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三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『青菜』『井戸の茶碗』『浜野矩随』

曇り空なのでなんとなく家の中でぼんやりと過ごす。
なんか日曜の昼のテレビ番組ってずるずると見ちゃうんだよなあ。
洗濯して買い物行ってビール飲みながら野球見て合間に写真をインスタにアップしてとそれなりに充実してるっちゃあしてる。
最近取った写真をインスタばっかりに上げてこっちにはほとんど上げてないな……。まあほとんど見てる人いないからいいんだけど。
で、野球も延長に入ったところで家を出る。

遊馬師の『青菜』はなんと5年ぶり。そんなに聴いてなかったか。
マクラで「庭に水 新し畳 伊予すだれ 透綾ちぢみに 色白のたぼ」とあったので『青菜』とわかる。
日本語の言葉遊びの例として……と切り出したのだが、隣の若めのカップルにはまったく通じていない様子。あまり想像できないですかね、と逆の「西日射す 九尺二間に 太っちょの 背なで児が泣く 飯が焦げつく」も出す。こっちはやや通じたようだがそれでも反応は薄い。そりゃそうだろうなあ。俺だって何度聴いても意味わからなくて調べてようやくわかったし。
まあそれはそれとして、遊馬師の植木屋の夫婦はかなり仲がいい感じ。他の噺家の「なんだかんだいって仲がいい」というのではなく、元から仲良しな感じ。
自分でもやってみたい、とやっている場面はわりとさらっと。「ところで植木屋さん」「植木屋はお前だ!」とかの「お屋敷でのやり取りを再現するために不自然になる」部分を長くくどく演る人もいるが、私はそれ苦手。さすがにそんな馬鹿いないだろって醒めてしまう。なので遊馬師のはちょうどいい加減で好き。

一席めが終わって高座が暗転して着替えタイム。
舞台が暗い青の照明になり、何箇所かが紫の光が当たる。もしかして紫陽花の表現かな。

二席め、袴をつけての登場なので侍の噺かと。先週『粗忽の使者』をリクエストしておいたのでちょっと期待したが『井戸の茶碗』でした。
まあ井戸茶も好きな噺なんだけど。というか井戸茶で遊馬ファンに、ひいては落語好きになったから、私にとっては特別な噺。
先日は寄席で聴いたがカットされており、久しぶりにフルで聴いた。やっぱり面白い。
「屑屋さん。この五十両は持ち帰りなさい。持っていきなさい。……優しく言っているうちに持っていきなさい」と千代田朴斎と高木作左衛門がふたりとも言っている場面が好き。これあまり言っている人いないんだよなあ。

『浜野矩随』は結局先週の遊馬百席からさほど変わらず。まあそりゃそうだろうなあ。
若狭屋での一件を母親に話す場面でハメモノが入る。
母親が最後に彫ってくれというものが観音様から阿弥陀様に変わっていたが、これには何か意味があるのだろうか。難易度はさらに上がっていそうだけれども。
それと「松次郎はもともと筋は良かったのだが何かが足りなかった」という解説が加えられていた。これは今まで聞いた中だと志らく師がそういうことを言っていたのだが、正直私はそれは余計だと思うんだよなあ……。まあ素人の感想なので。

毎回3組に次回独演会のペアチケットが当たるのだが、なんと私が当たった。
あらあらそんなことしてくれなくても毎回お金払って行くのに。
今年は野球のチケットも当たったし、ついてるなあ。
そうそう野球といえば延長で2点差つけられていたところまでをネットで見て諦めていたのだが、亀井がサヨナラ3ラン打って男泣きしてるのをニュースで見てこっちまで泣きそうになってしまった。俺亀井の大ファンなんだよう。
タグ:三遊亭遊馬
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第二十六回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十六回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『道灌』
三遊亭けん玉『蝦蟇の油』
三遊亭兼好『悋気の火の玉』
ふくろこうじ パントマイム
三遊亭兼好『寝床』

仕事関連の検定試験を受けようと思い立ち、その検定試験の対策セミナーに参加するために有給を取る。
で、そのセミナーが夕方に終わったので、せっかくだからと横浜ひとり会にも行くことにする。
当日券だったので二階席。二階席初めて入る。

「まずは前座で一席」と兼好師が自分の会の前座として出てくる。いつもながら贅沢だとは思うが、本来の前座はやりにくいだろうなあ。それともいい刺激となるのか。
梅雨入りしたことに触れ、「雨が降るくらいならいいですよ、最近じゃミサイルが降るかもしれないんですから」と某国をいじる。
「あの国は何でしょうね。こっちをイライラさせるのが目的なんですかね。子どもでもいるでしょ、大事な話をしているときに余計なことを言って邪魔してくる子が」と子ども扱い。まあ確かにアレは駄々っ子みたいだしなあ。
「雨が多くなると掛ける噺がある」と『道灌』に。あー、確かに梅雨の季節の噺といわれればそんなような気もする。まあ年中聴いてるけどね。
兼好師の『道灌』は2回めか。かなりレアな噺だと思う。
で、毎回しつこくいうようだけれどもやっぱり面白い人は前座噺だろうがかなり面白い。
雨具の断りようを試そうとワクワクしながら待ち受け、「提灯貸してくれ」と言われたときの「ちょっ、おま」という表情がなんともいえない。

けん玉さん、ネタおろし? またはそれに近いかな?
全体的に固いしこなれてない感じは否めない。
正直言い立てというか口上の部分は「あー言えた言えた、よかったよかった」という感じ。とはいえこれはこれからこれから。数をこなしていくうちにどんどん良くなっていくだろうなーと思う。

二席めの『悋気の火の玉』は兼好師では初めて。
この話自体あまり聴かないが、これも人魂の噺だし季節ものなのか。
お妾さんの方は火の玉になっても色っぽい、というのが面白い。
対してお内儀さんの方は轟々と燃えていて、説得をしている最中でも旦那に食ってかかって旦那が熱がるというくすぐりがおかしい。
また、火の玉対決を見るためにその場所が祭のように賑わっているという演出も面白い。

パントマイムのふくろこうじさん、パントマイムに加えてジャグリングなども。
手にした帽子が腕を伝って頭に乗っかるというパフォーマンスがやたらにウケ、なにかジャグリングに失敗する(ように見せている?)ととりあえずその帽子のパフォーマンスをして体勢を立て直すのがおかしい。

兼好師の三席め、重蔵が長屋連中の断り方を再現するのがとにかく面白い。
その中でもやはり白眉は豆腐屋だと思う。がんもどきの製法を細かに説明し始めたところで「黙れ」と一喝されるところなどは本当におかしい。
また機嫌を損ねた旦那が、重蔵の説得によりやる気を取り戻したときのニヤッとする表情がなんともいえない。

終演後に知り合いともつ焼きで一杯飲み、さて帰ろうかというところで駅前で兼好師とばったり会い途中まで一緒に帰る。多分ひとりで静かに帰りたかっただろうにスミマセン。
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両国寄席 平成二十九年六月十一日 [落語]

両国寄席 平成二十九年六月十一日
於:お江戸両国亭

三遊亭上楽『宗論』
三遊亭喜八楽『一目上がり』
三遊亭萬橘『味噌豆』

遊馬百席の板橋から両国寄席まで移動。
ちょっと時間が余ったので回向院に行ってみる。落語にはよく出てくる場所だけれども、行ったことはなかった。
人だけでなくいろいろな生き物の回向もするそうで、猫や犬、小鳥の碑などもあった。

萬橘師は相変わらずというか、とりとめのないことを半ばやけっぱちのように声を張ったり一転憑き物が落ちたようにぼそぼそと話したり。その落差というかテンションがおかしい。
なぜかマクラでそばとうどんの食い分けまでやり、どんどん時間を使っていく。途中で「時間がどんどん過ぎていくなあ」とか言っていた。
まさか漫談で終わりじゃないだろうな、とちょっとハラハラし始めたところで『味噌豆』に入る。
同じ味噌豆をつまみ食いするのでも、小僧と旦那では仕草が違うのが面白い。
定吉は豆を一粒食べるだけでも派手に百面相をするが、旦那は熱そうに食べるだけ。
そのふたりが「どこかひとりで食べられるところはないか」と考えて「……便所」と同じ表情でニヤリとするのがおかしい。

萬橘師が終わって外に出たところでけん玉さんと会う。
私のバイクを見て「……HONDAですね」。うん、特に感想がなければ無理になにか言わなくてもいいから。
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遊馬百席 第100回 [落語]

遊馬百席 第100回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『酢豆腐』『大工調べ』『浜野矩随』

ついに遊馬百席も100回め。
確か20何回めかあたりから行くようになっており、今までで一番長く通っている会かもしれない。その当時は巣鴨のお好み焼き屋だったんだよなあ。
さて100回めだからといって特になにかをするというわけでもなくいつも通りに。来週独演会があるのでそれのネタのリクエストを受け付けるというのをイベント代わりにしようとしたそうだが、集まりが芳しくない上に皆リクエストがバラバラで、票が集まった噺がないのだとか。
季節もあるだろうしなかなか難しいのかもしれない。
で、季節ものということで『酢豆腐』に。
最近は『ちりとてちん』ばかりで、『酢豆腐』を聴くのは久しぶり。
というかここ数年ではほとんど遊馬師でしか聴いていない。
糠漬けを出す攻防の場面がないのは残念だったが、若旦那のシーンはたっぷりと。
遊馬師のこの若旦那、かなり面白い。遊馬師の体格で中性的でキザな役というのもギャップがあっていいし、たまに若旦那が素になるところもおかしい。

二席めも大ネタ。
大家と与太郎とのやりとりをあっさりめにして、早々に棟梁にバトンタッチする。
棟梁のお願いも軽やかで、これならなんとなく道具箱を渡してくれない大家の方が因業なような気もする。
言い立ては軽やかかつ鮮やかで素晴らしい。
今日は調べの場面まで。
大家に残り八百を支払うようにとのお裁きが出た後での舞台転換はなく、そのまま「質株はあるか」という質問に入る。これはまどろっこしくなくていいなあ。
さらに大家に暴言を吐いた政五郎にも奉行からお小言があった。与太郎が小言を食らうのはよくあるが、棟梁にまで小言があるのは初めて聴いた。しかしこうすると登場人物三人ともが小言をくらうことになり、なんとなくこの後三人が和解しやすくなりそうな雰囲気になる。大家だけが悪者になるよりも、こちらのほうが名奉行っぽい気がする。

三席めもまた大ネタ。さすが100回め。
若狭屋は「矩随」ではなく「松ちゃん」「松次郎さん」と本名で呼ぶ。
小言がかなり辛辣だが説得力があり、余計いたたまれないだろうなあと思う。なんか学生時代に部活の仲間が先生に怒られているのを横で聞いているような感じ。
彫り上がった観音様を若狭屋に持って行き、家に帰ると母親は自刃ではなく天命で亡くなっていた、というのは初めて聴いた。最近では助かるパターンというのもあるらしいけれども。
私はこれまで自刃したパターンしか聴いたことがないのでちょっと驚いた。天命だと家を出るときの水杯の場面があまり意味がなくなっちゃうような……。
とはいえ遊馬師もどうやらいろいろと悩んでいるらしく、そのパターンだと前後の場面と上手くつながらないのだとか。来週の独演会でも掛ける予定らしく、「どうしようかなあ……」と悩んでいる様子。これはこれで来週のお楽しみができた。

ネタのリクエストはまだ受け付けているとの事だったので『粗忽の使者』を本人に伝える。
「遊馬師匠の侍が好きなんですよー」と侍を推す事も忘れない。
一回聴いたことがあるけどもう5年以上も前だし、また聴きたいなー。
タグ:三遊亭遊馬
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國學院大學落語研究会創立六十周年記念落語会 [落語]

國學院大學落語研究会創立六十周年記念落語会
於:渋谷 國學院大學

春風亭朝之助『壺算』
入船亭扇辰『一眼国』

國學院大學落研OBが出演する落語会。
このふたりの前に落研OBの天狗連若木家元翁さんが『宗論』の改作の『球論』、若木家志楽さんが『粗忽長屋』、寿司家並平さんが『松山鏡』を披露する。

朝之助さん、瀬戸物屋の番頭がやたら元気で愛想がいい。どこぞのチェーンの居酒屋のようだが、これがなんだか心地よくて楽しい。これ好きだなあ。
時間があまりないのか、値引き交渉もさほど時間がかからずにサクサクと進む。これもまたスピーディで気持ちいい。

扇辰師、会場となった講堂には初めて入ったそうで、「現役時代には用がねぇもの」だそうだ。
頑なな六十六部と、いかにも裏稼業っぽい香具師とのやりとりが面白い。
それにしてもやっぱりこの噺、オチの「裁きは後じゃ、すぐに見世物小屋へ連れてまいれ」というキレはいいんだけど、その前までに顔を合わせることぐらいあるだろうにこの時点まで一つ目だか二つ目だかわからないなんてそんなことありえないよなあ。とか思うんだけど、そもそも一つ目の国なんてこと自体がありえないんだからそんなツッコミを入れること自体がナンセンスなんだろうな。

この後にも桂伸三さんや他のOBも出るんだけれども空腹に負けて退出。
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両国寄席 平成二十九年六月九日 [落語]

両国寄席 平成二十九年六月九日
於:お江戸両国亭

花仙 太神楽
三遊亭兼好『ねずみ』

兼好師、岡山に学校寄席で行ってきたそうで、4校分高座をつとめたが笑いの量は学校の偏差値と比例するという。「……今とても重要な話をしてますよ!?」。
でも今の日本は普通に学校に行けるだけ幸せだという。他の国では学校に屋根や壁がなかったり学校自体がなかったりする、ちょっと前の日本だって子どもが働かなくちゃならないから学校にも行けなかった……と子どもの卯之吉が働き手として登場する『ねずみ』に。
毎回書いているけれども兼好師の『ねずみ』は二件隣の生駒屋が「ハイ生駒屋です!」と乱入してきて場を引っかき回したり虎屋乗っ取りの真相を話したりと大活躍する。
ちょっと良くしてもらったからといって、宇兵衛が自分の口から虎屋を乗っ取られたことを話すのはやっぱりどうも違和感があるが、この形なら自然だし笑いも入りやすい。
生駒屋の「おしゃべりだけど気のいいオジサン」ぶりがなんとなく親戚を見ているようで楽しい。
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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年6月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年6月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『看板のピン』
三遊亭けん玉『黄金の大黒』
三遊亭兼好『狸札』
三遊亭兼好『禁酒番屋』

今年は町内会の組長だそうで町内会費の集金をやらされる。え、3、4年前にやったばかりですけど? といったら区割りが変わっただかでまた割振りし直したのだとか。えーなにそれ。
ほぼ同時期に越してきたお隣さんは一度もやったことないっていってるのに。不公平だなあ。
と文句を言ったところで変わるわけでもなくご近所づきあいもあるので仕方なく受ける。
まあ組長っつったって年に一度町内会費を集めて、あとは回覧板を回す起点になるだけだしね。しかも昨日の午前中だけで1軒だけ残して町内会費も集まったし。

さて毎月の独演会。
まずはじゃんけんさん、師匠の得意ネタで挑む。
やはりまだ親分の貫禄は足りないが、その分若い者の軽薄さが楽しい。

けん玉さん、「続きまして二番弟子のけん玉で……」と言い間違えて爆笑をさらう。「二番手は一番弟子の」と言いたかったんだろうけど。
大家の子どもをめぐるやりとりで、「襟首掴んでポカポカポカ」「拳骨かい?」「いやカナヅチで」「死んじゃうよ!……まあいいや」という軽さがやたらおかしい。「まあいいや」ですませるんかい。

兼好師の一席め、昨日会津坂下の田んぼに田植えに行ってきたらしい。
今年は会津は熊の被害が少ないらしいが、秋田の方では多いそうで、鈴も効かないのだとか。むしろ弱くて美味しい山菜をたくさん持っている人間がきたことがわかり、「餌がきた」と襲うのだという。「この仕事の後に秋田行くんですけど」。
田んぼに狸がいることがあるそうで、コンバインなどが入ると逃げていくという。ただ稲を食べたりすることはないのだそうだ。だから日本ではどこか狸のことを好意的に見ているのではないか、とのこと。
で、『狸札』に入る。
さすがに兼好師では初めてか。多分二ツ目時代にも聴いたことない。
子狸がやたらかわいらしい。
それにしてもやはり上手い師匠が前座噺を演ると面白い。まあ意地悪な見方をすれば比較対象が前座なので当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

二席め、圓楽党の兄弟子にも酒乱がいて、昔上野駅で刺又を使って取り押さえられているところを目撃したことがあるとか。「さすがにその状況で『兄さん』と出て行けないので無視した」とのこと。誰かなあ。
その流れで『禁酒番屋』に。
あれ、聞き流しちゃったけど、禁酒の原因が家臣同士の斬り合いじゃなかったような。
番屋の侍たちの酔っ払っていく様子がいつもながらおかしい。

終演後はいつものように高円寺のタイ料理屋でランチを摂る。
バイクで走っていると空気が爽やかで気持ちいい。どこかこのままツーリングでも行くかと思ったが、ふと思いついて帰り道の途中にある河川敷に立ち寄ってみる。
思った通り木陰に入ると風が心地よい。写真を撮ったりしてしばし満喫する。こんな気持ちいい時期は一年でも数日しかないのではないだろうか。
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Nikon Df
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第十回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会 第二幕 [落語]

第十回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会 第二幕
於:吉野町 吉野町市民プラザホール

三遊亭兼好『館林』
三遊亭けん玉『ん廻し』
三遊亭兼好『崇徳院』
春風亭一花『花色木綿』
三遊亭兼好『大山詣り』

チケットを兼好ファン仲間から譲ってもらう。
このホールは初めてで、周りの土地鑑もまったくない。今日も昨日と同じおじさんと飲むことになるので電車で向かう。
昼から飲む予定なので車が必要な買い出しは朝一で済ますが、結構みんな朝早くから買い物にきてるんだなあ。

この会も前座の前に兼好師が一席演るというスタイルで、出囃子『前座の上がり』で兼好師が登場する。
この会は三席あるので、全部真面目に聴いていたら大変だからまともに聴くのは一席でいいですよ、というよくわからない理屈。特に今日は13時半開演という一番眠いときだから、寝ててもいいです、とのこと。
そんなフリもあったので最初は軽く前座噺でも演るのかと思っていたら、結構ちゃんとした(といったらおかしいけれど)ボリュームの噺。
これもいわゆるおうむ返しパターンの噺なのだけれども、兼好師のおうむ返しは本当にそのまんまというわけではなくてなんとなくアレンジをきかせているところが面白い。

続いてけん玉さん。
最近結構けん玉さんの『ん廻し』を聴くが、今日のが一番よかった。
今日のは本当に面白かった。
特に「お前は金があるか」「夜明けの銀座です」「なんだそれは」「なんとなく寂しい」の流れで、「お前は?」「夜明けの新宿二丁目です」「なんだそれは」「ゲイばっかり」「……なんにもかかってねえじゃねえか!」というくすぐりが完全にツボに入った。これは面白い。

兼好師の二席め、季節柄『千両みかん』かとも思ったが、『崇徳院』。
熊さんが若旦那から「恋患い」と聞いたときの笑いをこらえる仕草や表情がとにかくおかしい。
ポーカーフェイスを気取ろうとしていても、言葉の切れ端にかかるとどうしてもププッとこらえきれなくなる様子が本当に上手い。

クイツキに一花さん。
本来はけん玉さんは出る予定ではなかったようで、一花さんがそこに出るはずだったようだが模様替えとなったようだ。
今日もいい意味で女性をあまり感じさせない高座。毎回いうけどこみちさんに似てる。

兼好師の三席め、これもシーズンの噺で『大山詣り』。
兼好師の出囃子の『さんげさんげ』は、本来大山詣り前に両国で水垢離をするときに唱えるものなので、そういうことを触れればいいのになーと思うのだが一度もそれについて話しているのを聴いたことがない。
お山の前のきめしきを作る場面はカットして、最終日前日の喧嘩が終わったところから始まる。
風呂に入っているときの熊の鼻歌「はあぁ〜〜〜〜お湯にぃーーー入るとおおおぉぉ、身体ァあああ~~があぁ、……温まるね」というのが大変くだらなくも名調子で聴かせるのでとてもおかしい。

会が終わっても16時前で大層明るい。
桜木町まで移動して野毛山の立ち飲みで3杯ほど、その隣のもつ煮の店でもう3杯ほど呑んで帰る。
この明るいうちの酒は回るね。
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浪曲道場特別番組 兼好・太福二人会 [落語]

浪曲道場特別番組 兼好・太福二人会
於:神保町 らくごカフェ

田辺いちか『太閤記 太閤と曾呂利』
玉川太福『地べたのふたり 〜おかず交換』
三遊亭兼好『錦の袈裟』
三遊亭兼好『蛇含草』
玉川太福『中村仲蔵』

黒門亭から一度家に帰って電車に乗って神保町に。
駅から出るとばったり兼好師と出会う。兼好師は長野からの帰りだそうで、東京駅から水道橋へ出てらくごカフェまで歩いてきたそうだ。
開演5分前に会場入りって結構ギリギリじゃないですか? と聞いたら「あれ、6時開場じゃなかったっけ」とのこと。違います6時開演です。
「まあこの会は彼が頑張る会だから」いや二人会だし。

前座は講談の田辺いちかさん。けん玉さんもきていたようだが。
講談、浪曲、落語って随分バラエティ豊かで寄席みたい。
おなじみの太閤秀吉と曽呂利新左衛門の噺。

太福さんの一席めは新作の『地べたのふたり』。
コンビニの店先で地べたに座って弁当を食べようとしているふたりの男の会話を浪曲にしたもの。
ぐだぐだとした会話がなんともおかしい。
「浪曲には特にオチはない」とのことで、「うんうん、それで? という面白くなってきたところで終わる」そうだ。実際ふたりの男が弁当のおかずを交換して、タルタルをかけた鶏唐揚げを口に入れたところで終わる。え、そこ?

兼好師の一席め、とにかく与太郎のボヤッとぶりが楽しい。
「あのかみさんは跳ねっ返りモンだ、あの与太郎を貰おうって女だぞ」というくすぐりは今日初めて聴く。与太郎が貰われてる立場なんだ。

二席めの『蛇含草』を聴くと「ああそろそろ夏だなあ」と思う。もっと頻繁に聴いている気がするけど、やっぱりこの時期に集中している。
最初の餅2〜3個を「猫舌じゃなくて猫手なんで」といいながら手でパタパタとはたきながら忙しなく食べる仕草がおかしい。
餅の曲食いの素晴らしさは言わずもがな。

太福さんの二席め、先ほど兼好師がマクラで「太福さんはトリで『え、落語と同じネタなのにこんなに違うんだ!』と驚かされるようなネタを演ります」とハードルを爆上げされる。
確かに普段落語で聴く『中村仲蔵』は途中でちょっとダレたりするが、浪曲だとそういうところで一節入ったりしていろいろ変化が楽しめた。

終演後、神保町にはほとんど土地鑑がないので、適当に検索した近場の居酒屋に入って飲む。
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黒門亭 第二部 2940回 [落語]

黒門亭 第二部 2940回
於:落語協会2F

柳亭市若『手紙無筆』
春風亭ぴっかり☆『松山鏡』
三遊亭天どん『佃祭』
林家彦丸『宝船』
柳家三之助『蒟蒻問答』

雨降ったり晴れたり、変な天気。
午前中に猫のトイレ掃除やら買い物やらいろいろ済まして黒門亭へ。
第二部は久しぶり。結構並んでいてほぼ満席状態になっている。

ぴっかり☆さんが高座に上がると「よっ、寄席のプリンセス」と声が掛かる。
今日の黒門亭番頭の扇さんの仕業らしく、「プロフィールに書いてある、誰にもいわれたことのない呼称を使っていじってくる。私が楽屋で化粧してると『私ってなんてかわいいんだろう』とか勝手にアテレコしてくる」。仲が良さそうでなにより。
たまに某師匠の暴露話がはさまれたりして、それが噺とあいまっておかしい。
ヒステリーを起こす女房がリアル。

天どん師、「夏の噺を演りますよ。んん、これ『蒟蒻問答』とつかないよな? ……大丈夫か」と自問自答。『蒟蒻問答』よりも「正直者が主人公」という点で『松山鏡』の方が近いような。
「ネットなんかだと自分の知らないことが自分のエピソードとして書かれていて、いつの間にか自分とは別の『自分像』ができあがっている」と糾弾。えーとなんかネットで嫌なことでもあったのかな……結構ネットを敵視というか信用してない感を出してくるよね。
で、噺の中でも次郎兵衛さんが「神棚に『吾妻橋の旦那』として祀ってます」と言われて「うわあ知らない自分像ができてるぅー」と戸惑う場面が出てくる。なんかこういうちょっとシニカルな視点が天どん師っぽい。……こういうのも天どん師の知らない天どん師像なのだろうか。

彦丸師は珍しい噺。
三之助師も知らなかったらしい。
最後は彦丸師が立ち上がって「宝船やーい」といいながら袖に引っ込むという『疝気の虫』とか『能狂言』とかと同じようなサゲ。
話の筋もあるようなないような。正直珍しいというだけでそんなに面白いという噺では……。

三之助師も久しぶりだなー。
蒟蒻屋の親分に問答を無視されて焦りまくる旅の僧の表情が面白い。

帰りにヨドバシに寄ってマクロフィルターを買ってみる。
……ほほう。
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