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人形町噺し問屋 その七十二 [落語]

人形町噺し問屋 その七十二
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『垂乳根』
三遊亭けん玉『ん廻し』
三遊亭兼好『風呂敷』
コント青年団 コント
三遊亭兼好『へっつい幽霊』

ご挨拶は「多分この件じゃないかな」と予想していたが案の定豊田議員の話題。これかあとは藤井四段のどちらかだと思ったんだ。
「普段は優しくて、いざとなったら罪を全部秘書に押し付ける議員の方がよっぽど怖い。豊田議員はあれだけ罵倒してるんだから、『いざというときに秘書を身代わりにしよう』なんて思ってなかったはずで、そう考えるとまだマシ」という理屈はすごい。
政治家と秘書という関係は噺家と弟子という関係によく似ているそうで、常にYesしか言わない人がいるといつの間にか嗜虐的になるのだそうだ。ちなみに兼好師の弟子はじゃんけんさんは何を言っても堪えず、けん玉さんはことあるごとに「自分柔道やってたんで」「レスリングやってたんで」と威嚇してくるそうで、兼好師はイマイチ威張れないとのこと。
また豊田議員のあの歌い調子は怖いといい、けれども本当に腹が立つと人は歌い調子になるのかもしれないと自身の経験を話す。曰く、以前50円ハガキを大量に購入していた。2円値上がりして、仕方がないので2円切手を買い足してチマチマと貼っていたら、今度は10円値上がりした。交換するにも手数料がかかるというので、さらに10円切手を買い足して貼ったら名前を書くスペースがかなり小さくなった。そもそも普通の商品なら値上がり前に買ったものはそのまま使えるのだから、値上がり前に買ったハガキは差額を払わずにそのまま届けてくれたっていいじゃないか、と珍しく興奮状態で話す。で、そのことを郵便局に行った際に暇そうにしていた窓口の係員に雑談混じりに言ったところ、ポカンとした顔で「10円切手をお買いになるってことですか?」と言われ、あまりの腹立たしさに「10円切手は買いません〜♪」と歌い調子で言ってしまったとか。

じゃんけんさん、父上が大分から上京して見にきているらしく「この歳になって授業参観みたいなことをされるとは思わなかった。この高座の出来によっては大分に強制連行されるかもしれませんので皆さまご協力をお願いします」。

けん玉さん、「じゃんけんさんは協議の結果、大分に帰ることに……」。
今日前座がふたり出てきたのは、じゃんけんさんの父上はけん玉さんの高座を聴いたことがないそうなので、聞き比べをしてもらうためだとか。「なるほどあと2年もするとこうなるのか」と思うか「こんなもんか」と思うかはわからないが、とのこと。
さすがにけん玉さんには一日の長がある。

兼好師の一席め、さすがにマクラも噺も短めに。
兄いが「女三界に家なし」などの説教を自分のおかみさんにするという形は珍しい。おかみさんも「ふーんそんなもんなの」みたいな感じでおとなしく聴いていて、仲がいい。兄いがおかみさんと険悪な雰囲気で家を出る形が多いが、確かにその演出は別にいらないよなあ。

二席め、日本にもカジノができそうで、「金を使いすぎないようにカジノでは金を下ろせないようにしよう」とか「入場時にマイナンバーを提出させるようにしよう」とか法案を考えているそうだが、そんなことしてギャンブルが面白いんですかねえ、とのこと。確かに。
兼好師の『へっつい幽霊』は2回め。
熊さんの鯔背っぷりと幽霊のぐずぐずっぷりの対比が面白い。
若旦那の明るく軽いキャラもおかしい。

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第五十二回 一蔵ひとりの会 [落語]

第五十二回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『ちりとてちん』『黄金餅』『大山詣り』

今日図書館に返さなければ本があったのだが、まだ半分くらいしか読んでおらず、後の予約も詰まってるので延長もできない。谷中から帰ってきてから大急ぎで読み、図書館へ行って買い物もして……といろいろと忙しくやっつける。
ここまでせわしなくしてまで落語行くことはないじゃないかとも思うが、一蔵ひとりの会は久しぶりだったので。
最近ずっと他の会とバッティングしていて行けてなく、先月のスペシャルにも行けなかった。なんだかんだでほぼ半年ぶり。

一席め、噺家の後輩たちと地元でバーベキューをしたときのエピソードを。ヤンキーたちに絡まれたそうで、一蔵さんが出て行こうとしたところを小辰さんたちに羽交い締めにされたとか。結局なな子さんがその場を収めたそうだが、「この話は半年くらいマクラで使いたい」とのことなので詳細は書かない。
噺はやはり梅雨時期にぴったりなのか、谷中に続いての『ちりとてちん』。
聴くたびに新しいヨイショが追加されていく。
そのわざとらしさがおかしい。

二席め、「勉強会にくるような落語好きのお客さんの前では有名過ぎる『ちりとてちん』は普段やらないんだけど、今日演る二席め三席めの噺が笑いどころがないので罪滅ぼしのつもりでやった」とのこと。確かに『黄金餅』はなあ……。
とはいえ、持ち前のエネルギッシュさと押しの強さのせいか、あまりグロテスクさは感じない。
言い立ては最初に冒頭近くで間違えて再チャレンジ。が、終盤近くでまた間違え、「ああ、もういいや!」と放棄。三席めのときに言っていたが、「〇〇町、〇〇町、〇〇橋を渡って……」とどこまでいっても同じようなフレーズが続くので覚えづらいのだそうだ。『金明竹』や『蝦蟇の油』のようにストーリーになっているのものであれは2日もあれば覚えられるそうだが、これはこの1週間ずっとやってきたのにダメだった、とのこと。

三席めの『大山詣り』も季節ネタ。昔は大山に登れるのは6月下旬から7月上旬までの間だったのだそうだ。なのでちょうど今の時期だったようだ。
乱暴者の熊は一蔵さんのキャラクターを活かした感じに。熊の逆ギレっぷりがおかしい。
確かにこの噺も笑いどころはあまりないかな。

終演後のお見送りで「あれ、痩せた?」と聴かれる。去年入院した影響でちょっとダイエットしたのだが、半年くらいで今の体重まで落としたのでそれ以降に会った人はあまり見た目変わらないと思うのですが……。
タグ:春風亭一蔵
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谷中はなし処 平成二十九年七月二十五日 [落語]

谷中はなし処 平成二十九年七月二十五日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭まん坊『桃太郎』
三遊亭萬橘『うなぎ屋』
林家たけ平『竹の水仙』
オーパーツ コント
立川志の春『ちりとてちん』

雨。久しぶりに電車で行く。
会場の階段のところに「今月の花」としてひまわりが一輪いけてあった。こんなのあったっけ。
開始10分前に着いたらまん坊さんが始まったところ。前座は開演時間の前、という圓楽一門の伝統は他流派と一緒のときも変わらない。

萬橘師、階段の花はたけ平師によるものだという。「先月から始めたんですよ。先月からきっと金が入ってくるようになったんでしょうね」。たけ平師は他の会でも買ってくるのはいいけど、終わっても持って帰らないという。仕方ないのでいつも萬橘師が持って帰るのだが、萬橘師の娘さんが最近その花のことを「落語家の華」と呼ぶそうで、こないだは「落語家の華が枯れそうになってる!」と言われたという。
「縁起でもないので『落語家の華』じゃなくて『たけ平の華』と言いなさい」と言い聞かせたそうだ。
噺家という職業は簡単そうに見えるかもしれないが、実は難しいと訴える。「ここまで5分くらいしか話してないのに、こんなに噛んでる」。で、見てるだけなら簡単そうに見えるというつながりで『うなぎ屋』に。
うなぎ屋の主人がなんかけんか腰でどことなく偉そうなのがおかしい。

たけ平師、寄席サイズなのかポンポンとスピーディに話が進んでいく。
もったりしたところがなくて軽快。
とはいえ枝葉末節を飛ばしすぎて若干つながりが悪いというかちよっと説明が不親切になっているところがあったかな。

コントは透視師の萬橘師とその弟子の志の春さんのところにたけ平師が訪ねてくるというシチュエーション。
手ぬぐいで目隠しをして後ろを向いた萬橘師が、たけ平師が出した指の本数を当てる。目隠しをするときに加減がわからずに力一杯締めてしまい、萬橘師が「痛ーい! ……星が見える」と悲鳴を上げる。
最初はあからさまに志の春さんが萬橘師にサインを出していたのだが、途中からホントに当て始める。あれどうやってるんだろ。

志の春さんは季節ネタ。
お世辞の上手い男は口ではいろいろいいながらも何か目が笑ってない感じ。これはキャラクターというよりも志の春さんだからなのかな……。
一方口の悪い男の方のご馳走に対する反応は結構素直な感じ。
ちりとてちんはだいぶ飲み込むのに苦労をし、ちょいちょいご隠居が意地悪するのもおかしい。

結局せっかく電車で行ったのにほぼ雨は降らず。バイクで行けばよかったなあ。
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扇辰日和VOL.63 [落語]

扇辰日和VOL.63
於:中野 なかの芸能小劇場

橘家かな文『蒟蒻問答』
入船亭扇辰『団子坂奇談』
入船亭扇辰『茄子娘』
三遊亭天どん『ハーブをやっているだろ!』
入船亭扇辰『心眼』

東京オリンピックから正式競技になったという3×3というバスケの試合が大森でやっているというので、落語の前にカメラ持って見に行く。
ここニフティの本社が入ってるビルで『ぽっどきゃすてぃんぐ落語』収録してたところだ。
バスケのコートの半面分で、ひとつのゴールを使う。前に流行った3 on 3とは違うのかな? 試合時間は10分またはどちらかか21点取るまで。普通のバスケのスリーポイントは2点で、他は1点。DJがいて音楽を流し、MCが実況しながらというスタイルで、解説もしてくれるのでルールもわかりやすいし盛り上がる。
思った以上に面白かった。
もっと見たかったが、扇辰日和の時間も迫っていたので後ろ髪を引かれつつも会場を後にする。結局40分ほどしかいられなかった。
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Nikon Df

昼食も摂らずに中野まで移動する。
かな文さん、「扇辰師匠のご厚意で、大きめのネタを演らせていただけるとこになりました」と『蒟蒻問答』。
これが上手いんだ。
八公の生臭坊主ぶり、権助の田舎臭さ、蒟蒻屋の六兵衛親分のどっしり感、沙弥托善の堅物感なんかがよく出ててキャラも立っている。前座でこれだけできるってすごいね。

扇辰師の一席め、「かな文さんが『ご厚意で』って言ったけどね、別にご厚意も何もないんですよ。『やってもいいですか』と聞かれたから『ダメだ』とはいえないじゃないですか」とのこと。「でもそのチャレンジ精神はいい」とお褒めの言葉。自分の弟子には厳しいのに。「弟子より稽古にくるんですから」。じゃあ文蔵師に借りはないんじゃない?
「自分の弟子がふたりとも二ツ目に昇進したので前座がいない。ホントはチンピラ(文蔵師)に借り作るの嫌だったんだ。ホントは一花に頼もうと思ったらアイツ忙しいんだよ、オヤジキラーだから」とのこと。
マクラでは『超入門!落語 the Movie』に触れる。
夏にEテレで新作を放送するらしく、そこで『茄子娘』をやってほしいといわれたそうだが、時間はなんと8分半。普通に演ったら20分くらいかかるのに、と。なんとか収めたそうだが、後日以前の放送のメイキング番組をたまたま見たら、役者さんが「落語家の話し方が速い」と言っていて、「そりゃそうだよ時間短えんだもん、早口で演るしかないでしょ」と苦笑する。
さて『団子坂奇談』は小辰さんで1回、扇辰師で1回しか聴いたことがない。
噺は淡々と進んでいき、そば屋の娘が赤ん坊の死体の腕にかじりついたところで「うわぁあああああーーーー!」と大声を出して会場中をビビらせる。

仲入りを挟んで緞帳が上がるも、めくりが扇辰師のまま。
かな文さんめくり忘れてるぞ、と思ったら羽織なしで扇辰師が登場する。
曰く、『団子坂奇談』があまりにもくだらないので特別サービスにもう一席、とのこと。
扇辰師は結構こういうパターンでのもう一席が多い気がする。お得。
が、「もっとくだらねえ噺を演ります」とのこと。
『団子坂奇談』も『茄子娘』も今じゃほとんど扇辰師しか演らないそうで、扇橋一門でもほとんどいないそうだ。それでも『団子坂奇談』は何人かに稽古をつけたが、『茄子娘』はひとりしかいないんじゃないか、とのこと。2年くらい前に三三師で聴いたから三三師かな。もっと前、7〜8年くらい前に兼好師でも聴いたことがあるんだけど、それは誰からのなんだろう。
そういやCDでは聴いたことがあるが、高座で扇辰師の『茄子娘』聴くのは初めて。
まあ確かに変な噺っちゃあそれまでだけど。

天どん師、かな文さんに触れ、「すごいですよね、僕アレ持ってないんですよ。何なら教わっちゃおうかな。『誰に習ったんだ!』『かな文くんです』って面白いですよね」天どん師ならそれも面白いかも。
で、あいかわらず「何を求められているのかわからないので皆さんに決めてもらいます」とアンケートをとる。今日は新作と古典の二択でほぼ同じくらいに割れるものの新作に決定。
今日は先輩の先輩のゲストだからか、いつもよりやる気なし風のオーラが控えめな気がする。

扇辰師の三席め、扇橋師が亡くなって2年近く経ち、命日に一門で墓参りに行くか、という話も出たが、「暑いから」という理由で全会一致で取りやめになったという。
これまで扇橋一門は皆仲が良かったそうなのだが、「扇橋」の名が空いて、兄弟子(おそらく扇遊師だろうが)が「俺は継がない」と宣言したことで一門内がギスギスし始めたという。「私の目はないです」とのこと。そんなもんですか。
他の一門は「誰が師匠から一番愛されたか」ということを張り合ってギスギスしているのだという。「あーどこの一門かいいたい!」えーどこだろう。
さて『心眼』は初めて聴く噺。
んー、まあ「うん、それで?」っていう感じを抱いてしまう。結局のところ夫婦の情愛を描いたものとなるのだろうか。
端正な分、目が治ったときの梅喜の不実な態度が目立つ。しかし「人三化七」ならぬ「人なし化け十」ってどんなんだろ。
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三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『青菜』『井戸の茶碗』『浜野矩随』

曇り空なのでなんとなく家の中でぼんやりと過ごす。
なんか日曜の昼のテレビ番組ってずるずると見ちゃうんだよなあ。
洗濯して買い物行ってビール飲みながら野球見て合間に写真をインスタにアップしてとそれなりに充実してるっちゃあしてる。
最近取った写真をインスタばっかりに上げてこっちにはほとんど上げてないな……。まあほとんど見てる人いないからいいんだけど。
で、野球も延長に入ったところで家を出る。

遊馬師の『青菜』はなんと5年ぶり。そんなに聴いてなかったか。
マクラで「庭に水 新し畳 伊予すだれ 透綾ちぢみに 色白のたぼ」とあったので『青菜』とわかる。
日本語の言葉遊びの例として……と切り出したのだが、隣の若めのカップルにはまったく通じていない様子。あまり想像できないですかね、と逆の「西日射す 九尺二間に 太っちょの 背なで児が泣く 飯が焦げつく」も出す。こっちはやや通じたようだがそれでも反応は薄い。そりゃそうだろうなあ。俺だって何度聴いても意味わからなくて調べてようやくわかったし。
まあそれはそれとして、遊馬師の植木屋の夫婦はかなり仲がいい感じ。他の噺家の「なんだかんだいって仲がいい」というのではなく、元から仲良しな感じ。
自分でもやってみたい、とやっている場面はわりとさらっと。「ところで植木屋さん」「植木屋はお前だ!」とかの「お屋敷でのやり取りを再現するために不自然になる」部分を長くくどく演る人もいるが、私はそれ苦手。さすがにそんな馬鹿いないだろって醒めてしまう。なので遊馬師のはちょうどいい加減で好き。

一席めが終わって高座が暗転して着替えタイム。
舞台が暗い青の照明になり、何箇所かが紫の光が当たる。もしかして紫陽花の表現かな。

二席め、袴をつけての登場なので侍の噺かと。先週『粗忽の使者』をリクエストしておいたのでちょっと期待したが『井戸の茶碗』でした。
まあ井戸茶も好きな噺なんだけど。というか井戸茶で遊馬ファンに、ひいては落語好きになったから、私にとっては特別な噺。
先日は寄席で聴いたがカットされており、久しぶりにフルで聴いた。やっぱり面白い。
「屑屋さん。この五十両は持ち帰りなさい。持っていきなさい。……優しく言っているうちに持っていきなさい」と千代田朴斎と高木作左衛門がふたりとも言っている場面が好き。これあまり言っている人いないんだよなあ。

『浜野矩随』は結局先週の遊馬百席からさほど変わらず。まあそりゃそうだろうなあ。
若狭屋での一件を母親に話す場面でハメモノが入る。
母親が最後に彫ってくれというものが観音様から阿弥陀様に変わっていたが、これには何か意味があるのだろうか。難易度はさらに上がっていそうだけれども。
それと「松次郎はもともと筋は良かったのだが何かが足りなかった」という解説が加えられていた。これは今まで聞いた中だと志らく師がそういうことを言っていたのだが、正直私はそれは余計だと思うんだよなあ……。まあ素人の感想なので。

毎回3組に次回独演会のペアチケットが当たるのだが、なんと私が当たった。
あらあらそんなことしてくれなくても毎回お金払って行くのに。
今年は野球のチケットも当たったし、ついてるなあ。
そうそう野球といえば延長で2点差つけられていたところまでをネットで見て諦めていたのだが、亀井がサヨナラ3ラン打って男泣きしてるのをニュースで見てこっちまで泣きそうになってしまった。俺亀井の大ファンなんだよう。
タグ:三遊亭遊馬
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第二十六回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十六回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『道灌』
三遊亭けん玉『蝦蟇の油』
三遊亭兼好『悋気の火の玉』
ふくろこうじ パントマイム
三遊亭兼好『寝床』

仕事関連の検定試験を受けようと思い立ち、その検定試験の対策セミナーに参加するために有給を取る。
で、そのセミナーが夕方に終わったので、せっかくだからと横浜ひとり会にも行くことにする。
当日券だったので二階席。二階席初めて入る。

「まずは前座で一席」と兼好師が自分の会の前座として出てくる。いつもながら贅沢だとは思うが、本来の前座はやりにくいだろうなあ。それともいい刺激となるのか。
梅雨入りしたことに触れ、「雨が降るくらいならいいですよ、最近じゃミサイルが降るかもしれないんですから」と某国をいじる。
「あの国は何でしょうね。こっちをイライラさせるのが目的なんですかね。子どもでもいるでしょ、大事な話をしているときに余計なことを言って邪魔してくる子が」と子ども扱い。まあ確かにアレは駄々っ子みたいだしなあ。
「雨が多くなると掛ける噺がある」と『道灌』に。あー、確かに梅雨の季節の噺といわれればそんなような気もする。まあ年中聴いてるけどね。
兼好師の『道灌』は2回めか。かなりレアな噺だと思う。
で、毎回しつこくいうようだけれどもやっぱり面白い人は前座噺だろうがかなり面白い。
雨具の断りようを試そうとワクワクしながら待ち受け、「提灯貸してくれ」と言われたときの「ちょっ、おま」という表情がなんともいえない。

けん玉さん、ネタおろし? またはそれに近いかな?
全体的に固いしこなれてない感じは否めない。
正直言い立てというか口上の部分は「あー言えた言えた、よかったよかった」という感じ。とはいえこれはこれからこれから。数をこなしていくうちにどんどん良くなっていくだろうなーと思う。

二席めの『悋気の火の玉』は兼好師では初めて。
この話自体あまり聴かないが、これも人魂の噺だし季節ものなのか。
お妾さんの方は火の玉になっても色っぽい、というのが面白い。
対してお内儀さんの方は轟々と燃えていて、説得をしている最中でも旦那に食ってかかって旦那が熱がるというくすぐりがおかしい。
また、火の玉対決を見るためにその場所が祭のように賑わっているという演出も面白い。

パントマイムのふくろこうじさん、パントマイムに加えてジャグリングなども。
手にした帽子が腕を伝って頭に乗っかるというパフォーマンスがやたらにウケ、なにかジャグリングに失敗する(ように見せている?)ととりあえずその帽子のパフォーマンスをして体勢を立て直すのがおかしい。

兼好師の三席め、重蔵が長屋連中の断り方を再現するのがとにかく面白い。
その中でもやはり白眉は豆腐屋だと思う。がんもどきの製法を細かに説明し始めたところで「黙れ」と一喝されるところなどは本当におかしい。
また機嫌を損ねた旦那が、重蔵の説得によりやる気を取り戻したときのニヤッとする表情がなんともいえない。

終演後に知り合いともつ焼きで一杯飲み、さて帰ろうかというところで駅前で兼好師とばったり会い途中まで一緒に帰る。多分ひとりで静かに帰りたかっただろうにスミマセン。
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両国寄席 平成二十九年六月十一日 [落語]

両国寄席 平成二十九年六月十一日
於:お江戸両国亭

三遊亭上楽『宗論』
三遊亭喜八楽『一目上がり』
三遊亭萬橘『味噌豆』

遊馬百席の板橋から両国寄席まで移動。
ちょっと時間が余ったので回向院に行ってみる。落語にはよく出てくる場所だけれども、行ったことはなかった。
人だけでなくいろいろな生き物の回向もするそうで、猫や犬、小鳥の碑などもあった。

萬橘師は相変わらずというか、とりとめのないことを半ばやけっぱちのように声を張ったり一転憑き物が落ちたようにぼそぼそと話したり。その落差というかテンションがおかしい。
なぜかマクラでそばとうどんの食い分けまでやり、どんどん時間を使っていく。途中で「時間がどんどん過ぎていくなあ」とか言っていた。
まさか漫談で終わりじゃないだろうな、とちょっとハラハラし始めたところで『味噌豆』に入る。
同じ味噌豆をつまみ食いするのでも、小僧と旦那では仕草が違うのが面白い。
定吉は豆を一粒食べるだけでも派手に百面相をするが、旦那は熱そうに食べるだけ。
そのふたりが「どこかひとりで食べられるところはないか」と考えて「……便所」と同じ表情でニヤリとするのがおかしい。

萬橘師が終わって外に出たところでけん玉さんと会う。
私のバイクを見て「……HONDAですね」。うん、特に感想がなければ無理になにか言わなくてもいいから。
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遊馬百席 第100回 [落語]

遊馬百席 第100回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『酢豆腐』『大工調べ』『浜野矩随』

ついに遊馬百席も100回め。
確か20何回めかあたりから行くようになっており、今までで一番長く通っている会かもしれない。その当時は巣鴨のお好み焼き屋だったんだよなあ。
さて100回めだからといって特になにかをするというわけでもなくいつも通りに。来週独演会があるのでそれのネタのリクエストを受け付けるというのをイベント代わりにしようとしたそうだが、集まりが芳しくない上に皆リクエストがバラバラで、票が集まった噺がないのだとか。
季節もあるだろうしなかなか難しいのかもしれない。
で、季節ものということで『酢豆腐』に。
最近は『ちりとてちん』ばかりで、『酢豆腐』を聴くのは久しぶり。
というかここ数年ではほとんど遊馬師でしか聴いていない。
糠漬けを出す攻防の場面がないのは残念だったが、若旦那のシーンはたっぷりと。
遊馬師のこの若旦那、かなり面白い。遊馬師の体格で中性的でキザな役というのもギャップがあっていいし、たまに若旦那が素になるところもおかしい。

二席めも大ネタ。
大家と与太郎とのやりとりをあっさりめにして、早々に棟梁にバトンタッチする。
棟梁のお願いも軽やかで、これならなんとなく道具箱を渡してくれない大家の方が因業なような気もする。
言い立ては軽やかかつ鮮やかで素晴らしい。
今日は調べの場面まで。
大家に残り八百を支払うようにとのお裁きが出た後での舞台転換はなく、そのまま「質株はあるか」という質問に入る。これはまどろっこしくなくていいなあ。
さらに大家に暴言を吐いた政五郎にも奉行からお小言があった。与太郎が小言を食らうのはよくあるが、棟梁にまで小言があるのは初めて聴いた。しかしこうすると登場人物三人ともが小言をくらうことになり、なんとなくこの後三人が和解しやすくなりそうな雰囲気になる。大家だけが悪者になるよりも、こちらのほうが名奉行っぽい気がする。

三席めもまた大ネタ。さすが100回め。
若狭屋は「矩随」ではなく「松ちゃん」「松次郎さん」と本名で呼ぶ。
小言がかなり辛辣だが説得力があり、余計いたたまれないだろうなあと思う。なんか学生時代に部活の仲間が先生に怒られているのを横で聞いているような感じ。
彫り上がった観音様を若狭屋に持って行き、家に帰ると母親は自刃ではなく天命で亡くなっていた、というのは初めて聴いた。最近では助かるパターンというのもあるらしいけれども。
私はこれまで自刃したパターンしか聴いたことがないのでちょっと驚いた。天命だと家を出るときの水杯の場面があまり意味がなくなっちゃうような……。
とはいえ遊馬師もどうやらいろいろと悩んでいるらしく、そのパターンだと前後の場面と上手くつながらないのだとか。来週の独演会でも掛ける予定らしく、「どうしようかなあ……」と悩んでいる様子。これはこれで来週のお楽しみができた。

ネタのリクエストはまだ受け付けているとの事だったので『粗忽の使者』を本人に伝える。
「遊馬師匠の侍が好きなんですよー」と侍を推す事も忘れない。
一回聴いたことがあるけどもう5年以上も前だし、また聴きたいなー。
タグ:三遊亭遊馬
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國學院大學落語研究会創立六十周年記念落語会 [落語]

國學院大學落語研究会創立六十周年記念落語会
於:渋谷 國學院大學

春風亭朝之助『壺算』
入船亭扇辰『一眼国』

國學院大學落研OBが出演する落語会。
このふたりの前に落研OBの天狗連若木家元翁さんが『宗論』の改作の『球論』、若木家志楽さんが『粗忽長屋』、寿司家並平さんが『松山鏡』を披露する。

朝之助さん、瀬戸物屋の番頭がやたら元気で愛想がいい。どこぞのチェーンの居酒屋のようだが、これがなんだか心地よくて楽しい。これ好きだなあ。
時間があまりないのか、値引き交渉もさほど時間がかからずにサクサクと進む。これもまたスピーディで気持ちいい。

扇辰師、会場となった講堂には初めて入ったそうで、「現役時代には用がねぇもの」だそうだ。
頑なな六十六部と、いかにも裏稼業っぽい香具師とのやりとりが面白い。
それにしてもやっぱりこの噺、オチの「裁きは後じゃ、すぐに見世物小屋へ連れてまいれ」というキレはいいんだけど、その前までに顔を合わせることぐらいあるだろうにこの時点まで一つ目だか二つ目だかわからないなんてそんなことありえないよなあ。とか思うんだけど、そもそも一つ目の国なんてこと自体がありえないんだからそんなツッコミを入れること自体がナンセンスなんだろうな。

この後にも桂伸三さんや他のOBも出るんだけれども空腹に負けて退出。
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両国寄席 平成二十九年六月九日 [落語]

両国寄席 平成二十九年六月九日
於:お江戸両国亭

花仙 太神楽
三遊亭兼好『ねずみ』

兼好師、岡山に学校寄席で行ってきたそうで、4校分高座をつとめたが笑いの量は学校の偏差値と比例するという。「……今とても重要な話をしてますよ!?」。
でも今の日本は普通に学校に行けるだけ幸せだという。他の国では学校に屋根や壁がなかったり学校自体がなかったりする、ちょっと前の日本だって子どもが働かなくちゃならないから学校にも行けなかった……と子どもの卯之吉が働き手として登場する『ねずみ』に。
毎回書いているけれども兼好師の『ねずみ』は二件隣の生駒屋が「ハイ生駒屋です!」と乱入してきて場を引っかき回したり虎屋乗っ取りの真相を話したりと大活躍する。
ちょっと良くしてもらったからといって、宇兵衛が自分の口から虎屋を乗っ取られたことを話すのはやっぱりどうも違和感があるが、この形なら自然だし笑いも入りやすい。
生駒屋の「おしゃべりだけど気のいいオジサン」ぶりがなんとなく親戚を見ているようで楽しい。
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