So-net無料ブログ作成
検索選択

人形町噺し問屋 その七十一 [落語]

人形町噺し問屋 その七十一
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭じゃんけん『寄合酒』
三遊亭兼好『野晒し』
ダメじゃん小出 パフォーマンス
三遊亭兼好『百川』

ご挨拶では名前の重要性について。
名前と個性が合っていないと本人も周りもストレスになるのだとか。
雲助一門は皆名前が合っているが、白鳥師や百栄師は……など。
小惑星に「武蔵野府中」、都営荒川線が「東京さくらトラム」、分裂した山口組が「任侠山口組」と名付けられたことについて「えー……?」と納得いかなげな感じ。荒川線については「子どもにも親しみやすいように、ってことですけどそれなら『チンチン電車』のままでいいじゃないですか。子どもチンチン大好きですから」、任侠山口組については「『頭痛が痛い』みたい」とバッサリ。

じゃんけんさん、なんか聞き取りづらい!
噺自体はよく知ってるのにそれでも聞き取りづらい。てことは、噺を知らない人には通じないんじゃないだろうか。
もうちょっと落ち着こう、と思う。特にこの会は皆兼好師のファンなんだから、基本的にはじゃんけんさんの味方のはずで、そんなに慌てることはないと思うんだけど。

兼好師の一席め、ノリノリの『野晒し』。
「さいさい節」も冴え渡り、テンションはいきなりMAX。一席めから飛ばしまくる。
先日白酒師も言っていたが、なるほど確かにここまで最初っから飛ばす人もそういない。
けどまあそれが兼好師の魅力でもあり、テンションの低い兼好師の高座は想像できない。

二席め、百兵衛の最後の「ヒェッ!」をかなりフィーチャーした『百川』。
百兵衛の訛りがかなりきつく、誰も聞き取れない。タモリとか中川家とかがよくやるデタラメ中国語コントみたいな感じになっていてそれが面白い。
今日は二席ともかなりはっちゃけた感じの高座になっていた。
それにしても兼好師の田舎者は群を抜いて面白い。ここまでできる人もそういないのではないだろうか。権助たちや清蔵が話す、いわゆる落語の「田舎言葉」に、ほんのりネイティブの東北弁を感じるところがリアルなのか。

相変わらず終演後は兼好ファン仲間としこたま飲む。明日も仕事なんだけどなあ。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

入船亭小辰の会 二ツ目五年目ごきげんな五月 [落語]

入船亭小辰の会 二ツ目五年目ごきげんな五月
於:大塚 南大塚ホール

入船亭小辰 ご挨拶
春風亭一花『堀の内』
入船亭小辰『普段の袴』
春風亭一朝『蛙茶番』
ホームラン 漫才
入船亭小辰『薮入り』

両国から南大塚に。
途中浅草で三社祭りをやっていたので写真でも撮ろうかと思ったのだが、バイクを止められる場所が見つからず、なんとなくめんどくさくなってパス。
大塚の公園でアイス食ったり写真撮ったりしながら時間を潰す。

さて毎年5月に行われる小辰さんの独演会で、お客の半分くらいは小辰さんのお母さんがチケットをさばいているのだとか。
まずは開演前のご挨拶でスーツを着た小辰さんがそんなチケット販売事情を話す。
また昨日は渋谷での会があったのだが、そこでバンドマン風の人に昇也さんと間違えられ、否定できずにサインまでしてしまったのだとか。「渋谷でカタカナでシュンプウテイショウヤのシャツを着た人がいたらそれは私の仕業です」。まあ間違えるほうが悪い。

前座は一花さん。
中井貴一に似ているということであだ名が「ミキプルーン」になったとか。
前も思ったのだが、話し方がこみちさんに似てると思う。
この会はゲストがシークレットなのだが、一花さんが前座ってことはもしかして……? と期待が膨らむ。

小辰さんの一席めは軽めに。
武家はお固く、八五郎は軽薄に、その対比が楽しい。
武家の上品な佇まいが爽やか。
その分ガラッ八の明るい騒々しさがなんとも冴える。

さてシークレットゲストは予想通り一朝師。
めくりがめくられると会場から「おおっ」というどよめきが起こり、拍手の音が一層大きくなる。
この会のゲストはホント豪華。一昨年は喬太郎師だったし昨年は喜多八師。特に喜多八師はお亡くなりになる2週間くらい前で、そのときはまだまだできると思っていたんだけどなぁ……。
トリネタのときに小辰さんが言っていたが、そのどよめきが舞台袖に伝わると演者がすごく嬉しそうなんだとか。一朝師クラスのスターでもそうなんだ。
さておき、小辰さんに「小辰」という名前をつけたのは一朝師なのだそうだ。昔小三治一門に「小たつ」という人がいたために、扇辰師はあまりいい顔をしなかったそうだ。それを「じゃあ漢字で小辰にすればいいじゃん」といったのが一朝師なのだそうだが、本人は全然覚えていないのだとか。
芝居の役者にも「こたつ」という人がいて(私は疎いのでよく知らない)、さらに弟弟子の辰のこさんも今度「辰乃助(尾上辰之助とは字がちょっと違うが)」となり、芝居の一門のようだ……というところから『蛙茶番』に。
いやあ……やっぱり名人芸ですなあ。
建具屋の半公の江戸弁の軽やかさったら。
申し訳ないが、昼に聴いた天どん師のがやや不完全燃焼気味だったのでその分も上乗せされているかもしれない。

仲入りを挟んでクイツキにホームラン先生。
以前「扇辰日和」にもゲストで出たときも扇辰師が「好きなんだよねえ」といっていたし、親子で好きなんだな。
主に通販のネタ。

小辰さんのトリネタは『薮入り』。
うーん。『薮入り』かぁ……。正直あまり好きな噺じゃないなあ……。
いろんな人で聴いたが、ぶっちゃけ面白いと思ったことがほとんどない。
滑稽噺としては盛り上がる部分があまりないし、人情噺ってほどでもないし。あと長い。
これは自分に子どもがいないから良さがわからないのだろうか。

そうはいいながらもこの会のコストパフォーマンスの高さったら。
このプログラムで2000円というのだからかなりお得だ。
来年もあるようなので楽しみだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第七回 大師匠噺 [落語]

第七回 大師匠噺
於:両国 お江戸両国亭

蜃気楼龍玉『垂乳根』
三遊亭天どん『蛙茶番』
三遊亭天どん『引越しの夢』
蜃気楼龍玉『幾代餅』

龍玉天どん仲良しコンビの会。それぞれの大師匠の噺をネタおろし……ということなのだが、龍玉師のネタ出しの『幾代餅』は二ツ目時代によく掛けていたという(後で天どん師に「龍玉くんはこの会の趣旨を忘れてしまったんですかねえ」と突っ込まれていた)が、これまで封印していたそうで、真打に昇進してからは初めて、十数年ぶりに掛けるという。
龍玉師はあまりマクラを振らない印象なのだが、珍しく今日は長めに。早めに両国に着いたので駅前のドトールに入ったら喫煙スペースに力士がいた、最近の力士はアスリート化していて吸わないと思っていたので驚いた。最近は野球選手もアスリート化していてつまらない、昔の野球はおじさんの草野球みたいで面白かった、東尾なんか週刊誌に寄稿した1週間のスケジュールなんかあけすけで……とあまりとりとめのない感じ。
「前座がわりに」と前座噺の『垂乳根』を。
やや硬調な感じはするけど、やっぱり上手いなーと思う。ただこの八五郎、年に2回しか風呂に入らなかったり、布団を13年敷きっぱなしだったり、汚いな……。

天どん師、「龍玉くんはマクラができない子だと思ってたんですけどね。なんですかアレ思ったことをただ言っているだけですね」とくさす。「それよりも彼は顔がブスな方が問題がある気がしますね。……はい皆さん『お前がいうな』って顔してますね」とまあいつもの天どん節。
天どん師は一席めにネタ出しの『蛙茶番』を掛ける。こちらはネタおろし。
いかにも天どん師向きのバカバカしいバレ噺の気がするのだが、なんだかいまいちハマらない様子。
半公がノセられて色男を気取って「本当かい?」といい声で繰り返すところなどはいかにも天どん師らしくて面白い……のだが、なんとなく噛み合わない感がする。

天どん師自身もしっくりきていないようで、「うーん合わないなあ。もうちょっと頑張りますけど、今後やるときはふんどしの場面を削ると思います」ってそこメインじゃ……。
「一席めと似た噺演ります」ということで『引越しの夢』に。納得いかなかったのかな。
スケベな男が下心丸出しで、というところが共通か。
こういういい男を気取ったスケベな男の描写は本当に面白い。

さて龍玉師の二席め、なぜやらなくなったのかというと、あるとき聴いた人から「なぜ幾代が清蔵と結婚するのかわからない」と質問され、その話を雲助師にしたところ「ヘタだからそんなこと聞かれるんだ、俺は聞かれたことがない」と言われてしまったのだとか。
それがトラウマとなりそれっきりやらなくなったそうで、十数年ぶりにかけるとのこと。
まあこの噺はファンタジーというか、男の願望を形にしたものというか、ともかく現実離れした噺だからなあ。そんなこといったら全盛の花魁がそこから一年も経たずに年季が明けて、そこから引き止められもせずに引退できるのかとか、そもそも大見世なのに初回で同衾するのはおかしいとかいろいろとツッコミどころはあるし、「自分は職人だ」と白状しただけで結婚するってところはどの師匠で聴いてもやっぱり飛躍しすぎだろーとは思う。とはいえ古典にそれを言ったところで仕方がないので「まあそういうもんだ」と思っていわないだけで。
ということでまあやっぱり今回もなぜ結婚に至ったのかという納得まではいかない感じ。でも清蔵の一途な感じや親方の面倒見の良さなどが伝わってくる。これもまた十数年ぶりとは思えないほど上手いなと思う。

終演後に両国の駅前に行くとちょうど相撲が始まるのか国技館の周りにはたくさんの人や力士がいる。
そういやいつも両国は夜ばかりなので、昼にきたことがほとんどなかった。こんなに賑わうんだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

和室カフェ 其の十四 [落語]

和室カフェ 其の十四
於:神保町 らくごカフェ

トーク
入船亭小辰『真田小僧』
立川笑二『青菜』
立川笑二『かぼちゃ屋』
入船亭小辰『替わり目』

今日も天気はよくなく、この会まで特にやることがない。
ふだんから「時間ができたらやろう」と思っていたことをやるチャンスなのだが、結局は猫たちとゴロゴロしてなんにもできていない。……まあ、想定内想定内。

この会はふたりに行ってほしいところをお客からリクエストを受けて実際に行き、その報告をするという企画をやっている。
今回ふたりが言ったのは古賀政男音楽博物館。ふたりとも古賀政男が誰なのか知らなかったという。まあ俺もまるで知らないけど。
で、前回から結構時間はあったんだけど行ったのは今日だったとか。それでも小辰さんは心配症なところがあるので開館時間に行こうとしたのだが、笑二さんに「13時ぐらいでいいんじゃないですか」と言われたとのこと。この会は18時からだから、3時間くらいしか時間が取れない。
それでも展示物を見たりライブラリで歌を聴いたり、さらにはスタジオで古賀メロディを3曲レコーディングしたりしてきたそうだ。
なんだかんだで楽しかったとのこと。

小辰さんの一席め、金坊の生意気っぷりが楽しい。
それにしても小辰さんが演るとその生意気っぷりも端正というか。妙に落ち着きのある子どもで、子どもらしくないっちゃあないかも。
それに翻弄される父親の狼狽ぶりもおかしい。

笑二さん、今シーズン初の『青菜』。
植木屋が隠し言葉を理解できずに何度も間違えた解釈をするのが笑える。
家に帰ってきておかみさんに説明し、建具屋の半公にやろうとするときに、「今度から『八公のかかあ』じゃなくて『八五郎さんの奥様』って言われるようになるぞ」と説得され、満更でもなさそうに自ら押し入れに潜るというのがおかしい。

仲入り時に古賀政男音楽博物館でレコーディングしてきたふたりの歌がかかる。
小辰さんは川柳川柳師や市馬師、ぺぺ桜井先生がよく高座で歌ったりネタを掛けたりするので少しは知っていたそうだが、笑二さんはほとんど知らないので歌も音程が適当というかいかにもよく知りません、という感じ。
歌い出しの前のナレーターをお互いにやったり合いの手を入れたり。
仲入り後もトークがあるのだが、「お客の顔を正面から見られない」とのこと。
仲入り後に次回行く場所を決める。
私の案には結構食いついていてくれていたのだが、結局は秋葉原にあるメイドジムに行くことに決定。
入会金なども必要なく、1回いくらでできてメイドさんもかわいいとのことで割と小辰さんがノリノリ。
メイドジムを提案した人には先程の歌のCDをプレゼント。「絶対にネットにアップしないように」とキツく念を押される。
特に小辰さんは昨年の謝落祭での『I love you』カラオケを誰かがYouTubeにアップしたらしく、扇辰師やおかみさんに見られたことがトラウマなのだとか。
でもそこまで言われたらフリだと思うよなあ。

笑二さんの二席め、与太郎の抜けっぷりが突き抜けている。
唐茄子屋の売り声を教えてくれた小父さんに怒られて「ああ驚いた、ああいう一見まともなキ○ガイが一番怖い」という一言がなんだかやけにおかしかった。
2回めにかぼちゃを売りに行ったときに、1回めに売り子をしてくれた小父さんのところに狙って行ったのではなく、偶然同じ所に行き、また天秤棒がつかえて回れなくなるというのは初めて聴いたが面白い。まあこれもしつこいっちゃしつこいが。

小辰さんの二席め、『替わり目』ってこの時期の噺!? と思うほど続くなあ。
普段それほど聴く噺ではないのだが、ひと月足らずで4回は多い。しかもその4回すべてがうどん屋に燗をつけさせて「ちょうどお銚子の替わり目です」と最後まで。
小辰さん、萬橘師、遊馬師と協会も立場もテイストも違う3人を期せずして聴き比べるような形になった。
小辰さんは酔っぱらいの対応に苦慮する俥屋やうどん屋の戸惑いが特に楽しい。

次回も行きたいが、平日らしいからなあ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第十九回薩摩おごじょ落語会 [落語]

第十九回薩摩おごじょ落語会
於:六本木 薩摩おごじょ

三遊亭遊馬『金明竹』『替わり目』

朝から雨なので久しぶりにのんびり猫と朝寝をし、ネットしたり本を読んだり。
電車で六本木へ行くのも久しぶり。

遊馬師の『金明竹』は初めてじゃないだろうか。
小僧の松吉ではなく、二十歳の与太郎が主人公で、水撒きの場面からたっぷりと。
遊馬師の上方弁も多分初めてで、やけに新鮮。
言い立ても非常に滑らかでスムーズ。
最近前座さんがあまり『金明竹』をやらなくなったなあ。

遊馬師の『替わり目』は久しぶり。
最近立て続けに『替わり目』を聴いているが、うどん屋に燗をつけさせる最後まで演る形。
最後まで演るのも珍しいのに、それが3回連続、しかも全部違う人というのも珍しい。これも流行り廃りがあるのだろうか。
俥屋が帰った瞬間に形相が変わるおかみさんがおかしい。厳しいがしっかり者の印象。
タグ:三遊亭遊馬
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

両国寄席 平成二十九年五月十日 [落語]

両国寄席 平成二十九年五月十日
於:お江戸両国亭

三遊亭良楽『長屋の花見』
三遊亭兼好『粗忽の使者』

いろいろと仕事がゴタゴタとしているけど、なんとなくもういいやあって感じで会社をあがって両国寄席に。
兼好師は仲トリなのでだいたい19時頃の出番。両国駅に着いたのが18時50分くらいだったので急いで両国亭に行くと、良楽師が長屋の連中が集まって相談をしているところ。まさかこの時期に『長屋の花見』でもあるまいし、と思っていたら『長屋の花見』だった。えー? しかも長い……。

その反動もあってか、兼好師の出てきたときの「待ってました感」が半端ない。期待が高まる高まる。
そして大好きな『粗忽の使者』に入ったからもうテンションも上がる。
やっぱり何度聴いても面白い。
三太夫さんに尻をつねられているときに無表情になるのがやたらおかしい。
また、留っこに釘抜きでつねられて、「冷たいお手でござるな」「つねられてるのがわからねえのに冷てえのはわかるのか!? ……どんな尻してるんだ」というやりとりも絶妙。

兼好ファンと飲みに行き、「あれ嫌がらせだったんじゃないの」ともっぱらの評判。まさかね……とは思うが。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

遊馬百席 第99回 [落語]

遊馬百席 第99回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『相撲場風景』『佃祭』

連休最終日。明日からまた仕事かあー。
今年のGWは正月より休み長かったから、仕事したくねーなー。
休み中はなんだかんだで早起きだったので、今日はゆっくりと寝、いいかげん出しっぱなしにしていたコタツをしまう。猫たちの恨めしげな視線が痛い。

一席め、相撲取りと噺家は比べられることが多い、ということで『大安売り』をメインにして相撲の小噺を集めた『相撲場風景』。
後で聞いたところ、先日の「大日本橋亭」での兼好師のを聴いてやってみたくなったとのこと。
「聴いて楽しいのと演って楽しいのとは違うんだな」と言っていた。
『大安売り』はともかく、他の小咄は汚いのとか多くて引いてる人もいたからね。

二席め、相撲と並んで人気なのが祭、ということで『佃祭』に。
「有りの実」の説明を入れていたので、本来のオチで演るんだなとわかる。
「仕舞船がひっくり返ったときに、次郎兵衛さんは女と酒を飲んでいた」と事実なんだけど説明が足りない内容でお内儀さんにご注進にあがる人がいて、お内儀さんが包丁を持ち出して暴れるのが面白い。

会が終わった後で、お見送りに出ていた遊馬師と話す。他の人と一緒にやらないのかと聞いたところ、二人会などではお互いにお互いを頼ってしまうのだとか。
前はいくつかやっていたのだが、いつの間にか自然消滅的に少なくなってしまったのだとか。
また、誰でもいいというわけでもなく、組むと「損をする」人もいるそうだ。難しいなあ。ファンとしては「いいじゃん、やってよー」だけなのだが、本人たちにはいろいろあるってことか。
タグ:三遊亭遊馬
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

第20回こんにCHIBA落語会 [落語]

第20回こんにCHIBA落語会
於:津田沼 習志野文化ホール モリシア多目的ホール

三遊亭まん坊『手紙無筆』
桂伸三『古着買い』 かっぽれ
三遊亭萬橘『替わり目』
春風亭美由紀 俗曲
三遊亭兼好『お見立て』

以前にも来たことがあるが、相変わらずアクセスしづらいホール。ビルの4階にあって下にはショッピングモールなどが入っているのだが、店舗からは行けず外から回るしかない。なんかもう少しなんとかならんか。
前回来たときもそうだったが、今日も会場に椅子をギッチギチに詰め込み、それでも満席。

まん坊さん、冒頭で「夜逃げしなくっちゃならねえ」と兄貴に泣きついてくるという筋書きなのだが、その理由として「おじさんから手紙が来たから」ってなぜそれで夜逃げになるんだろう。今までさらっと聞き流してしまっていたが、こういうのって一回気づいてしまうともうそれが気になって他の内容が頭に入らなくなってしまう。

伸三さん、地元出身らしいのだが、両親が熊本出身のため熊本を「故郷」といっているのだとか。
『古着買い』は初めて聴く噺。『壺算』の前半と『大工調べ』の啖呵を合わせた感じ。
今日から新宿末廣亭では大喜利として住吉踊りがあるらしく、伸三さんはひとりでかっぽれを踊るのだとか。「地元の落語会で練習をさせてください」と噺の後に踊る。
さすがにひとりで踊るのを任されるだけあってメリハリがあって上手。

萬橘師、相変わらずフランクな感じで微妙に後ろ向きのマクラで笑いを誘う。
お姉さんは下戸なのにソムリエをやっているらしい。萬橘師にお姉さんがいるのは初めて知った。
萬橘師の『替わり目』は初めて。大きなアレンジはなく、ほぼ本来の形で最後まで。
呑んできた店から取ってきたのぼりを大切にキープする酔っ払いがおかしい。

兼好師、久しぶりの『お見立て』。今見てみたら2年以上ぶり。そんなに経ってたっけ。というか最近全然吉原の噺に当たらない。
喜助が「花魁は病気だと言ったのに帰らない」というところから始めるパターンもあるのだが、今日は省略せず。今日はひとりの持ち時間が長い。
喜助が「喜瀬川花魁は死んだ」と語る場面で、目に塗るお茶が足りなくなって熱いお茶を注ぎ足すというくすぐりが細かいけれども面白い。

帰り道、ネットで見た船橋にある「チキンカツの量がすごい」という店に立ち寄ってみる。
なるほど看板に「500g」と書いてある。
チキンカツは大好物だし、昼も抜いた。落語会の間も腹がグーグー鳴っていて、いくら量が多いからって食えるだろうと思っていたら、手のひらサイズのチキンカツが5枚きた。……いやこれはムリだろ。
え、これ絶対500gじゃないよね? あとで調べたらどうも鶏肉の重さが500gで、衣は含まないらしい。衣は厚めで固いタイプ。
頑張って3枚まで食べたものの、さすがにギブ。お持ち帰りもできるので持ち帰ってきたけど、これ食べられるかなあ……。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

コタ×コタ [落語]

コタ×コタ
於:神田連雀亭

柳家小太郎 入船亭小辰 ご挨拶
柳家小太郎『堀の内』
入船亭小辰『不動坊』
入船亭小辰『たけのこ』
柳家小太郎『愛宕山』

前の落語会との間が少し空いたので、なかの芸能小劇場から少し離れたところにある哲学堂公園へ行く。
以前はこの公園から自転車で10分程のところに住んでいたのだが、当時は全然来たことがなかった。
ほぼ初めてだが、……なんか変な銅像とかあんのね。釈迦とキリストと老子とエクナトンに囲まれてアブラハムがひれ伏しているところとか。シュールだなぁ……。
木陰が大変気持ち良い。
ブログの更新作業とかインスタとかやってるうちにあっという間に時間が過ぎる。読もうと思って持ってきた本とか全然読めていない。やりたいことが多すぎて渋滞している感じ。

さて新しく企画された小太郎さんと小辰さんの二人会。会場に到着してみたら満員。私は最後に残った一席だった。
実は小辰さんが二ツ目に昇進した頃にも小太郎さんが誘ったそうなのだが、当時小辰さんは同期三人の会が決まっていて、それだけで手一杯だと思って断ったのだとか。
しかし小太郎さんが一蔵さんや市弥さんと二人会をやっているのを見て、小辰さんも「自分もやります」みたいな感じで決まったそうだ。
せっかく新しい会なので、新しい試みをやってみようとのことで企画の説明をする。
会の名前が「コタ×コタ」なので、噺も掛け合わせてみようとのこと。お客さんから噺のリクエストを募り、それをくじのようにして2枚引き、そのタイトルを掛け合わせて新しい一席を作るという。例えば『悋気の独楽』と『粗忽の使者』を引いたとしたら、『悋気の使者』か『粗忽の独楽』という噺をこさえて次回に演じるという。
小太郎さんいわく、小辰さんはいつも「本寸法『風』」なことをしているけれども、もっといろんなことをやってみようじゃないかと考えたらしい。「風」て。でも面白い試みだと思う。聴きたい聴きたい。
「『紫檀楼古木』とか書く人いたらどうしよう」「みんなそんな字書けないって」などというやり取りがなされる。

まずは小太郎さんの一席め、主人公の落ち着きのなさが楽しい『堀の内』。
お賽銭を上げるシーンでがま口に見立てた手ぬぐいを投げたら、高座から客席まで落ちてしまった。
「ああー……」と小太郎さんなのか小太郎さん演じる八公なのかが途方に暮れた声を上げたら、最前列のお客さんが拾って戻してくれ、そこで大ウケ。
間違えて長屋の隣の家に怒鳴り込むところでサゲて金坊とは風呂に行かず。ここで切るのは初めて聞いた。

小辰さんの一席め、小太郎さんの高座に触れ、「あんなにいろいろな反則技、もとい飛び道具を使うとは……」と感心(?)しきり。
「さっきも言ってましたけど、私は本寸法『風』で、そうすると間違えたりしたところが一番ウケたりする」と話す。
そんな思いもあってか、これまで大切そうな会で掛けていた『不動坊』を。おそらく得意ネタなのだろう、新しい会に対する意気込みもあるのかもしれない。
「おたきさんは本当はあっしの女房なんだが不動坊に貸したと思うようにした」という吉公のサイコパスぶりがより拍車がかかっていてそれがおかしい。風呂屋での妄想でも「嫁に来る」ではなくて「戻ってくる」という前提になっているのが徹底している。
モテない三人組のやり取りの面白さはいつもどおりで、特に徳さんの万さんに対するキレっぷりが最高。
だが屋根からぶら下がった幽霊が吉公に「誰だおめえは!」といわれたところで「……誰でしたっけ? それ教えてもらってません」。そういやその仕込みの部分丸ごと抜けてたわ。全然気づかなかった。
客席は大爆笑で、はからずも先程言っていた「本寸法風は間違えたところが一番ウケる」が実現してしまった。
小辰さんもその場面になるまで全然気づかなかったらしく、その後の場面はわたわたになってしまう。

仲入り時にお客からのリクエストを回収し、仲入り明けに再度ふたりで登場。
小辰さんは先ほどのミスがよほど堪えたのか、抜け殻のようになっていた。
小太郎さんから「さすがやわぁ〜。あんな飛び道具を使うなんてぇ〜」と何故か京言葉でいじり倒されていた。京言葉のせいで腹黒さがアップ。
さてくじ引きの結果。
小太郎さんは『お菊の皿』と『豊志賀の死』。……どっちもおどろおどろしいな。
で小辰さんはなんと『紫檀楼古木』と『按摩の炬燵』。ホントに書いてきた人がいた。
小太郎さんは元の噺ふたつとも持っているのに対し、小辰さんはふたつともよく知らない噺だという。
「『お菊の死』って、もうすでに死んでるしなあ」などと言いながらも、なんとか噺にはまとまりそう。小辰さんは『紫檀楼の炬燵』か『按摩の古木』というわけのわからない噺を作らなくてはならず、これは大変そうだなあ。

小辰さんの二席めは軽めに季節の噺で『たけのこ』。
一席めをたっぷりとやったからかさらっとあっさりめに。
隣家の老武士の佇まいが渋い。

小太郎さんの二席め、一八の軽薄な感じがよく出ている。
「朝飯前だ」と言って歌いながら愛宕山を登り始めてから疲れて無口になるまでがあっという間なのがおかしい。
崖を飛び降りる際の躊躇ぶりもまた笑える。

掛け合わせ落語が気になるが、次回は平日の夜だそうだ。早めに上がれるかなあ……。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

五月猫同窓会 [落語]

五月猫同窓会
於:なかの芸能小劇場

三遊亭けん玉『ん廻し』
三遊亭兼好『熊の皮』
寒空はだか 歌うスタンダップコメディ
三笑亭夢丸『将棋の殿様』
春風亭百栄『リアクションの家元』
古今亭今輔『雑学刑事』

午前中と同じくなかの芸能小劇場にて。
駅前のファミレスにて昼食と時間つぶしをしようと思ったら、広い席に案内されてしまう。そして徐々に店内が混みだし、順番待ちまで出てくる。
そうすると元来気が小さいので、居心地が悪くて出てきてしまう。まだ時間あるしドトールでも行こうかと思ったが、外がかなり気持ちいいことに気がつき木陰で過ごす。なんだコンビニで昼メシ買って、最初からこうすればよかったなあ。

開場時間に行くと、番号が呼ばれて入場している。チケットに記載されている番号順かと思ったら、整理券が配られていたそうだ。そういやなんかそんなことチラシに書かれてたなあ。じゃあこのチケットの番号は何だ?
なかの芸能小劇場は真ん中のブロックは5席ずつ。2人で来た人は大概両端から座るので、たいていど真ん中のいい席がひとつだけぽつんと空いている。私はそれを狙うので正直順番はどうでもいいんだけどね。

最初に共同主催者である恩田えりさんが挨拶し、出演者が私服で登場。カードを引いて出演順を決めるのだが、そのカードを引く順番はじゃんけん。「じゃあ出演順をじゃんけんで決めればいいじゃないですか」と今輔師が至極ごもっともな意見を言うも黙殺される。
カードを引いたら自分でも見てはならず一斉にオープン。
恩田さん「その方が傷が深い」ってこの人もたいがいねじ曲がってんなあ。闇深そう……。
前半が古典派で後半が新作派にきれいに分かれる。出演者からも「コレ逆の方がいいんじゃないの?」との声があがる。確かに浅めの出番は新作であっためてトリの前に色物がいて最後に正統派古典ってなんかすごく寄席っぽい。

けん玉さん、若い衆たちのわーわーと言いあっている様子が楽しい。
言い立てというか「先年神泉苑の〜」の部分もスラスラとスピード感たっぷりに。

兼好師、この会では弁当が用意されているのだが、昨年一昨年とこの会はトリで、食べると眠くなるので食べ損ねていたと話す。
今年は一番手で、弁当が食べられると嬉しそう。
初老の夫婦では旦那が威張っていて奥さんが弱いのをよく見かけるが、あれは見た目も良くない、少しくらい奥さんに尻に敷かれてるくらいの方がいいと『熊の皮』に入る。
この噺も兼好師だと「悪妻と気弱な夫」ではなく「いちゃいちゃしている夫婦」になる。まあそっちの方が聴いてて楽しい。

寒空はだか先生、ええといろいろ話していたのだがなんだか上手くまとまらない。「松山千春を小林旭で歌うと気持ちいい」とか。
「耳に残って心に残らない」という『東京タワーの歌』のキャッチフレーズ通りだな……。

夢丸師、子どもっぽい殿様とその対応に苦慮する家臣のやりとりが楽しい。
三太夫さんの武骨な感じも渋い。

百栄師、NHKの『もふもふ』という番組にたまたま出、それがこの会の直後に再放送されるという。私は本放送見た。浅草演芸ホールの看板猫ジロリにデレデレになってる百栄師を。最初はじゃれて手を噛んでいるのだが、いつの間にか本気噛みになるのだという。けど猫好きなのでそれも止められないのだそうだ。わかるわー。本気噛みされてもそれはそれで嬉しい猫下僕気質。俺もそうだから。
幸いウチの猫は大変賢いので噛んだり引っ掻いたりしないのだが、実家で猫を飼ってた時は身体中生傷が絶えなかった。
テレビの話題から最近のバラエティが画一化されていることに触れ、番組の最後にお笑い芸人がなぜか罰ゲームのようなものを受ける、あのリアクション芸というのはいずれ日本の伝統芸能になるのではないかーーということで、リアクション芸のお稽古をつける家元と門弟というシチュエーションの新作。
伝統芸能だからか、全編を通して京都弁。それで熱湯をかけられたときのリアクションや、土手っ腹をサブマシンガンで撃たれたときのリアクションの稽古をするという荒唐無稽で大爆笑の一席。

トリの今輔師、趣味はクイズだそうで、以前にアタック25に出たこともあったとか。
「クイズマニアの刑事がいたら」という新作で、立てこもった銀行強盗と交渉を行いながらも出てきた単語をことごことくクイズ形式にしてしまう。
ところどころで挟まれる豆知識も面白いし、競技クイズのテクニックなどが語られるのも面白い。

なんだか色んな方向の落語が楽しめた。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能