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兼好庵 〜夏、うごく〜 [落語]

兼好庵 〜夏、うごく〜
於:池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト

三遊亭けん玉『猿後家』
三遊亭兼好『汲みたて』
山本光洋 パントマイム
三遊亭兼好『死神』

クーラーをつけなくても大丈夫なくらい涼しく、久しぶりにぐっすりと眠れた気がする。
このぐずぐずとした天気にはいい加減うんざりだけれども。
雨が降りそうな天気なので電車で会場まで行く。
池袋に行ったときに必ずといっていいほど行くランチハウスでチキンカツ定食を食べる。げっふぅー。……いや好きなんだけど、さすがにこの歳になると半分でもいいかもしれん。
胃もたれしながら芸術劇場に。

けん玉さん、ネタおろしかそれに近い状態かな?
前座用なのか、枝葉末節は刈り込んでほぼメインのストーリーに沿った感じに。
貸本屋の善公のまったく心のこもっていないヨイショがけん玉さんらしくて大変面白い。
キレた猿後家のお内儀さんがドスの効いた声で「お前今なんて言った? ウキッ」っというのも面白かった。

兼好師の一席め、昔はいたるところに肥溜めがあったと回顧して『汲みたて』に入る。
この噺は兼好師では初めて。というかほとんど聴いたことがない。
女のお師匠さんに唄や三味線の稽古に通う若い衆たちの邪な狙いがおかしい。
それにしても若い衆たちの「芸事の下手っぷり」が上手い。
とはいえ基本的に下ネタが多くて真っ昼間に堂々と演るような噺でもないような……。

二席め、高校野球の応援なんかでスタンドの女子生徒などがよく祈ってたりするが、あれはどの神様に祈ってるんだろうか、一神教ならその信仰対象の神様なんだろうが八百万の神の国の日本だと対象がわからないというような話から『死神』に入る。
途中ろうそく部屋に連れて行かれるシーンで燃え盛るろうそくを見つけ、「それはお前の別れた女房のだ」と言われて黒い笑顔で「消していい?」と聴くのがおかしい。このくすぐりは初めてかな。

終演後は日も高いうちに居酒屋へ行ってビールを飲む。
さすが池袋15時過ぎだというのにすでにほぼ満席でしかも結構みな酔っ払っている。
いい感じに酔っ払って外に出るもまだ17時くらいで全然明るい。ダメなオトナっぽくて楽しい。
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兼好∞ シーズンII(第6回)仙台の鬼夫婦 [落語]

兼好∞ シーズンII(第6回)仙台の鬼夫婦
於:巣鴨 スタジオフォー

三遊亭けん玉『手紙無筆』
三遊亭兼好『祇園祭』
玉川奈々福『仙台の鬼夫婦』
玉川奈々福『金魚夢幻』
三遊亭兼好『お化け長屋』

伯母の一周忌と納骨があったのだが、この会もだいぶ前から予約している。悩んだ末、法要だけ出席して会食をパスして喪服のまま会場へ。ギリ不義理にはならないだろう。

けん玉さん、ここ最近『手紙無筆』を聴くことが多いが、その中でも出色の出来だったのではなかろうか。
今日の高座は面白かった。オチもちょっと違っていたし。

兼好師の一席め、『祇園祭』は兼好師では初めて聴く。
京都の人間のイヤーな感じがよく出ているものの、最後に笑うその笑い方がおかしくてそんなに嫌な感じを受けない。下手な人だとホントに京都人が「イラつく嫌な奴」で聴いてて嫌な気分になるのだが。
啖呵も今日はキレがあり、聴いていて心地いい。

奈々福先生、「浪曲初めてという方は?」と聞くがほとんどいなかったようだ。前回の兼好∞のゲストが太福さんだったからなあ。
けれども浪曲に慣れてるってわけではないから、「待ってました」とか「たっぷり」とかのお約束を熟知してるわけでもない。なのでそこらへんを期待されても応えられない。
それは仲入りのときに気づいたらしく、二席めのときに「あれは浪曲のスタンダードではありませんから!」と釘を刺される。
それはともかく、いやあ素晴らしかった。「どこが」と聞かれても答えられないのだけれど、朗々と歌い上げているときのコブシとかいいねえー。日本人のDNAに響くというか。
太福さんも言っていたのだが、どうやら浪曲には拍手するポイントがあるらしいのだが、そのポイントがわからない。褒めたいんだけどどうすればいいのかわからない。うーんもうちょっとちゃんと聴かないとダメかな。浅草の木馬亭行けばいいのだろうか。
いずれにしても面白かった。特に一席めはよかった。
二席めも悪くはないがファンタジー色が強めだったので若干入り込めないところがあったかな。

兼好師の二席め、久々の『お化け長屋』。
先日の「けんこう一番!」で怪談噺のマクラを振っていたときに、「『お菊の皿』か『お化け長屋』か……久しぶりに『お化け長屋』聴きたいなー」と思っていた。その時は『お菊の皿』がかかったのだが、今日『お化け長屋』が聴けて嬉しい。実に3年ぶりくらい。
やっぱりたぬもく、最初にきた男、ふたりめの男とそれぞれキャラが立っていて面白い。
特にふたりめの男がどさくさに紛れて最初の男が置いていった財布を持っていってしまうのだが、「橋のたもとで泣いてる野郎がいたからやっちゃった」と最初の男に財布が戻るのがおかしい。こういう細かいところにもフォローが入るのが兼好師っぽい。

前回は人数がいっぱいということで打ち上げに参加できなかったのだが、今回は大丈夫だった。
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菜々福先生と兼好師のツーショット。

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兼好師がこんな表情をするのは珍しい。なんでこんな顔になったのかは忘れた。

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けん玉さん。……なんか普通の好青年っぽくなってしまった。

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じゃんけんさんが好青年っぽいのはまあいつも通りというか。

Nikon Df
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第五十三回 一蔵ひとりの会 [落語]

第五十三回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『たがや』『粗忽の釘』『青菜』

昼間どこかに写真でも撮りに行くかと思ったのだが、暑くて家の中でぐだぐだと過ごしてしまう。
今日は北千住の花火大会で、うちの近所も落ち着かない。
うちから徒歩5分の場所で打ち上げてるのに、裏のマンションで遮られてまったく見えないという。
花火なんて写真チャンスではあるが、人ごみのなかに行くのも嫌なので落語へ脱出を図る。

一席めはタイムリーな『たがや』。
マクラでテキ屋での思い出などを振りながら、落語本編でもヤンキーエピソードやテキ屋エピソードを絡めながら噺を進めていく。
これはこれで一蔵さんにしかできない個性だよなあ。

二席めはネタおろしかな?
主人公は大工の棟梁で、父親が二階にいるというパターン。
フェーフェーの洗いっこなどは一之輔師などと一緒だが、オチが「ここまで箒かけにこなきゃならない」で終わりではなくさらにその先がある。
調べてみたらこちらのほうが元の『宿替え』というネタに近いようなのだが、私はこの形初めて聴いた。

三席め、「夏だから『もう何度も聴いたよ』って方もいらっしゃるでしょうが」と『青菜』。
まあ確かにもう何度か聴いている。
一蔵さんの『青菜』の特徴は、まず植木屋がお屋敷の旦那に心酔し切っているというのと、夫婦仲がものすごくいいのと、建具屋の半公が植木屋の茶番を楽しんでるということ。
先日ポッドキャストでこしら師が「おうむ返しネタでは、失敗パート部分(『青菜』なら植木屋が真似をしているところ)では一切感情を込めない。トレースするだけでいっぱいいっぱいなはずだから」といっていてなるほどなと思ったが、一蔵さんのこの噺もそんな感じ。「憧れの旦那の真似をするだけで精一杯」という感じがすごくしている。
で、「菜はお好きか」「きれえだよ」「……お前それはないだろう」というところで一気に感情が戻ってきてその落差がおかしい。

家に戻ろうとすると、まだ花火大会が終わっていなかった。
ちょっと離れたところから最後の5分だけ花火を見る。
混雑しなきゃいいのになあ……。
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Nikon Df
タグ:春風亭一蔵
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第179回 白金寄席 [落語]

第179回 白金寄席
於:白金高輪 白金いきいきプラザ

三遊亭あおもり『愛を詰め替えて』
三遊亭兼好『たがや』
寒空はだか 歌うスタンダップコメディ
三遊亭兼好『短命』

今週はクライアントが夏休みだったのでかなり平和。なので今日も早めに上がって落語へ。来週からまた頑張ります。

白金寄席は初めてだけど、かなりの歴史がある地域寄席のようだ。てことはシロガネーゼがいっぱい!? そうは見えなかったけれども(失礼)。

兼好師も一席めのマクラで白金と北千住との差を語りまくる。
まあもういいんだけどさ。なんか「北千住」っていうだけで笑われるのはムカつくな。今日は特に。僻みなのかな?
北千住で誇れるものとして明日開かれる花火大会を挙げ、そこから『たがや』に入る。今シーズン初かな。
んんー、暑さのせいか? 今日はなんとなくキレがイマイチよくないような……。啖呵もさほどスッキリしない……。

二席めの『短命』も面白いのは面白いんだけど、なんとなく普段ほどの勢いがないような……。
もしかしたら携帯が大音量でお鳴りになったりシロガネーゼたちがでけえ声でベラベラ高座中におしゃべりしたりってことで、こっちのテンションが落ちてそう感じてるだけかもしれない。

あおもりさんも前に聴いたときはもっと面白かったと思うんだけど、久しぶりに聴いてみたらもっさもっさした喋り方でなんかフレッシュさがない感じ。
うーん今日はどうも今ひとつスッキリしないなあ。

終演後に飲みに行ったらさすが白金普通の居酒屋でも高いすなあ。
いつも行くような居酒屋と同じクオリティで1.2倍くらいすんのね。
サービス(接客の意味の方の)も悪いのになあ……。
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けんこう一番!第五回三遊亭兼好独演会 [落語]

けんこう一番!第五回三遊亭兼好独演会
於:国立演芸場

三遊亭兼好 『金明竹』
三遊亭けん玉『弥次郎』
三遊亭兼好『お菊の皿』
坂田美子 琵琶『耳なし芳一』
三遊亭兼好『鰻の幇間』

ここ2週間ばかり落語を聴いていない。
先日の日曜日に仕事関連の検定試験を受けてきたので、その勉強のために時間を割いたというのもあるのだけれども、入谷の朝顔市や浅草のほおずき市なんかに出かけていたというのもある。
いずれにせよ落語分が足りていないので補充に向かう。

前座代わりに、とまずは兼好師が高座に上がる。
季節や気候の話をマクラに。
昔の夏はまだのんびりしていたといい、「ああお前さんかい、まあおあがりよ。……おーい夏が来たからスイカ切ってあげて。それと花火あったろ。ない? じゃあ新しく買って。あと蚊取り線香もな」みたいなのどかさがあったという。こういう何でも落語仕立てにするところが面白い。
兼好師の『金明竹』はおそらく初めて。二ツ目時代にも聴いたことないんじゃないかなあ。最近兼好師が前座噺を演るのをよく聴く。前座噺を改めてさらいだしたのか、二ツ目間近のけん玉さんのためにお手本を見せているのか。
ただひとつ確かなことはめちゃくちゃ面白い、ということ。
言いたての最初の方はゆっくりと、後ろの方は猛スピードのこのドライブ感。しかも回を重ねるごとにギアが上がっていくような感じで、最後の方はもう聞き取れないほどの速さ。おかみさんが旦那に「どんな話だったんだ?」と聞かれ、鼻歌のように「ふんふふふんふ、ふんふ、ふふふふふ、~ほな!」と答えるのがおかしい。

けん玉さん、んんー今日はイマイチかなぁ。
久しぶりに聴いたんだけど、噺の構成が他の人と違うってのも違和感の元かもしれない。

兼好師の二席め、久しぶりに聴く『お菊の皿』。
最初に江戸っ子たちが皿屋敷に向かって幽霊が出る、というときにドロドロと結構な大きさでウスドロが鳴りビックリする。
その後、「どこで打ち出だすか遠寺の鐘が陰に籠ってものすごく……」のところで本当に鐘が「ゴーン」と鳴る。が、「……早い」。「もう一回やるよ。……すみません打ち合わせが急だったもんで。……どこで打ち出だすか遠寺の鐘が陰に籠ってものすごく……『ゴーン』……許す」あれどのタイミングが正解だったんだろう。
お菊の井戸が盛況になるに従って、前座二ツ目色物までもが出てきてやりたい放題なのがおかしい。

坂田さん、実は兼好追っかけ仲間。
琵琶の舞台を聴いたこともあるんだけど、知り合いが兼好師匠と同じ舞台の上にあがっているのを見るのはなんか変な感じ。
「兼好師匠に『夏だからなんか怖い話やってよ』といわれたのですが……。『耳なし芳一』のイメージが強いからでしょうが、琵琶は『平家物語』のような戦記物を語る楽器で、怖い話をやる楽器ではないのです」。そう言われてみれば。
ただし、琵琶は弦を抑える力加減によって音程が細かく変わるので、怖い雰囲気を作るには適した楽器なのだとか。

兼好師の三席め、意外にもこの噺も兼好師では初めて。
兼好師では冒頭に羊羹の話は出てくるものの、それを土産に客周りをするわけでもなく、「こんなことなら家で羊羹でも食っていればよかった。いや、あれは客を釣るためのエサだからそれを食っちゃだめだ」とかぶつぶつ言っている珍しい形。
浴衣の男は一八のことを知っていて、その上で騙しにかかっている。なので話のはぐらかし方が上手い。
騙されたと気づいた後の一八の小言が、小言というよりも八つ当たりの泣き言というような雰囲気で、半泣きになりながら文句を言っているのがおかしい。「アタシが許せないのはお新香だ。キュウリがつながってるのはまだいい。なんでキュウリと大根がつながってるんだ!」というくすぐりがとにかく笑える。

11月の第6回のチケットも購入。
終演後にほぼ他人の金でたらふく飲む。ありがたやありがたや。
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上野鈴本演芸場 平成二十九年七月上席 夜の部 七月二日 [落語]

上野鈴本演芸場 平成二十九年七月上席 夜の部 七月二日
於:鈴本演芸場

三遊亭わん丈『蝦蟇の油』
ダーク広和 奇術
柳亭燕路『もぐら泥』
鈴々舎馬るこ『大安売り』
ホンキートンク 漫才
林家彦いち『長島の満月』
古今亭文菊『短命』
ぺぺ桜井 ギター漫談
入船亭扇遊『浮世床』
丸一鏡味仙三郎社中 太神楽
三遊亭天どん『つゆ待ち傘』

わん丈さんの『蝦蟇の油』、素晴らしかった。二ツ目なりたてとは思えないくらい。

馬るこさん、真打昇進後初めて聴く。……また太った?

ホンキートンクも安定の面白さ。

彦いち師、CDで聴いていた『長島の満月』を生で聴けて嬉しい。

文菊師、久しぶりに聴くけどやっぱり上手いねえ。真打昇進直後あたりはその上手さが鼻についたんだけど。

扇遊師、さすが入船亭。端正ですなあ。

天どん師、以前秋に『あき待ち傘』として自分で改作した噺の元の噺。ようやくオリジナルを聴けた。
普段よく演る天どん師のドタバタ新作もいいが、こういうしっとりとした噺もまたいい。
浪人者の傘張り侍の佇まいがいい。

……とまあ一応いいところを挙げていったのだが。
客のひとりが最悪だった。
とにかく舞台の芸人に向かって喋る喋る。
ジジイてめえんちのリビングでテレビ見てるんじゃねえぞ。
わん丈さんも「よく喋るなあ……」と戸惑い気味だったのだが……。
正直あれダーク広和先生がいじって、声掛けらるのを喜んだふりしたのがよくなかったと思う。
それで「芸人に話しかけていいんだ」って思い込んじゃなかろうか。
燕路師が「仕事をしているのは私ですから」とかやんわり注意しても全然通じていない。
ホンキートンクもネタの途中で邪魔されてかなり調子を狂わされていた。
仲入りのときに異例の「上演中の私語は他のお客様のご迷惑になりますのでお控えください」とアナウンスがあったが、あれ多分本人に伝わってねーぞ。
芸人は調子狂わされるしこっちもそのジジイが気になるし、もう最悪。正直今日は金返して欲しい。
あれはマナー違反どころのレベルじゃねえよ。
芸人にいわせるんじゃなくて、鈴本の支配人とかがちゃんと本人に伝えて黙らせるとか帰ってもらうとかしないと。
来週リベンジかなあ。
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遊馬百席 第101回 [落語]

遊馬百席 第101回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『尿瓶』『船徳』『小間物屋政談』

昨日は一蔵さんと小辰さんの会の打ち上げで呑みすぎた。
9時くらいに帰ってきて猫にご飯をあげて猫トイレの掃除をしたらそのまま寝てしまった。
で今日起きたら10時過ぎ。こんなに長い時間寝たのも久しぶり。
都議選行ったり買い物行ったりでだらだらと過ごす。

さて一席め、珍しい噺を掛ける。『尿瓶』はこれまでに一度しか聴いたことがない。
人のいい侍の鷹揚な振る舞いと、その侍が激怒したときの烈しさの落差がいい。
やっぱり遊馬師の侍はいいね。

二席め、若旦那の徳がなんと『酢豆腐』の若旦那キャラ。
船頭になってもキザが抜けず、あのキャラで船を漕ぐ。
これは今まで聴いたことがないが、かなり面白い。特になよなよっとした仕草で棹を張るところなどはなんともいえないおかしみがある。しかもあのガタイで演るから余計面白い。
船のふたりの客のキャラ(船嫌い:こうもり傘、船好き:煙草)が途中で混ざっちゃってるのがちょっと残念。

三席め、小四郎の愛妻家っぷりがより加えられている。
それなのに裏切られてしまうのだからやるせない。
お白州の場面で大岡越前より「死んでしまえ」と言い放たれてやさぐれる姿がおかしい。
でもやっぱりこの噺は大家がひどい、ってところが一番のポイントかな。
タグ:三遊亭遊馬
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らぐろ亭 第18回 一蔵・小辰二人会 [落語]

らぐろ亭 第18回 一蔵・小辰二人会
於:駒込 妙義神社

入船亭小辰『千早振る』
春風亭一蔵『笠碁』
春風亭一蔵『千早振る(唐揚げ)』
入船亭小辰『替り目』

中野から電車で駒込まで移動。
なんか写真でも撮ろうかとカメラも持ち歩いているんだけど、結局は何も撮らず。

前座がわりに落研の大学生の『時そば』。
近所のおばさんが「落語聴くの初めて」と開演前にいろいろと話していたのが聞こえてきていたのだが、この一席で帰ったらしい。えええー。

小辰さんの一席め、これはやっぱり扇辰師からの噺かな? くすぐりや間が扇辰師のもののような。
もしだとしたら小辰さん扇辰師のこと好きすぎじゃね? という感じ。感想として「扇辰師いいよね」ってのが先に出てしまう。
いやもちろんそれを再現できる小辰さんもすごいんだけどさ。

一蔵さんの一席め、ご隠居ふたりの稚気がかなり強め。
特に「待った」をかけている方のご隠居は「子どもか!」というくらいのワガママっぷりでカワイコぶりっ子。
そこまで極端に表現する人もいないので、これはこれでおかしい。

二席め、導入部が小辰さんと同じなので客席がざわつく。
「いいのここからぜんぜん違う噺になるから!」とのことだったが……。
要は「千早振る」の絵解きなのだが、相撲取りの竜田川ではなく、伝説の唐揚げ料理人チイさんの噺。
強引すぎてほとんど伝わっていないような……。さらに仕込み忘れもあったようだ。なんとなく客席にポカーンとした空気が伝わる。

続いて出てきた小辰さん、「なかなかないですよ、一蔵兄さんが降りてきた瞬間に『ダメだ!』っていうの」。まあ一蔵さんが新作を演るという珍しいものを見た、ってことで。
一蔵さんが「小辰さんがこのあと長いのを演りますから。真夏の『文七元結』とか」と振られていて、「本所のだるま横丁に左官の長兵衛という人が〜」と始め、本当に『文七元結』かな? と思わせといて「と、いうところまでは知ってるんですけど」と切り上げる。なんか前にもこのパターンあったな。
噺の途中で「なーべやーきうどーん」と声を上げるところがあるのだが、会場の神社の境内で遊んでいた子どもたちから「いーしやーきいもー」と返ってくる。会場の窓を開け放してあったから聞こえたらしい。すかさず小辰さんが「この町内は芋屋も出ている」と受ける。いかにも街の落語会っぽい。

終演後は恒例の打ち上げ。
日本酒をたんまりと呑む。
一蔵さんと小辰さんを撮らせてもらう。

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Nikon Df
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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年7月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年7月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『金明竹』
三遊亭けん玉『釜泥』
三遊亭兼好『手紙無筆』
三遊亭兼好『質屋蔵』

雲行きがあやしいので電車で。

じゃんけんさん、言い立て部分は単純に覚えたことをしゃべるのではなく、ひと言ひと言丁寧にストーリーを追いながら話している感じ。
だったのだが、なぜか回を追うごとにどんどん怪しくなっていき、同じところを繰り返したり噛んだり。それをうまく自分で笑いに変えていたが、後のけん玉さんによれば「入門してから一番の必死さ。楽屋では大爆笑」とのこと。

けん玉さん、珍しい噺を掛ける。
私は三三師でしか聴いたことがない。
「おばぁーさん」という言い方はちょっと三三師っぽいけど、細部のくすぐりとか最後の場面とかの描写が違うから他の人から教わったのだろう。
釜を盗んだ泥棒が「おい人がきた、しゃがめ」
「こんな西洋の画家がいましたね、シャガール」「……どうすんだこの空気」というくすぐり好き。

兼好師の一席め、最近「前座噺」といわれる演目をよく掛けている気がする。弟子がふたり揃う機会でもあるし、高座で手本を見せているのだろうか。
マクラで七夕の成り立ちに触れ、本来は「書いた字を七夕に飾ると字がうまくなる」というものだった、というところから字の読み書きの話になり噺に入っていく。
何度もいうが、前座噺だろうがなんだろうが、面白い人が演るとやっぱり面白い。同じ噺をしてるはずなのに人によってここまで違うのは何故だろう。これが落語の面白いところでもあるし、残酷なところだとも思う。

二席めの『質屋蔵』は去年一度聴いたきり。
化け物と雷の噺だから夏にしかできないのだろうけど、雷なんて最後にちょこっと出てくるだけなのにもったいないなあ。
番頭さんが語る、質種に対する妄想ストーリーがとにかく面白いし、長屋の熊さんの泥棒の告白もおかしい。
そのふたりが化け物に怯えてビクビクとパニックになりながらも蔵の番をしているシーンは相乗効果でさらに爆笑。

今日は3人とも普段あまり演らない噺? 『質屋蔵』を除いてすべて「その人では初めて」聴く噺だった。
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