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第四十七回 一蔵ひとりの会 [落語]

第四十七回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『風呂敷』『干物箱』『竹の水仙』

今年初の「一蔵ひとりの会」は、会場に入るとお客さんがぎっしりで満席になっている。
申し訳ないが、ここまでいっぱいなのも珍しい。
予約をしているので、補助席を出してもらってカウンターの横に座る。すると今日のこの大入りを予想していなかったのは一度さんもらしく、チラシを20部しか持ってきてなかったそうで、チラシが全然足りていない。

一席め、正月の一朝一門の様子や2日からの九州への旅の仕事の話などをマクラに。たっぷり30分ほど話してから本編に入る。
『風呂敷』は何度も聴いた噺ではあるが、先日NHKの『超入門!落語theMOVIE』で見たばかりなので映像が頭に浮かびやすい。

二席めのマクラは社員旅行で東京にきた人たちを引率した話。
『干物箱』が今回のネタおろしかな。
善公が花魁からの手紙を読んで激昂して父親にバレる形。
善公が調子に乗ってお父っつぁんに見つかるという形より好きかも。

三席めは人間ドックを受けた話をマクラに。
「デブあるある」で注射するときに血管が出にくく、何度も刺された話をする。俺も去年と入院したときに点滴何度もやられたなあ……。
『竹の水仙』も何度か聴いた噺。
細川越中守の上品な物言いと、綿貫権十郎の無骨な物言いとの対比が面白い。

らくごカフェのカウンターに置いてあった、広瀬和夫氏の『僕らの落語』を購入する。兼好師の対談も載っているので、今度兼好師にサインをしてもらおう。
タグ:春風亭一蔵
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谷中はなし処 平成二十九年一月二十八日 [落語]

谷中はなし処 平成二十九年一月二十八日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭まん坊『半分垢』
林家たけ平 『喫茶店の片隅で』
オーパーツ コント
三遊亭萬橘『代書屋』
立川志の春『茶の湯』

昨日は彼女の誕生日だったので、ちょっとだけお高めの魚料理の店に。
料理は美味しいんだけど、食べてる途中の皿を下げようとするし、醤油の小皿を下げるときに盛大にこぼしていくし(しかも気づいてない)、ビールはジョッキビショビショになるくらいこぼれてるし、呼んでも気づかないし、客の前であくびしてるし、とにかく接客がファミレス並み。大丈夫か。東京駅のすぐ近くなのに。
ネットで見てみると「料理は美味しいけどサービスが悪い」というレビューが並んでいる。むべなるかな。

さて先月か先々月くらいに会場へ行ってみたら「当日券完売」とのことで入れなかったため、今回はしっかりと予約をしていく。
近くの百均でコーヒーを買っていたら、私服姿の出演者3人が入ってきてなにかを探していた。なにやら「ないなー」「アレがないなんて考えられない」みたいな切羽詰まった感じだったので声はかけず。まあ声をかけたところで特に話すことはないんだけど。
今日も当日券は完売だそう。予約しといてよかった。
階下のパン屋さんから漂うメープルシロップ?の甘く香ばしい香りに包まれつつ階段を登る。

まん坊さんはこの会初だそうだ。
『半分垢』は今は亡き喜多八師で一度聴いただけで、あまり聴いたことがない。
相撲取りで上方で、って一瞬圓橘師の得意ネタの『稲川』かと思ったが、さすがにそれはないか。
確かじゃんけんさんとも香盤は近かったはずなので切磋琢磨してほしい。

たけ平師、真打昇進後は高座は初めてか。そんなに開いてたっけ。
演目名は付いているけれどもまあほぼ漫談。文枝師の新作に同名のものがあるがそれとは違うようだ。
木久扇師とハワイに行ったときのエピソードとか。どっかで聴いたことあるなあ……。

続いてコント。
ネズミに扮した萬橘師とニワトリに扮したたけ平師のところに、タヌキに扮した志の春さんが「十二支に入れろ」と談判にくるというもの。
萬橘師が途中で言いくるめられそうになるのがおかしい。なんか萬橘師の落語でもそんな感じのくすぐりがあるし、コントの台本も3人で書いているのだろうか。
お客さんから人物名を言ってもらい、その人がネズミ年かタヌキ年かを大喜利で答えるという勝負をする。
で、やっぱり萬橘師は大喜利上手いんだ。頭の回転速いんだろうなー。
「トランプ」というお題では「マウス(口)だけ」と答えて喝采を浴びていた。

萬橘師の『代書屋』は半年ほど前に聴いたことがある。
多分萬橘師のオリジナルだと思うのだが、ラブレターの清書を頼みにくる田舎の女性が面白い。
その分履歴書の清書部分が本来の噺よりもサラッと軽くなっている。私は『代書屋』のしつこさがあまり好きではないのだが、これなら楽しく聴ける。

仲入りを挟んで志の春さん。
海外で英語で落語をすることがあるのだが、そんなに難しい英語を使うわけではなくそんなに日本語で話すのと変わらないのだという。「『八っつぁん』『熊さん』を『エイトマン』『ベアマン』ってやるわけじゃない」という説明はなんかわかるような。それで椅子からずり落ちるまで受けるのだそうだ。へえー。「それが文化だ」ということだそうで、文化としての茶の湯の話に繋がっていく。
長屋の三人を呼ぶ場面はないものの、スタンダードな骨太の感じ。派手な仕草やくすぐりはないが、安定して面白い。

今日は電車で来たので、帰りは谷中銀座をぶらつく。
相変わらずメンチには行列ができている。……あれ別にそんな特別美味いもんでもないと思うんだけどな……店によっては200円以上したりするし……まあ観光地の名物ってことか。
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お宝三席 兼好独演会 [落語]

お宝三席 兼好独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭兼好『厄払い』
三遊亭じゃんけん『真田小僧』
三遊亭兼好『千早振る』
三遊亭兼好『うどん屋』

千寿青葉中から一度帰ってから中野に。
今日は午前中に病院行って午後千住の中学校で兼好師の落語聴いてその後歯医者行って夜は中野、という過密スケジュール。

三席ということで、いきなり兼好師から。
トランプ氏の大統領就任式に触れる。支持率が最低であること、パレード中にもデモが行われていること、支持者だった人たちまで就任式に半分くらいきてないことを挙げ、「あれは心臓に毛が生えてるくらいじゃ足りないでしょう。たとえば私がこの会場にくるまでの間に『我々は兼好の落語を認めない!』なんて声を上げられて、会場のお客さんの半分が敵で、弟子もひとりきていないとなったら、泣いて帰るでしょ……まあ今日は本当に弟子がひとりしかきていないんですが」。
「あんなに差別的な内容で大丈夫なんですかねえ。その点落語はたとえば与太郎なんてのが出てきますが、特に差別されたりせずに溶け込んでいる」と噺に入る。
噺の『厄払い』はすごく久しぶり。
導入部では『かぼちゃ屋』か『道具屋』か……と思っていたら、一番大穴がきた。
兼好師の与太郎は本当に楽しそうに生きていて、羨ましくなる。
伯父さんから、豆をもらっても食べちゃいけないと教えられ、「(与)知ってる、豆腐屋持っていくんだろ」「(伯)炒った豆なんか豆腐屋に持ってってどうすんだ」「(与)焼き豆腐になる」「(伯)婆さん感心するんじゃない」なんてくすぐりもおかしい。

師匠のあとのじゃんけんさん、やり辛そうだなあ。
今日はけん玉さんが別の仕事があるそうで、ひとりで20分の持ち時間をもらったとのこと。
とはいえ20分の噺はまだ持っていないのでマクラの修行をさせてください、と断ってからマクラを振る。
天然だと評判で、兼好師も何度かマクラにされていたご母堂について。エピソード的には面白いと思うんだけど、イマイチ受けず。なんでだろうなあ。
間とかタメ方とかなんだろうけど、こちらが「こうくるだろう」と思っている予想となんか違うのですかされた感があってドンと笑えない。
噺に入ってもそれを引きずってしまっているのか、どうにも客席が冷えていくのがわかる。
で、それをじゃんけんさんが一番わかっているのだろう、それをどうにかしようと焦りが出てしまい、それが今度は客席にも伝わって、より笑えなくなってしまうという悪循環にハマってしまったようだ。
まあこれは二ツ目や真打でもたまに陥っていることなのでどうしようもないとは思うが……。
なんだろう、我々は兼好ファンなのだから基本的にはじゃんけんさんの味方なわけで。変に「笑わせてやろう」と気負わないで自然体のほうがいいと思うのだけれど。
終演後もだいぶ凹んでいたようだ。頑張れ。

そのまま兼好師の二席め。
『千早振る』は聴いたことはあるはずだけど、だいぶ以前で、もしかしたら二ツ目時代かもしれない。
あとで兼好師に聞いたところによると、正月ぐらいしか演らないのだそうだ。
八っつぁんが百人一首の説明をするときに、「娘達が博打を始めた」と勘違いしているところがおかしい。
対する先生もケレン味たっぷり。濃いなあ。

三席め、風邪のマクラが昼間と同じだったため、また『紋三郎稲荷』か? とも思ったが、さすが「都内では同じ噺は一月はしない」という兼好師、「昔は風邪を引いたらうどんを食べた」と『うどん屋』に。寒い夜にぴったりの一席。
「なーべやーきうどーーん」という売り声も朗々と。
鍋焼きうどんの小さい土鍋が見えるよう。
うどんを啜るドゥリュドゥリュ音もリアル。あれも外国人が聞いたら「ヌーハラ」とかいうのかなあ。
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新春おもしろ落語 in 千寿青葉 [落語]

新春おもしろ落語 in 千寿青葉
於:北千住 千寿青葉中学校

三遊亭兼好『紋三郎稲荷』
三遊亭鯛好『ちりとてちん』
三遊亭兼好『宮戸川』

北千住に住んでるメリット、というものはあまりないが、年に一度、この時だけは「北千住でよかったなあ」と思う。
今どき兼好師を二席たっぷり聴けて無料、なんて会は都内では難しいのではないだろうか。
しかも北千住とはいえ、エリアは結構限られている。つまり会場の中学校の学区内くらいにしか掲示板にチラシが貼ってない。地元パワー(しがらみともいう)は強い。ありがたやありがたや。

今日はお弟子さんたちもおらず、いきなり兼好師から。
寒いので風邪にはお気をつけください、と風邪っぴきの侍が登場する『紋三郎稲荷』。
兼好師の山崎平馬は「ちょっと茶目っ気がある」どころではなく、「世が世であれば噺家にでもなろうかというお調子者」として描かれ、あまり堅苦しさはない。
狐を乗せてしまったのではないかとパニックになりかけている駕籠かきたちの表情が大げさで楽しい。

二席めもまったく手を抜かずにキッチリと『宮戸川』。
「足立区にもこんな素朴な子がいるんだあ」と思うくらいの純粋そうな女子中学生が最前列に座っているというのに。
むしろ校長が「あの噺の続きはどうなるんですか」と食いついていた。校長。生徒とPTAの前で。意外とユーモアがあるのかもしれない。
とはいえ兼好師の『宮戸川』の一番の聴きどころはやはり霊岸島の叔父さん夫婦のキャラクターだろう。
戸の外にいるお花を見つけて、徐々ににやーーーっと笑って「叔父さんみんな飲み込んだ」とまくし立てるところは何度聴いても面白い。
その後の老夫婦の若かりし頃の思い出話も仲良さそうで微笑ましい。
最後は「この続きは来年のこの時間で」でサゲ。
来年もお願いいたします。
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人形町噺し問屋 その六十九 [落語]

人形町噺し問屋 その六十九
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『やかん』
三遊亭兼好『粗忽長屋』
マギー隆司 マジック
三遊亭兼好『竹の水仙』

口内炎が治らない。
もう痛すぎて口内炎が痛いのか歯が痛いのかよくわからなくなってきた。
今までこんなに口内炎がひどかったことはなく、せいぜい1日経てば治っていた。
逆に彼女は常に口内炎ができていて、ことあるごとに痛い痛いと言っていた。これまではそれを聞いて「何をそんなに言ってるんだろう、大袈裟だなあ」と思っていたのだが、これからは改めねば。疑っててゴメン。

さてうまいこと仕事も区切りがついて今月も噺し問屋に行くことができた。

まずは恒例の挨拶。
高齢者の名称を75歳からを「高齢者」、65〜74歳を「准高齢者」という呼び方について違和感がある、とのこと。「准」というと、「高齢者になりきれなかった」という感じがするそうだ。確かに「英検准一級」とか「准教授」なんかだとそんな感じはする。
なので、65歳からは「ご隠居」という名称はどうか、とのこと。75歳からは「楽隠居」。
とはいえ同じ75歳でも老け具合は人によって大きく違うので、個人面談をして判定をしてもらうのはどうだろうか、「ご隠居」「楽隠居」「高齢者」「クソジジイ」など。「クソジジイ」に認定されたら年金はナシ。それはいいかもしれない。
また、元号についても。元号が変わることを予め決めておくのは合理的でいい、とのこと。ま、確かに平成のときは年が変わったばかりに元号が変わったためにカレンダーや手帳などの印刷業界が大パニックになったそうだし、一理ある。
元号は漢字二文字で皆になんとなくポジティブな印象を持たれ、覚えやすくて過去に同じものがない、などいろいろな制約があるという。「落語家の名前なんていいですよね。『三平』なんてすごく平和そうでいい。『円楽』とか『円生』なんてのも字面的にいいでしょう? ただ、その言葉を聞いて大多数の人が『ああ、アレのことね』と思い浮かべてしまう熟語はダメなんだそうです。だから私の『兼好』も兼好法師を連想されてしまうのでダメ。そう考えると『三三』なんていいですよね。一般の人にはそこまで有名じゃないけど落語ファンには一発でわかる。何よリ『三三三年』とかとてもおもしろい。……もし年号が公募になったら皆さんぜひ『三三』と書いてください」だそうです。

さて前座はじゃんけんさん。
最近いろんな人で『やかん』をよく聴くなあ。その代わり『牛ほめ』とか『金明竹』をあまり聴かなくなった。やっぱり流行りがあるのだろうか。
講談のくだりで「誰からも拍手がない」といっていたが、……んー結構カミカミだったし、アレで中手を要求するってのはどうかなー。そもそも前座に中手ってのは俺は違うと思うの。あれは名人上手があまりにも見事に言い立てたのを聴いて、思わず客が拍手してしまったってものだと思う。

兼好師の一席め、大河ドラマで女城主を取り上げているが、あれは最近の研究では史実として男性なのだそうだ。
「あれどうするんでしょうねえ、やっぱり今年の大河ドラマが終わるまでは研究者に『ちょっと黙っててよ』と頼むんでしょうか」「大河ドラマは間違いを犯せないので大変だ、でも落語の世界では大変な間違いをする」といって噺に入っていく。
粗忽者ふたりの噛み合わない会話もおかしいが、役人側にもひとりぼんやりしたのがいて、この人がまたいい味を出している。

マギー隆司先生、舞台が変わってもやることは両国寄席とほぼ同じ。
ある意味ブレない。
ゆる〜い感じで飄々と進む。

兼好師の二席め、『竹の水仙』は最近聴いていたような気がするのだが、兼好師では結構久しぶりだった。
兼好師のは、登場人物に「嫌な人」が出てこないのがいい。特に宿の主人は底なしのいい人なので、聴いていて心地良い。
細川越中守が「相手が越中ならば……」で「これっ! 人をふんどしのように言うでない。……余は深く傷ついた」とナイーブなのがおかしい。

終演後はいつものように兼好追っかけ仲間と飲む。
空きっ腹にビールばかり流し込んでいつもより酔っ払う感じ。
口内炎にソースってしみるんだね。
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黒門亭 第一部 2865回 [落語]

黒門亭 第一部 2865回
於:落語協会2F

春風亭一花『やかん』
春風亭一蔵『鷺とり』
桂文雀『羽団扇』
三遊亭丈二『極道のバイト達』
柳家燕弥『笠碁』

早朝寄席からそのまま黒門亭に移動する。今年初黒門亭。
お金を払って2階に登ると、後ろから「明けましておめでとうございます」と一蔵さんから挨拶をされる。まめだね。

前座の一花さん、やっぱりなんど見ても中学生みたい。お肌もツルツルだし。
気のせいか話し方がこみちさんに似ているような。さっきこみちさん聴いたからかな。

一蔵さん、いつもなんだけど今日は一段とテンションが高い。
マクラでは今までも何度か聴いた、娘さんが落語にハマった話を。
娘さんの好きな噺家として文雀、丈二、燕弥師を挙げる。「黒門亭バージョンだから」とのこと。さすが。さらに喬太郎、白酒、一之輔師などを並べる。普段ならここに兼好師もはいっているのだが、さすがにホーム中のホーム、黒門亭じゃ他協会の話は出ないか。
これまで二度ほど『鷺とり』は聴いているが、二回とも「雀だけで焼き鳥屋行っちゃった」を噛んでいた。今日はどうかな? と聞いていたところ無事通過。よかったよかった。
鷺に捕まって浅草の五重塔まで飛んだときに、「こんなのもういらない」と何故かここだけかわいく演るのがおかしい。
オチを変えてあって、これは浅草の土地を活かしてあって上手いなと思う。よくある「目から火花が出て〜」というものより好き。

文雀師、お正月らしく七福神の夢の噺。
初めて聴く噺で、『天狗裁き』とも似ていると思ったら、『天狗裁き』はこの噺から独立したものだとか。
文雀師を聴くときはいつも珍しいネタが掛かる気がする。

丈二師、関西のヤクザが東京の弟分の組に遊びに行くと組員の大半が学生のバイトで、女子高生のバイトの面接まで頼まれるという噺。
噺のストーリーも面白いし、くすぐりも面白い。一蔵さんに負けず劣らずハイテンション。

燕弥師、いかにも柳家といったキッチリとした一席。
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鈴本早朝寄席 平成二十九年一月一五日 [落語]

鈴本早朝寄席
於:鈴本演芸場

柳亭こみち『幇間腹』
三遊亭粋歌『すぶや』
林家まめ平『紙入れ』
柳家やなぎ『自由ヶ丘の由来』

気付いたら昨年末から8つの会ずーっと兼好師絡み。毎年正月は兼好師メインになるが、ここまで固まってたとは。
というわけで今年初の兼好師以外の会。
……あれ? 小辰さん出るってかわら版に出てたんだけど……またかよ。まあ女流ふたりは好きだしいいんだけど、早朝寄席はかわら版信用できんな。

一番手はこみちさん。こういってはアレだが、初早朝寄席で最初にこみちさんに当たるとは幸先がいい。
最近は心にもないことをいう人がわかるようになったという。しかし後輩の一蔵さんはいつも自分を褒めてくれるので、この人だけは「本当にそう思っていてほしい」と思っていたのに、先日ひどい格好で寄席に行ったら「姐さん今日もお美しい」といわれてああこいつも口だけだったと悟ったとか。まあ一蔵さんは自他ともに認める「ヨイシャー」だからね……。というか客ばかりでなく芸人仲間にもそうなのか。
一八が若旦那を相手に息もつかせずに喋りまくる軽さが楽しい。

粋歌さん、東京までバスと電車で6時間かかるという田舎に住んでいる高校生カップルの噺。
彼女が東京の大学に合格したら東京でアレもやりたいこれもやりたいと希望を語っているのを、東京に恐れを抱いている彼がやめるように諭すというもの。
「渋谷」を「すぶや」、「新宿」を「すんずく」としかいえない彼女が可愛らしくもおかしい。

まめ平さん、んんんー、きっちりしているという感じではあるが、どことなく印象に残らない。
なんだろうなあ。

やなぎさん、開演前には受付けでもぎりをやっていたのに、10時に師匠から電話が来て「10時半までに東京駅に太鼓を持ってきて欲しい」と頼まれたそうだ。
「いや早朝寄席が……」といったら「そうかー……」と黙り込まれてしまったそうで、「そうなったら行くしかないですよ」と落語協会に太鼓を受け取ってから東京駅までダッシュで往復したそうだ。偉いねえ。さすがに「疲れたよー!」とのこと。
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兼好∞ シーズンII(第5回) 橘家文蔵襲名特別編 翼なき野郎共 [落語]

兼好∞ シーズンII(第5回) 橘家文蔵襲名特別編 翼なき野郎共
於:巣鴨 スタジオフォー

三遊亭好也『しわいや』
三遊亭兼好『ざるや』
三遊亭橘也『幽霊の辻』
橘家文蔵『天災』
三遊亭兼好『宿屋の仇討』

口内炎が痛い。
今までは1日あれば治っていたのだが、3日経っても治らない。治らないどころか大きくなっている。
ものを食べるのも辛いし、口を開けるだけで痛い。
昨日口内炎の薬を買ってみたものの気休めくらいにしかならない。
たまらず午前中歯医者へ行き処置をしてもらう。レーザーでなんやかんややったみたいだけど、なんか髪の毛が燃えたような匂いがしただけで特に改善されたように思えない。うう。

さてだいたい年に2回の割合で行われる兼好∞。今回は文蔵師に加え、橘也さんもゲストに迎える。ゲストがふたりとは珍しい。
余裕を持って出たはずだが、電車が遅れたりなんだりで会場に着いたのは10分前。受付でもう打ち上げの人数が定数に達したのでと何かを言う前から打ち上げは断られる。おやおや。

まずは好也さん、知り合いの贔屓目を引いても上手いなと思う。
最近は小朝師に気に入られてるらしく、たまに案内のメールなどが送られてくるが、さすがに「よーしそれじゃー前座を聴きに小朝の会に行くかー!」とはならんよ。

兼好師の一席め、文蔵師は襲名、橘也さんは真打昇進&結婚というおめでたいふたりをゲストに呼んだ、とふたりの人となりなどを語る。が、もちろん兼好フィルターがかかっているのでまあまともな評は出てこない。
曰く、なぜ文蔵師のことを好きなのかを考えてみるに自分は性格的にスネ夫てきなところがあるからジャイアンと仲良くしたくなるのは当然だ、とか、圓橘師はあんなにキッチリした芸をされるのになぜ弟子は揃いも揃ってグズグズなのか、とか。言いたい放題だがまあだいたいわかる。
また、噺家仲間で文蔵師のことを指すときは、「『橘家がさあ……』といえば文蔵氏のことを指す。これはすごいことだ」と持ち上げる。「春風亭」といえば六代目柳橋、「林家」といえば彦六であり、亭号で呼ばれてその人だとわかるのは大したものだ、とのこと。
噺はおめでたい言葉が並ぶ『ざるや』。兼好師で聴くのは初めてかも。
兼好師でもざるやの性格の悪さというかいやらしさは変わらず。なんか俺やっぱりこの噺苦手だ。
調べてみたら元は上方らしい。ああ、なんか納得……。

橘也さんも兼好師に「前は本当に暗かったのに結婚して明るくなった。以前はストーカーという雰囲気だったのに、今は『成功したチカン』みたいな顔になっている」とさんざんいじられたので、「障子の影から出てくるだけでストーカーみたいに思われる」とこぼす。
「でもなんで呼ばれたんでしょうね。同じ一門でもよそよそしさしか感じないのに。楽屋で会っても『あ、立川流?』なんていわれるのに」だそうだ。
文蔵師は両国寄席にも出演している関係で何度も会っているそうだが、文蔵師は早く帰りたいのか、あがりの時間を若手と代わりたがるらしい。「普通なら『後があるから』とか『女房がうるさいから』とか一言あって、『アンちゃん済まねえけど代わってくんねえか』っていうんですよ。でも文蔵師匠は『(ドスを効かせて)代わってくれよ』だけですからね」だそう。うん、ぽい。
「兼好師匠があんなに明るかったので暗くてジメジメした噺を演ります」と『幽霊の辻』。
兼好師はああいったが、今日の橘也さんはキッチリとした本寸法(?)で演じる。なんか最近の橘也さん面白いな。

文蔵師、襲名後は初。
巣鴨は結婚していた当時10年以上住んでいたらしく、昔の思い出などをぼそぼそとした感じで話す。
「なんでこんなことを話してるというと……ネタ何やろうかなぁと思って……」とまとまらない様子。
「正月は寄席も顔見世興行なんで持ち時間が10分ないくらい。それで今日は30分ていわれると、俺30分のネタなんてなにあったっけ?」とのこと。
ようやく考えがまとまったのか、『天災』に入る。
乱暴者の八五郎がまさにピッタリとハマる。

仲入り後に口上とのことで、このときは撮影OKだという。
いつも打ち上げのときに第2ステージがあったので今日はNikon Dfを持ってきていたのだが、無駄にならずによかった。

20170114_01.jpg
Nikon Df

「口上」とはいいつつ、特に挨拶があるわけでもなく、兼好師、文蔵師、橘也さんの3人でトークと言う感じか。
文蔵師が住んでいた頃の巣鴨案内というか。当時落語の『無精床』そのまんまの床屋があったらしく、ほとんどそこのエピソード。蒸し器が壊れていてヒゲをあたる前のタオルが冷たいとか、シャンプー台で頭を下げてからシャンプーがなかったことに気づいたらしく、息子に買ってこいと命じるとか。なかなかパンチが効いている。

兼好師の二席め、『宿屋の仇討』はいつものように素晴らしい出来。
何度聴いても面白いし、江戸っ子たちの軽薄さが楽しい。

終演後は打ち上げなのだが、私は断られてしまったので帰るしかない。
兼好ファン仲間からなんとか入れるように言ってあげると言われるも、なんか「仕方がないから入れてやる」感を出されたり、私が「おまめ」みたいな扱いにされるのも癪なので断って帰る。
後から聞いた話だと席空いてたそうだ。ふーーーーーーん。
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第二十五回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十五回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『熊の皮』
三遊亭じゃんけん『元犬』
三遊亭兼好『干物箱』
パーマ大佐 ウクレレ漫談 「森のくまさん」「赤い靴」「お弁当箱」他
三遊亭兼好『二番煎じ』

昨日は山梨の須玉温泉まで日帰り温泉&昼食に彼女と車で行く。カタログギフトで貰ったのだが、往復5時間、滞在2時間弱の強行軍。雪が降りそうなのでチェーン規制が出ないうちに、と急いで帰ったというのもあるのだが。
カメラも持って行ったのだが、特に撮るようなものもなし。

さて毎年恒例のにぎわい座での兼好師の独演会へ行く。
この会はいつもまず兼好師が一席つとめてから前座さんが開口一番に出る。

まずは兼好師の一席め、冒頭の甚兵衛さんをこき使う場面では甚兵衛さんは洗濯物を干すところまでまったく口を挟まずにいいように使われているのだが、おかみさんの物の言い方もあって不快感はない。むしろ甚兵衛さんはなんだかんだいって喜んでる節すら見える。
完全に尻に敷いているというよりも、さらにもっと上の亭主の扱いようを知っている感じ。

じゃんけんさんは完全に兼好師の形の『元犬』。
この噺も他の人だとシロの兄弟が子どもに川に流されたり大八車に轢かれたりして死んでしまうのだが、兼好師のは「子どもに連れて行かれた」というだけだったり、下の弟は元気だったりと兄弟は死なない。噺の中とはいえ、動物好きとしては犬が死ぬところを聴きたくないのでこの形は素晴らしい。
やはり落語は聴いていて噺の筋に不要な不快感はいらないと思う。

兼好師の二席めは久しぶりに聴く『干物箱』。
この噺も若旦那はともかく、大旦那からは子への愛というか情が感じられる。

パーマ大佐はテレビやYouTubeで見ていて、「すげえ面白い人がいる」と思っていたので実際に見られて嬉しい。
まさか兼好師の会のゲストとして見られるとは。兼好師どんなパイプ持ってるんだろう。
童謡に対して突っ込んだり、歌詞を足して元の曲の矛盾を勝手に埋めたりというネタ。
『森のくまさん』は1番と2番を繋ぐだけだったが、YouTubeでは最後まであって一大スペクタクルに発展する。そこまで聴きたかったなあ。
『お弁当箱』へのツッコミソングは本当に秀逸。そりゃごま塩かけた刻み生姜なんて子どもは喜ばないよね。
声はいいし歌は上手いし見た目のインパクトもあるし(23歳なのに見た目オッサン)、何度でも見たいと思わせる。

兼好師の三席め、臨場感がたっぷりの『二番煎じ』。
まるで自分が一の組に混ざって夜回りをしたり酒盛りをしているような一体感がある。
夜回りをしているときの「火の用心火の回り」を能狂言のように謡う黒川先生がおかしい。
それにしてもこの月番さん、いろいろ注文するばかりで自分は何もやってないよね。

終演後、打ち上げがあるというので参加してみるも、料理は人数分足りないし、量も少ないし、それで最初3500円と言っておきながらさらに追加料金までとる。なにそれ全然4000円に見合わないんだけど。
こないだの一ノ倉での飲み会もそうだったし、もうこの人が主催の打ち上げ行かね。
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初笑い新春らくご長屋 兼好毎月連続独演会 [落語]

初笑い新春らくご長屋 兼好毎月連続独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭けん玉『垂乳根』
三遊亭兼好『堀の内』
三遊亭兼好『宿屋の富』

正月休みも今日で終わり。今年は短いな。
また明日から早起きして会社行かなければ。

けん玉さん、「よって件の如し」までフルに。
最近ここまで演るのは珍しい。
八公に「その女ってのは何か傷があるんじゃないですか?」と訊かれた大家が目をパチパチさせるのがおかしい。
最近顔芸が多くなってる気が……。

兼好師の一席め、年末からずっと飲み続けているので、うっかりすると何で飲んでいるのかわからなくなってしまう、というところからうっかり者、粗忽者の噺に入る。
兼好師は下駄と草履と片っぽずつ履いてる、という定番の導入部はなく、お参り当日の朝からスタート。
顔を洗おうとして「何で弁当箱で洗うの……気づかないもんかねえ」とおかみさんから突っ込まれ、「ザルが気づかねえのに気づくわけあるか」と開き直るのがおかしい。
顔を拭こうとして「それは布巾……それは雑巾……それは猫。タマ、お前も毎朝捕まらないの」「ワン」と猫まで粗忽がうつるというのも面白い。

『宿屋の富』はそれほど好きな噺ではないのだけれど、聴けばやっぱり面白い。
ホラを吹かすだけ吹かしておいて「……素直な野郎だねえ……」と感心しているのもおかしいが、やっぱりこの噺は富くじを突く前に湯島天神の境内でワイワイやっている連中の会話が楽しい。特に「二番富が当たる」と吹聴している男が、富が当たったら吉原の女を身請けすると妄想を繰り広げているところはこの噺の白眉だと思う。
それにしてもいつも気になるんだけど、この噺この後どうなるんだろう。ホントに一文無しと宿の主人で山分けするんだろうか。

一度帰宅して昼食を摂ってもまだ13時。
どこか行くかバイクと車の洗車でもするかと考えるも、大晦日に録画していた『ガキの使い』などを見ているうちに夕方に。……なんか昨日とまったく同じような展開だなあ。
明日からまた仕事か。なんか忘年会でいきなり営業に喧嘩売られたりしたし、気が重いなあ。
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