通る道。「ストレスが溜まっていたんでしょうが、人に迷惑をかけちゃいけない」と人に迷惑をかけまくる噺の『寝床』。
久しぶりだけどホント面白い。
重蔵が長屋やお店の人たちの断りようを細かく再現するところは臨場感たっぷり。
機嫌を損ねた旦那が重蔵から説得されているときに思わず頬を緩める具合などは、ものすごくいいタイミングで「んふっ」という感じで笑うのでかなりリアルというか。

……そんな超面白い噺を聞いているというのに私の体に異変が。
なんか気持ち悪い。あーコレは二日酔いがぶり返してきてるヤツですなあ。
というかこれまではまだ酔っ払ってる状態だったのが、夕方になってようやく二日酔いになったのか。
打ち上げ終了間際までそんな具合。二次会でようやく復活してまた飲む。せっかくの兼好師との打ち上げだからね!

さてここ数年この会が落語納めとなっている。
今年聴いたのは495席。500席いかなかったか。まあ4月とか入院してたからなあ。
色物さんが59席だから、落語は436席。

十席以上聴いた噺家は次の通り。
1.三遊亭兼好:72席(35会)
2.春風亭一蔵:35席(17会)
3.三遊亭遊馬:28席(13会)
4.入船亭小辰:22席(14会)
5.三遊亭萬橘:17席(12会)
6.三遊亭天どん:15席(11会)
7.入船亭扇辰:13席(8会)
8.春風亭一之輔:12席(8会)
9.桂宮治:12席(6会)

約1/6が兼好師ってことか。今年は特に兼好師多い。頑張って平日に噺し問屋行ったしな。
多少の順位の変動はあれど、メンツとしては毎年変わらず。
偏ってるなーとは思うが、もうこれ以上贔屓を増やす余裕がない。
回数だけでいえばけん玉さんを23席聴いてるんだけど、まあお目当てってわけではないのでノーカンで。というか小辰さんより聴いてたのか。ちなみにじゃんけんさんは次点の9席。

ネタの回数としては以下。
9回:『真田小僧』
7回:『寝床』
6回:『黄金の大黒』『元犬』
5回:『井戸の茶碗』、『金明竹』、『権助魚』、『子ほめ』、『青菜』、『天災』、『不動坊』、『浮世床』、『片棒』、『薮入り』

やっぱり印象として「多いな」と思っていた『真田小僧』がトップ。まあ前座から真打まで演るからなあ。
また来年もいい落語に出会えますように。
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人形町噺し問屋 その六十八 [落語]

人形町噺し問屋 その六十八
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭けん玉『八九升』
三遊亭兼好『替わり目』
端田晶 ビール偉人伝 東洋のビール王・馬越恭平
三遊亭兼好『不動坊』

今年最後の噺し問屋。うまいこと会社を早く上がれる。
当日券で2階席を覚悟するも、ちょうどキャンセルが入ったらしく会場のど真ん中のいい席に入ることができた。

まずは恒例のご挨拶で一年を振り返る。
トランプ氏が当選したときに台湾の総統がトランプ氏に電話をして中国共産党と揉めたという話題では、「やっぱり頭越しに電話しちゃダメですよ。ウチも母親が私を飛び越して好楽師匠に電話しちゃって……」とオモシロエピソードを語る。
またASKAの話題にも触れ、「あれもどうなんですかねえ……不起訴にはなったけど、限りなく黒に近いグレーでしょう? ああいう人たちは黙ってても印税で何億と入ってくるからまた繰り返すのであって、薬で捕まった人は印税をストップすればいいんじゃないですか? そうすれば安易に薬に手を出さないし、売る方だってお金がない人には売らないでしょう」と持論を披露する。なるほど。

けん玉さん、持ち時間が5分とのことで短めのネタを。
確か圓楽一門では入門して初めて習う噺ではなかったか。
だからなのか、最近のけん玉さんでは久しぶりに兼好師っぽい感じ。

兼好師の一席め、今日のゲストはヱビスビール記念館の館長だから、とマクラも酒の話。
新幹線での移動のときはいつも缶ビールを買っているが、缶ビールもコップに注いで飲むのが美味しいとのことなのでいつも紙コップも一緒に買っていたのそうだ。そのうちそれが面倒になったので、じゃがりこを買って中身をあけ、その器にビールを注いで飲んでいたという。つまみにはなるし、ビールにちょっと塩味がついてとてもいいという。以前はビールを注いで時間が経つとビールが漏れてきていたのだが、最近は漏れなくなったという。おそらくカルビーの人がじゃがりこの器でビールを飲み、漏れて困っている兼好師を新幹線で見ていたのではないかと推理を披露する。その推理が正しいか検証するために、今はチップスターの器でビールを飲んでいるらしい。「チップスターの器が漏らなくなったら私のおかげです」。じゃがりこは今度やってみよう。
噺も酒にちなんだものということで酔っ払いのネタ。
俥屋との絡みを一切なくし、登場人物は夫婦二人きり。
おかみさんがおでんを買いに行ってからの場面を長くとり、男がおかみさんに甘えきっているように描く。やっぱり兼好師の噺では夫婦の仲がよい。

ゲストの端田晶氏はヱビスビール記念館の館長。自称「素人」だが、いろいろ講演を重ねているようで話し方によどみがない。
「日本のビール王」と呼ばれた馬越恭平が、伊藤博文とビール税を巡って争った話を面白おかしく伝える。
最後に缶ビールの美味しい注ぎ方の「三度注ぎ」を実践。普通に注いだものと三度注ぎで注いだものとで味比べをけん玉さんがするも、あまりのわざとらしさにどこまで美味しいのかはほぼまったく伝わらず。兼好師に「高座で酒を呑むのはまだしも、あのリアクションは破門」との評価を受ける。厳しい。

二席め、先日小辰さんで『不動坊』を聴き、「久しぶりに兼好師で聴きたいなあ」と思っていたので嬉しい。
ここが面白いとかそこが面白いとかという細かい話はどうでもよくて、もう全編面白い。
大家との会話、吉公の長屋や風呂屋での浮かれ具合、長屋の三人組のドタバタすべてがハイテンションで駆け抜け、ずっと笑わせられっぱなし。

終演後、仲入り時に購入した新CDにサインを入れてもらう。
その後飲み仲間たちと酒場に。先ほど教わった三度注ぎでビールを飲む。……微妙に炭酸がマイルドで飲みやすいような気もしないでもないが、いつの間にか熱燗に変わる。
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第四十六回 一蔵ひとりの会 [落語]

第四十六回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『黄金の大黒』『悋気の独楽』『文七元結』

なんだか久しぶりの「一蔵ひとりの会」。考えてみたら夏にスペシャルに行ったきりで、3回飛ばしているようだ。あー忙しかったり兼好師の会とかぶったりしてたような……。

今日は競艇の賞金王のレースがあるらしく、マクラで力説。毎年寄席のワリをすべてこのレースに突っ込むらしい。さらに毎年会場まで行っているそうなのだが、今年はさすがに行けない。のでせめて予選を見に、ということで先日大阪まで行ってきたそうだ。はー。
そして会が終わったららくごカフェのパソコンでレースを見るつもりとか。
そういや夏に一回競艇行ったなー。それっきり行ってないけど……。

というわけで博打打ちの噺である『文七元結』。まあ年末だしね。
一蔵さんの『文七元結』は何度か聴いているが、回を重ねるたびにクサくなっているような……。
今日なんかは博打好きの血がより長兵衛を燃え上がらせていたのかもしれないが。
負けたら正月の前座さんへのお年玉はナシとのことだが、結果はどうなったことやら。

もともと今日は声がガラガラだったのだが、一席めで声を張りすぎたのか二席めではかなり声が出づらそう。三席めもだいぶ無理をしていたようだ。
最後に一蔵さんの来年の手ぬぐいと落語協会のカレンダーをかけてジャンケン大会。
噺家のジャンケン大会はだいたい最初はグーを出すという。というのも「(勝ったのは)パーの人ー! 頭がパーな人はダメですよー」というつかみを入れるからだそうだ。
確かに一蔵さんは二度とも最初はグーを出しており、「またそんなこといって」みたいにひねくれてチョキを出した私はどちらも最初に負ける。人の話はちゃんと聞かなきゃいかんなあ、という話。
タグ:春風亭一蔵
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扇辰日和VOL.61 [落語]

扇辰日和VOL.61
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭辰のこ『織田茶道』
入船亭扇辰『紫壇楼古木』
ホームラン 漫才
入船亭扇辰『薮入り』

クリスマスイブだが彼女は仕事。これは流行りの「クリぼっち」というやつか。まあこの歳でそんなもんどうでもいいんだけど。

辰のこさん、マクラを長めに。
学生時代は割と強いサッカー部に所属し、体脂肪率は9%だったそうだが、引退したら大好物の生クリームを毎日ボウル2杯分自分で作って食べ、1週間で7kg太ったそうだ。聴くだけで胸焼けしそうで会場から悲鳴が上がる。
ネタは先日の扇辰一門会でも掛けたもの。
んー話の流れも強引だし、なんか意味ありげなワードがありながらもそれが伏線になっているわけでもないし。特にトイレの花子さんを呼び出すのに、出てきたのはこまどり姉妹とかわけがわからない。こまどり姉妹の本名が「花子」なのかと思ったら違うし。
極めつけは冒頭に出てくるアイドルの名前が「和歌子」で、主人公の名前が「川越辰朗」。あーこりゃ怒られるんじゃないかなーと思っていたら案の定この後の扇辰師から「俺の名前を出すな! しかもカミさんまで……。今からそんな姑息な笑いとってどうするんだ」とのお言葉。そらそうなりますわ。
なんか辰のこさんの高座聴くたびに「来年5月に二ツ目に昇進します」って半年以上先のこと言い出すし、マクラでも人を食ったような事を言うし、なーんか浮かれてんなーという印象を受ける。まあ噺家さんは口を揃えて「真打になるよりも二ツ目に昇進したときの方が嬉しかった」と言うから、今が一番嬉しいときなのかもしれないけど……。こんなテンションで半年過ごすのかな? なんかしくじりそうでハラハラする。

さて扇辰師、その辰のこさんについて。やっぱりいろいろ細々としくじっているらしく。
昨日扇辰師宅で朝食をふたりで摂り、扇辰師は「俺稽古するからいいところで帰れ」と告げたそうだ。で、稽古して台所を見てみると、朝食を摂ったそのまま食器が残っていたとか。「用足しにでも出かけて戻ってくるのかなーと思ったら帰ってこねえんだ。だから俺が弟子の食い散らかした食器洗ったんだよ!」。で、夜にやはりご飯を食べたときに「お前今朝何か忘れただろ?」と水を向けるも「いいえ?」と答えられ、そこで扇辰師がキレたそうだ。すると返ってきた答えが「ついうっかり」。
「落語協会が許しても私が許しません! 二つ目昇進は延期です!」。まあ小辰さんのときも似たようなこといってましたけどね。
ゲストのホームラン先生についても。一門会のときもいっていたが、「楽しみだねえー。寄席じゃ色物さんが時間調整してくれるから短くなりがちだけど、今日はたっぷりやってもらうことになってるから」と本当に嬉しそう。
噺はかなり珍しいようで、圓生師や彦六師くらいしか演る人がいないらしく、「私も実際の高座を見たことがありません。……だからどう演っていいかわかんねえんだよ」とのこと。もちろん私も初めてだし、ネタ自体を初めて知った。
煙管の羅宇のすげ替えがキーになる噺で、まずは羅宇の説明、それに伴って煙管の説明、そこから脱線してキセル乗車の話に。前座時代に、夜になると駅員がいなくなる駅の情報を前座仲間に聞いたそうで、「誰とは差し障りがあるのでいえませんが……いいなあ、高橋手帳」とまあほぼバラす。
羅宇屋に身を落とした狂歌の宗家に大家のお内儀さんが気付くという噺なのだが、お内儀さんと羅宇屋を取り継ぐ女中のキャラクターが面白い。
扇辰師の噺では『雪とん』にもこんな人出てくるか。裏表はないんだろうけどちょっと意地悪な感じで、お内儀さんに叱られて不承不承という感じがなんかリアル。

ホームラン先生、寄席では何度か聴いたことがあるが、こんなにたっぷりは初めて。
ベテランの漫才師はみなそうなのだが、どこからがネタでどこからが素なのかわかりにくい。それだけ自然と身についているということなのだろう。
最後に勘太郎先生が「寄席ではあまりできないから」と『四谷・3丁目』という歌を歌う。演歌なのだが、「四谷3丁目は4丁目の先の2丁目の信号の手前」となんだかコミックソング風。
その歌っている横で相方のたにし先生が踊り狂い、Y字バランスや前後開脚なども決める。「せっかく俺が歌っているのにお客の視線を全部お前が持ってってるじゃねえか!」でオチ。

扇辰師の二席め、時期的には少し早いか。夏にも聴いた一席。
親の子を想う気持ちが表れてしみじみとする。
明け方、どうにも我慢できなくなって、思わず普段はしない掃き掃除するところなどはいい場面だなと思う。

帰宅中、イブの環七は大混雑で全然進まない。で、停車中はエンジンを切るというバイクのアイドリングストップ機能を使っていたらバッテリーが上がってしまった。うおおおいマジか。
しかもそういうときに限ってスマホを家に忘れてきてしまい、バイクを買ったショップに連絡もできない。
幸い環七はバイクショップが多く、5分ほど押したところで開いているショップを発見。
応急処置としてジャンパーでエンジンを掛けてもらってアイドリングストップを切り、停車中も微妙にアクセルを開けてバッテリーを充電しながら帰宅する。そういやバイク納車するときにショップ店員が「アイドリングストップは使わないほうがいいですよ」といっていたなあ。ネットで見てみると、やはりアイドリングストップ機能の評判はよくなく、「まだ途上の機能」という評価。ホンダなのに……。アイドリングストップはロングツーリングのときくらいしか使わないほうがいいようだ。特に冬は。
バイク屋でバッテリー交換すると2万くらいするそうなので、Amazonで格安バッテリーを注文し、自分で取り替えることにする。あーあ。
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第十八回薩摩おごじょ落語会 [落語]

第十八回薩摩おごじょ落語会
於:六本木 薩摩おごじょ

三遊亭遊馬『蛙茶番』『佐野山』

午前中は年賀状を作って過ごす。……なんかうまくいかんなあ……。ハクビシロコウが魚捕まえてる決定的瞬間の写真あるんだけど、さすがに年賀状には使えんよな……。

一席め、落語ブームのために「自分でもやってみたい」と思う人が増えているらしく、講師によく呼ばれるそうだ。そこから「昔は娯楽が芝居か吉原、相撲くらいしかなく、芝居を自分たちでもやってみようという人が多かった」と『蛙茶番』に。
舞台番に回された建具屋の半次のやさぐれっぷりがかなりおかしい。
また、「姿形(なり)は地味だが見せるものを見せてオチを取る」といってばっと着物をはだけたときの恍惚の表情が輪をかけておかしい。さっすが馬鹿半。

二席めは『佐野山』。『蛙茶番』との組み合わせが多いな。
下品な下ネタにはいい話を合わせて中和させる作戦なのだろうか。どちらも遊馬師の鉄板ネタなのでハズレはない。
孝行者でのんきな佐野山と、重厚な谷風とどちらも遊馬師に合っている。
「谷風が惚れた女を佐野山が奪ったから佐野山が谷風に投げ殺される」という噂が立つときに、惚れた女が「六本木の芸者」として店のママの名前が出てきて大盛り上がり。

終演後に恒例の抽選会。木戸銭は1000円なのに、全員に当たるという太っ腹ぶり。
普段くじ運がないくせに、いの一番に当たる。遊馬カレンダー。……5日前に買ったばかりですなあ……。
不憫に思ったのか後援会長がご自身に当たったおかきと取り替えてくれた。ありがとうございます。
今年はこれで遊馬師納めかな。
タグ:三遊亭遊馬
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猫自慢その32 床暖房 [猫]

こないだまで夜はすぐに布団に入ってきたというのに、床暖房をつけたらこの有り様ですよ
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特にミルクの溶けっぷりがすごい。
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……猫だよね? 別の生物っぽい……。

結論:床暖房は魔物
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遊馬百席 第95回 [落語]

遊馬百席 第95回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『ん廻し』『御神酒徳利』『芝浜』

久しぶりにちょっとお高いイタリアンへランチに。年に一度か頑張って二度くらいしか行けないのだが、今年はまだ行ってなかった。彼女はクリスマスも仕事なので、ちょっと前倒しで。大変美味しゅうございました。
そのままひとり板橋に移動して遊馬百席に。

鍋のおでんの話題から木の芽田楽の話に。「あれ、『味噌蔵』!? こないだやったばかりなのに」と思うものの、噺はさらに展開して『ん廻し』に入る。
のんびりとした雰囲気が楽しい一席。
「先年神泉苑に……」の言い立てはちょいとカミカミ。「ちゃんと演る前にさらわないとこうなるんだ」とのこと。

二席めの『御神酒徳利』は私の大好きなネタ。
人のいい善六さんが遊馬師の姿と重なる。
神奈川の新羽屋の女中を助ける場面が特にいい。
そういやあまり印象ないけど、これも年末の噺なんだよな。
サゲを少し付け足して一捻り。

三席めはこれまた大ネタの『芝浜』。
この2日間で3回め。
例年それほど聴くことはないのだが、今年は当たり年か。
遊馬師の『芝浜』はこれまで二度ほど聴いているが、一番よかったように思う。
これまではどことなく軽かったが、今日のはしっかりと決まっていたように思える。
最後の一言の言い方は人によっていろいろパターンがあるが、遊馬師は割とさらっと流す感じ。個人的にはぐっとタメて絞り出す感じが好きかな。とはいえあまりタメすぎてもクサくなるし難しいなあ。

来年の遊馬カレンダーと新作CDを購入。そういやサインとか入れてもらってないや。
タグ:三遊亭遊馬
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第388回 下町中ノ郷寄席 [落語]

第388回 下町中ノ郷寄席
於:中ノ郷信用組合本店4階大ホール

三遊亭馬ん長『真田小僧』
桂鷹治『千早振る』
桂鷹治『天狗裁き』
三遊亭天どん『芝浜』

久しぶりに中ノ郷寄席へ行く。
受付で木戸を払うとおでん(というか大根の煮物?)をいただく。
おでん食いながら落語聴くってのも初めてだ。美味しい。

馬ん長さん、よくある「この話聞きたい? じゃあおめえも最初(はな)一銭出しねえ」で終わらずもう少し先に行ってからサゲ。
この形は初めて聴く。

鷹治さん、桂文治一門を初代から丁寧に説明していく。
語った後に「この間一切笑いがなかった」とのことだが、まあそらそうだろうねえ。
で、初代の文治が作ったとされる噺はいくつかあって、百人一首が題材にされているものなどはほとんどが初代文治のものなのだとか。その中の一席として『千早振る』を。
一席終わって仲入りかと思ったらまた鷹治さんが高座に上がる。
どうしたのかと思ったら「天どん師匠がまだきてない」とのこと。
仕方がないのでつなぎに鷹治さんがもう一席やることになったそうだ。あらお得。
全員が全員「コレ(小指)の夢見たんだろ? 話聞かせろ」と決めてかかっているのがおかしい。

仲入りがあけてようやく天どん師。
事情はなんだかよくわからなかったのだが、電車に着物を忘れてしまったのだという。
「だからね、こんな落語なんてやってる場合じゃないんですよ、早く取りに行きたいんですよ」って知らんがな。
三遊亭の紋付の着物を着ていたのは、今鈴本に出ていて着物を置いてあるそうで、おそらくそれを持ってきたんだろう。多分。
で、この会は二ツ目になりたての頃に出たきりだそうで、「皆さんが僕に何を求めてるのかわからないんですよ。だから責任を半分委ねます」。出たー。もはや恒例ですな。
で、「ふんわりした新作」「ちゃんと筋のある古典ぽい新作」「芝浜」の三択。
『芝浜』はさっき聴いたしなーと私は「ふんわりした新作」に入れたのだが、なんと2票。「筋のある新作」はさらに減って1票。『芝浜』強えなー。
で、ブツブツいいながら『芝浜』を始めたのだが、「意外」といったら失礼だけど、これがまたいいんだ。以前も一度聴いたことがあるが、その時よりもよかった。
「夫婦の情愛というより、ダメ亭主の再生の噺」と本人もいっていたが、悪ふざけみたいなくすぐりもなく、勝五郎を骨太に描いていて聴きごたえがある。
「夢? 夢か? さっき何でこの夢の話できなかったんだろ。天狗まで出てきて……」というのは面白かった。

この後落語好き仲間と合流して飲みに行き、「天どん師の『芝浜』聴いてきた」というと、皆「えー?(ニヤニヤ)」みたいな反応するんだけど、いいんだって! あまりたくさん演るような噺ではないけれど、偏見なしで聴いてほしい。……いや、偏見があった方が落差でよりよく感じるかな?
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團暖会 [落語]

團暖会
於:赤坂 ドイツ文化会館

桂伸力『新聞記事』
三遊亭日るね『権助魚』
三遊亭兼好『壺算』
マギー司郎 マジック
桂右團治『芝浜』

芸協のHPなどでは前売りも当日も同じ値段が書いてあったのだが、実際には500円高くなっていた。
まあそれはいいんだけど、前売りだと安いってのも変な制度つーか。数が限られていない商品とかなら、安く予約とってフル回転でたくさん生産して薄利多売、ってのはわかるんだけど、特に席数が限られているハコの場合、予約してもしてなくてもMaxは変わらないわけで。だったら売れ残りである当日券はもっと安くてもいいんじゃなかろうか。飛行機だってフライト直前だと安くなったりするし。
以前兼好師も似たことを言っていて、なので師が主催の会は前売りも当日も値段が変わらない(と言ってた気がする)。
それに最近ではプレイガイドを使うとシステム利用料やら発券手数料やらいろいろかかって、結局当日券と値段が変わらない、下手すりゃ当日券より高くなるということもあって、なーんか納得いかない。

日るねさん、初めてだけど本人のブログを見ると相当の猫好きのようで、それだけで親近感が湧く。
ふわふわーとしたマクラの話し方でこの人大丈夫か? と少し不安になるも、噺に入るとシャキシャキ話す。
権助はややぼーっとした感じだが、お内儀さんはいかにもという感じがする。やはり女性はこういうところが自然だ。

兼好師、会場がドイツ文化会館ということで、以前に行ったヨーロッパ公演の話などをマクラに。
兼好師の『壺算』はちょうど一年ぶり。
やっぱり何回聴いても面白い。
ひとりでどんどんパニックに陥っていく番頭がおかしくて仕方ない。
ちょっと冷静に考えればすぐにわかるはずなのに、兄貴分にわーっと畳み掛けられて「あ、はい」と押し切られる様がなんとも気の毒。

マギー司郎先生、相変わらずというか、いつ見てもテレビで見るのとまったく変わらない。
高座でも言っていたが、あれが本当に素なのかもしれない。
気負いもせず、純粋に楽しめる。

右團治師、日るねさんと同じくおかみさんはすごく自然で真に迫っている。
その分やや熊五郎が軽いか。

結構な広さの会場だが、ほぼ埋まっていた。
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ノラや寄席 入船亭扇辰一門会 [落語]

ノラや寄席 入船亭扇辰一門会
於:高円寺 Haco

入船亭扇辰『つる』
入船亭辰のこ『新作(織田無道)』
入船亭小辰『不動坊』
入船亭扇辰『幾代餅』

朝起きるとあまりにもいい天気。
夕方からこの会があるのであまり遠出はできないが、家にこもりっきりというのももったいないので近場の柴又へバイクで出かける。日が出ているうちは防寒をしっかりしておけば大丈夫。

20161211_01.jpg
Nikon Df

まあ寅さん観たことないからなんの感慨もないんだけどな!
帝釈天にお参りしたり、矢切の渡しをまわってみたり。

夕方再びバイクで高円寺へ。
さすがに日が沈むとヒートテックにフリース2枚重ねの上にウルトラライトダウンという防寒ユニクロ固めで立ち向かっても身を切られるように寒い。
チケットについてくるワンドリンク券でアルコールを頼みたくもなるも、さすがにホットウーロンで。

「扇辰一門会」と銘打って3人揃うのは初めてとのこと。そういや小辰さんが二ツ目に昇進してから扇辰師と同じ高座に上がっているのを見たことがない。

さて開演で出囃子「前座の上がり」が流れ、辰のこさんが出てくるのかと思いきや、着流し姿の扇辰師が登場して会場がどよめく。
「アタシが後半二席でもいいんですがね。それはいつもやってるし、『扇辰一門会』っていってるんですから。弟子に『俺が一番に上がるよ』っていったら『滅相もない』って……いうのかと思ったら『あ、そうですか』だってよ。いい度胸してんなあ」とのこと。どこまで本当かはわからないけど。
マクラで昨日のみずほ寄席の話を。
打ち上げでバーミヤンへ行き、ベロベロに酔っ払い、電車を待つ間に駅の証明写真のボックスで「プリクラ撮ろうぜ!」と3人で写真を撮ったとか。9枚出てきたから3枚ずつ切り分けようとしたのだがハサミがない。「二楽呼ぶ?」などといっていたら、菊之丞師が高座の前に眉毛を整える用のハサミを取り出して切り分けてくれたとか。菊之丞師そんなことしてんの?
しかしそのバーミヤン、俺も飯食おうかと思って入りかけたのだが、車線変更がうまくいかなくてスルーしちゃったんだよなあ。マジか行きゃあよかった。
で、昨日の高座にも触れる。
昨日の記事には書かなかったのだが、扇辰師のマクラの時に客席から「聞こえないよー」という声が何度かかかった。扇辰師はマクラはボソボソとしゃべるし、前が明るくハキハキ話す兼好師だから余計落差があったのかもしれないが、正直婆ちゃんだったからその人の耳が遠いだけだったと思う。
で、扇辰師もちょっとやりにくそうにしていたのだが……なんかやっぱり昨日のは時間の都合とかそんなことではなく、単純にすっ飛ばしてしまったんだとか。
肚に入った噺というのは考えていなくてもしゃべり続けることはできるので、なんとか辻褄は合わせられたが……とのことだったが、やっぱりあのとき焦ってたんだ。へえー。まあそれはそれで珍しいものを見られたのでよかった。
で、「今日はそのリベンジしようかな」といったので会場が「おっ」という空気になったのだが「やらないやらない」と手を振る。
で前座らしく『つる』に。
しかしやっぱり前座の『つる』とは天と地。仕草や表情、語り口もすべてにおいてビシッと決まっており、全編にわたって笑いの渦ができる。
最近何度か真打が前座噺をかけるところを聴いたが、やっぱり人気のある師匠は前座噺でも面白いんだな。

改めて辰のこさん、「浅草では前座が二人出ることがあるから二番手に出ることは何度かありましたけど、こんなやりにくいのは初めてです」とのこと。そうだろうねえ。
おかみさんとの共通の趣味がオカルトとのことで織田無道をネタにした新作を。え、辰のこさんてそっちなの? 扇辰師や小辰さんが新作演ってるの聴いたことないんだけど……。
そういえば学生の頃、友人が事故で亡くなったのだが、友人家の檀家寺が織田無道の寺で、告別式や納骨の時も織田無道に会ったっけ。告別式にも本当にフェラーリできてたなーなどと思い出す。織田無道今は車海老の養殖やってると辰のこさんがいってたが、そうすると友人の墓はどうなってんだ?

続いて小辰さん。
「師匠が前座として出て、続いて出てきた前座が新作という……一体扇辰一門はどこへ向かっているのでしょうか」。
「でも新作を演るというのはすごいことですよ。無からこしらえて自分しかできない噺をやるんですから。……ウケるかウケないからともかく」とチクッと。
「とはいえ『すごい』と思うということは嫉妬につながる」と『不動坊』に入る。
やや季節外れかとも思ったが、扇辰師の前でかけるということは自信のあるネタということなのだろう。
そんでもってこれがまた面白いんだ。いやー磨いてますなー。何度聴いても毎回新しいくすぐりを入れてみたり同じくすぐりでも言い方を変えてみたり。
風呂屋の妄想を広げるところも面白いが、やっぱり屋根の上の大騒ぎがたまらない。
幽霊役の前座が下に降りる時に「お先に勉強させていただきます」と言う場面では「さっき師匠がそう言って上がっていったんだよなあ」とポツリ。さすが扇辰師、細かいところでも手を抜かない。

仲入り時、一門の3人が出てきたので扇辰師に昨日行ったことを伝えようかと思ったが、ずっと扇辰師に張り付いてる人がいて話しかけられず。うーむ。

扇辰師の二席め、マクラなしで噺に入る。
えーと主人公が清蔵なのが『幾代餅』で久蔵なのが『紺屋高尾』だっけか。『紺屋高尾』はたまに聴くが、『幾代餅』はほとんど聴かないなあ。なんでだろ。
やはりこの噺も仕草や表情が豊かで、見ているだけでも楽しい。ややクサいかなと思うところもあるが、人情噺的なところもあるこの噺ではそれも合っているような気がする。

打ち上げには参加せず帰宅。寒ーーー。
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