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人形町噺し問屋 その八十一 夜の番組 [落語]

人形町噺し問屋 その八十一 夜の番組
於:人形町 日本橋社会教育会館

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭しゅりけん『牛ほめ』
三遊亭兼好『紀州』
寒空はだか 歌うスタンダップコメディ
三遊亭兼好『お化け長屋』

ここ数日仕事がヒマだったのに今日の夕方に限って緊急の仕事が舞い込む。なんで今日?
なんとか最低限こなしてあとは明日の自分に丸投げする。
多分明日の俺は今日の俺を恨むことだろう。
15分ほど遅刻でご挨拶の途中から。
岡山駅前の定食屋の話。

しゅりけんさん、前座の決まり文句とはいえども「最初に出てまいりましたのは〜」というのはどうかなーと思っていたら案の定兼好師の一席めで突っ込まれていた。
「家は総体へのき造り、天井はさつまいもとうずら豆」というのはお父つぁんとのやり取りのときのみで、伯父さんとのやり取りのときは文言は正しく言えるが棒読み、という形。やや珍しいが誰の型なんだろう。

兼好師の一席め、先月あたりに聞いていた右寄りの団体から仕事をもらった、という話の当日の話を。
やはり右寄りの団体なので、挨拶なども「『兼好師匠いらっしゃいましたァ!』『お疲れ様ですッ!』『高座はこれでよろしいですかッ!』『いいそうだ、高座よしッ!』『高座よーしッ!』……なんてことまるでないの。『あ、兼好さん? 今日は頑張ってね』とか『国旗ちょっと曲がってるんじゃねぇか? あ、どーも』とかそんな軽い感じなの」と拍子抜けした様子。
和気あいあいとした雰囲気の中、お茶会などもあったそうだが、やはりホットな話題は眞子さまの結婚なのだそうだ。「お相手のことどう思います?」と聞かれてもいつものような黒いことはいえないので当たり障りのないことをいったら、「でもねえ、ゴムショクでしょう」といわれたらしく。「一瞬考えて『ご無職』だとわかったけど、長靴でも売ってるのかと思った」とのこと。確かに発音からするとそう思える。
そのまま天皇陛下の退位の話に移り、その次は愛子さまになるのか、それとも他の方になるのか、そのときにまた揉めるでしょうねえ、そういう話は昔もあって……と将軍選びの噺の『紀州』に。
兼好師では初めてかな。珍しい。
噺自体は短いので合間合間に脱線して雑談というかエピソードトーク的な話が挟まる。ややもするとそれが間延びしてダレた感じになることも多いが、流石というか兼好師はそんなこともなく一定して面白い。

はだか先生はいつものとおりに。
地下鉄ネタは2年ぶりくらい。やっぱりこのネタ面白い。「便利な場所を不便に走る大江戸線」というフレーズはよくわかる。

兼好師の二席め、季節をやや先取りした『お化け長屋』。
この噺も好きだなあ。
怪談話をしてもまったく応えない威勢のいい江戸っ子の半畳がいちいちおかしい。
たぬ杢がおどろおどろしく話そうとしているのを「その話し方やめろ」「手短にっていってるのがわからねえのか」とイライラしている様子が面白い。

会場では兼好師が『東京かわら版』で連載している『お二階へご案内』の書籍が売られていたのでサイン本を購入。さらに兼好師が名前を入れてくれるサービスもしていたが、時間がかかりそうだったので今日はパス。
知り合いのおじさんにも久しぶりに飲みに行くか、と声をかけてもらったが、さすがに今日はサッカー観たいので真っ直ぐ帰る。……よく考えてみれば中継している飲み屋に行けばよかったか。
まあNHKがネットでも中継していたので電車の中でもスマホで見れたし、後半までには家に着いたのでよかった。まさかコロンビアに勝つとはなあ。
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鈴本早朝寄席 平成三十年六月十七日 [落語]

鈴本早朝寄席 平成三十年六月十七日
於:鈴本演芸場

柳家花ん謝『ちりとてちん』
入船亭小辰『鈴ヶ森』
三遊亭歌実『堀の内』
桃月庵こはく『四段目』

花ん謝さん、次の真打昇進が決まっているので次回に出るときは卒業公演だそうだが、その日は10時開演で11時には終わらなければならないらしく、ひとり10分程度しかないそうだ。さん若さんと「10分じゃ何もできないよねえ」と話していたら、駒次さんは「あっ、大丈夫です。どの噺もだいたい10分に抑えられるんで」と言われたそうで、「真面目に古典をやってきたのにこんな目に遭うなんて」と納得いかない様子。まあ自作の新作ならどうにでもカットできるだろうしね。
噺だが、登場人物の金さんと六さんはちょっと極端すぎるかな……。

小辰さん、この『鈴ヶ森』は誰で聴いても何度聴いても面白い。
ヒゲをネコヒゲを描いて「お前なめてんのか!」「なめてニャいです」というのは小辰さんオリジナルか。

歌実さんは初めてかな。
鹿児島実業出身だそうで、だから歌実なのだろうか。
ちょっと調べてみたら長渕ファンで動物好きで、私と共通点が多い。
なんか雰囲気が歌之助師っぽいなと思ったらやぱりお弟子さんだった。

こはくさん、二ツ目昇進後は初めて。
初早朝寄席はトリというしきたりに従って今日はトリ。
二ツ目になったばかりでこれだけ話せるのはすごいなあ。
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第31回 僕のらくご道 三遊亭天どん独演会 [落語]

第31回 僕のらくご道 三遊亭天どん独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭ごはんつぶ『新作(四葉のクローバー)』
三遊亭天どん『出来心』
三遊亭天どん『クリスマスの夜に』
古今亭駒次『カツノキセキ』
三遊亭天どん『新作(ひな祭りの夜に)』
三遊亭兼好『粗忽長屋』
三遊亭天どん『新作(七夕の夜に)』

明日は父の日なので彼女のお父さんと義姉夫婦と上野で食事。
最近病気して入院もしていたのだが、思ったよりも元気そうで安心する。

天どん師のゲストに兼好師という俺得な会。さらに駒次さんも飛び入りゲスト(2日前に決まったらしい)で天どん師も四席という大変お得というかちょっとした寄席興行くらいの規模になっている。

まずオープニングトーク。長らく名無しだった見習いさんの名前が決まったそうで、協会や後輩たちから怒られたのだそうだ。「なんで俺の弟子なのに俺の意思は無視されるんですかね」、ってさすがに長過ぎたんじゃない。

でお弟子さん登場。「……えー、名前紹介してくれると思ったんですが……。自己紹介します。三遊亭、……ごはんつぶです」。おおう……。
兼好一門のけん玉、じゃんけん、しゅりけんは名前を言った時点で軽く笑いが起きて、少なくとも全滑りということはない。それに客も演者も少し緊張が解けるという効果もあるように思う。
……けど「ごはんつぶ」は笑いよりも先に引くというか面食らうほうが強いかもなあ……。
それでも「名前をつけてもらっただけでも幸せです。幸せといえば……」と四つ葉のクローバー売りのおじさんと小学生のやり取りを描いた新作を掛ける。怪しいおじさんと子どもという天どん師っぽい噺。自作だとしたら見習いのうちから新作をいくつも作ってるのはすごいね。

天どん師の一席め、まずはお弟子さんの名前について。「僕がムリヤリつけたように思われるでしょうが、僕は民主主義だからそんなことしませんからね。こんな名前つけられた苦労を一番知ってるんですから」と至極ごもっとも。
「『天』と『どん』とどっちが欲しいんだ」と聞いたら「『どん』がいいです」と答えられたとか。「そっちかー」と驚いていたけど、うん、そっちじゃない? 俺がもし天どん師の弟子だったらそっちがいい。絶対天どん師の弟子だって一発でわかるし。
で、じゃあ本名が岸くんだし「岸どん」はどうだ、といったら「本名が入ってるのはちょっと」と断られたとか。
さらに見習いが入ったときからネット上ではどんな名前になるかと大喜利的なものが始まっており、「うどん」とか「天つゆ」とかが上がっていたとか。その予想と合ってしまうのも癪だし、採用されなかった人たちとファン同士で喧嘩するのも嫌なので、と予想に上がっていなかった「ごはんつぶ」か「岸どん」どっちがいいかと迫ったところ「『ごはんつぶ』にします」と言われたとか。
これには天どん師の方が驚いたらしく、「お前本当にいいのか」とか「お父さんにその名前言えるのか」とかいろいろ聞いたのだけれど本人の意志は固くその名前になったとか。
二ツ目などに昇進時にも名前を変えずこのまま行く可能性だってあるのにあいつ大丈夫なんですかね、とどこか他人事。
「でも寄席に前座として入るのは9月くらいなんで、それまでに怒られたり『かわいそう』という声が出たら変えます」とのこと。
「それはそれとして」みたいな感じで強引に噺に入る。『間抜け泥』部分がなく、『花色木綿』部分のみの『出来心』。後から考えるに、この後の三席のためのイントロダクション的な噺だったというか、それらの噺の主人公の先祖っぽいというか。

天どん師の二席めはなんどか聴いたことのある『クリスマスの夜に』。着物もサンタカラーに近い赤に変えてきた。なんでまたこんな時期外れの噺を、とも思ったが、三席めと四席めはこの噺の続編。三席めの噺は一度他でやったことがあるらしいが四席めはネタおろし。
主人公の泥棒が忍び込んだ家の中で留守番の兄弟たちと出会い、話をするうちにケーキを買ってきて一緒に食べる流れに。その後に警察官が踏み込んでくるのだが逆に兄弟たちにかばわれて……というストーリー。
三席めは足を洗った泥棒がたまたま入ったキャバクラで『クリスマスの夜に』の兄弟の母親がホステスとしてついて……という噺で、四席めはさらに定食屋に入ったらホステスをやめた母親がそこで働いていて……という続き物。
なんやかんや話しているうちに男がケーキを買ってきて、食べようとしているときにトラブルに巻き込まれ、そこに警官が現れてというフォーマットは三席とも同じ。だけどそのパターンが面白い。
それとそれぞれのエピソード間になにもないというのもなんか天どん師らしい。
普通、というか陳腐なストーリーだったら、それぞれの噺の後になんやかんやあって主人公と兄弟&母親ともう少し親密になっているとか進展がありそうなもの。噺の中ではいい雰囲気になってるんだし。
でもその間には何もなく、噺の中でしか繋がりがないというところがどこか醒めている天どん師らしいというか。
最後の最後、幕が下りかけているときに幕を止めて少しアフタートーク。「これ2月と5月でも作れることに気づいた」。バレンタインとこどもの日かな。「『もういいやめて』という人はアンケートに書いてください」と言っていたので、「12ヶ月分待ってます」と書いてアンケートを出す。

駒次さん、2日前に天どん師と一緒に西武ドームに野球を観に行ってその場で今日の出演が決まったという。
次の真打昇進が決まって、天どん師的にはご祝儀的にゲストに呼んだようだが駒次さんの口からは昇進について何もなし。天どん師に「言えばいいのに」と心配される。
競馬の競走馬のカツノキセキとその厩舎の職員と、ライバルの馬たちと……という漫画の『みどりのマキバオー』的な噺。結構ベタっちゃあベタな感じ。

兼好師、「まともな設定の落語はここだけです」。
マクラで天どん師について話す。「大好きな兄さんで。ツンデレですよねえ。でも言わなくていいようなことまでペロッと言っちゃって損をする。そういうのを粗忽者といって……」と噺に入る。
行き倒れの現場を仕切っている役人が、話の通じない兄いと会話をしているうちに混乱してきて、「んん? 最初に『まともな設定の噺』っていったけどおかしいぞ?」とメタ的なつぶやきを漏らすのがおかしい。

天気がなんとか持ったのでバイクで行ったのだが、今日は寒すぎ。ダウン着てもバイクだとギリギリ。
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遊馬百席 第110回 [落語]

遊馬百席 第110回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『かぼちゃ屋』『青菜』『酢豆腐』

カタログハウスで腰に負担のかからないというマットを買ってみる。
思ったよりも薄いのでホントに効果があるのかと思ったが、うんなんだがいつもより起き抜けの腰の痛みがマシな気がする。

午前中はなんとか天気が持っていたので手早く買い物などを済ませたのだが、午後は本格的に雨が降ってきたので久しぶりに電車で板橋まで向かう。エレベーターができていたりして驚いた。

一席め、仙台に常設寄席の「花座」という小屋ができたそうで、そこで2日間4公演独演会をしてきたという。
その宣伝のために某国営放送局の仙台支局にも出演したそうで、そのあたりの顛末やボヤきなどをたっぷりと。遊馬師がここまでマクラ長いのも珍しい。
それにしてもこの間の独演会の内容を毎回演ったという。そら大変だ。一席一席が結構大きめのネタなのに。
ツイッターなどで「独演会と同じ内容でやります」と宣言したから、だそうだ。ストイック。
NHKの女子アナとは面識があるのかな? 「遊馬さんの与太郎さんはいつも笑ってますね」といわれたのが強く印象に残った、ということで『かぼちゃ屋』に入る。
確かに遊馬師の与太郎はなんか常に楽しそう。

二席め、噺家仲間で句会などを催しているのだが、最近はほとんど出席していないそうだ。
というのも以前はくだらない句でもみんなで面白がっていたのだが、最近では周りがわざわざ勉強までしてレベルアップしており、それについていけないのだとか。
最近では川柳の会も開かれるそうで、そのためにユーキャンの川柳講座で勉強を始めたそうだ。某国営放送ラジオ講座とも迷ったそうだが。
でもって「庭に水 新し畳 庵すだれ 透綾縮に 色白の髱」「西日射す 九尺二間に 太っちょの 背なで子が泣く ままが焦げ付く」と定番の句を並べて『青菜』に。もうそんな時期なんですなあ。
遊馬師も植木屋夫婦が仲睦まじい感じ。変にギスギスしているよりこういう方が聴いていても気持ちいいよね。

三席め、最近『酢豆腐』は遊馬師でしか聴いていない。
『ちりとてちん』ばっかりだからなあ……。俺は『酢豆腐』の方が好きなんだけど。
今日は私の好きなぬか漬けを巡る攻防のシーンがあって嬉しい。このわかりやすくノセられる半公が憎めなくて好き。
エキセントリックな若旦那もいい。
もっとみんな掛けてくれればいいのに。
タグ:三遊亭遊馬
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立川笑二・三遊亭兼太郎 二人会 負けてたまるか!? [落語]

立川笑二・三遊亭兼太郎 二人会 負けてたまるか!?
於:新宿三丁目 道楽亭Ryu's Bar

三遊亭兼太郎『善光寺由来』
立川笑二『居残り佐平次』
立川笑二『かぼちゃ屋』
三遊亭兼太郎『宮戸川』

中野から一度家に帰って宅急便を待つ。
テレビをつけたらたまたまラグビーの日本代表戦がやっていたのでついつい見てしまう。
詳しいルールはよく知らないけど、見てるだけでも面白いね。サッカーは今見てても面白くないしなあ……。

久しぶりの道楽亭。店の前は割と通ったりするんだけど。
客は残念ながらつばなれしないくらい。
最初のオープニングトークでじゃんけんで出番順を決める。

兼太郎さんの一席め、なんだかんだで八割方マクラというか。
はち好さんの話題が中心。
二ツ目さんにありがちなんだけど、マクラで同期や後輩の話をされても、どこまでいっても内輪ネタというか楽屋ネタなのでこっちには面白さがほとんど伝わらないのよ。
だし、そもそも……そのー……なんというか、はっきり言ってしまえばはち好さんにまるで興味ないんで、長々と語られても困る。どんなに変な人だろうが、好楽師のおかみさんにハマってようがぶっちゃけて言えば知ったこっちゃない、というか。
噺は『お血脈』のイントロ部分。「『善光寺由来』の一席で笑二兄さんと交代です」と言われたときは冗談なのかと思ったくらい。

笑二さんの一席め、かなりアレンジされた『居残り』。
最初に店に一緒に行く他の三人は友人ではなく全くの他人。居残りを始めてから客や女郎たちを取り込んでいくのは同じだが、妓夫太郎たちまで小遣いを与えて味方にしてしまい、店を乗っ取ってしまうというサスペンス風のストーリーになっていた。
かなりよくできており、上手いなーと思う。

二席めの『かぼちゃ屋』は割とスタンダードに。
以前に二度ほど聴いているがそこからはあまり変わっていないようだ。

兼太郎さんの二席め、お花が肉食系の『宮戸川』。
最後の場面でお花を抱きとめる半七の手がイヤらしく動いているのがおかしい。

帰り道、何度も通っている道なので、ちょっと脇道から行ったところ、東に行きたいのにいつの間にか南に向かっていて狐につままれたような気分に。そんな方向には向かってないはずなのに、とあとでよくよく地図を見てみれば、微妙に曲がる角度が急になっており、さらにそこから緩やかにカーブを描いていていつの間にかまるっきり違う方向に向かっていることがわかった。すげえトラップを食らった気分。まわりが暗かったからということもあって、しばらく気づかなかった。
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なかのらくご長屋 正太郎・一蔵二人会 [落語]

なかのらくご長屋 正太郎・一蔵二人会
於:中野 なかの芸能小劇場

春風亭正太郎『看板のピン』
春風亭一蔵『笠碁』
春風亭一蔵『猫と金魚』
春風亭正太郎『甲府い』

兼好師以外の朝のらくご長屋は初めてか。
朝方雨が降っていたようだが晴れてよかった。

正太郎さんの一席め、この時間の会だとやはり皆一律に「芸人は朝弱い」とボヤく。もはやお約束か。
「特に一蔵さんには朝から会いたくない」とブツブツ。
三道楽に触れて博打の話題に。正太郎さん自身は博才があまりないのでギャンブルはほとんどしないし、宝くじも買わないという。「だって当たらないでしょ。それに私金持ちだから」。そういうキャラだったっけ。
そんなマクラから噺に入る。
親分が割と穏やかなお爺ちゃんという感じ。

一蔵さんの一席め、朝の6時半まで眠れなかったそうで、殆ど寝ていないという。
「眠くて仕方ないんですが正太郎兄貴の一言で目が覚めました。『私金持ちですから』って……確かにお坊ちゃんですけど、そこまでのモンじゃないですからね」。
一蔵さんも趣味の話題に触れ、「こんな朝から落語に来ている人は『趣味:落語』でしょうが、我々も入門する前は落語を聞くのが趣味だったんです」とのこと。が、噺家になったら客席に回って同業の高座を見るのはご法度なので以前のようには見られなくなったという。最近では末廣亭の深夜寄席では行列整理以外にも場内整理も二ツ目が行うようになり、先週久しぶりに客席から高座を見られて嬉しかったとか。
んで碁将棋の流れになって『笠碁』に。
ワガママおじいちゃんたちがやいやいやっているが、激しさはないのでなんとなく柔らかい。猫たちが猫パンチを繰り出し合ってる感じ。
碁を打っているお店の旦那はねちっこいイヤらしさがあってそれがおかしい。

二席めはコンパクトに寄席サイズの『猫金』。
この番頭さんはどう見てもアスペです。本当にありがとうございました。
その番頭さんに振り回されてイライラしている旦那がまたおかしい。

正太郎さんの二席めは正統派の古典を。
善吉がいわゆる落語の田舎弁ではなく「泣くなし」とか「喧嘩するなし」とか「~し」ってのは本物の甲州弁っぽい。
……正太郎さん歌あまり得意じゃない? 売り声がなんか不自然なような……。
善吉がお花との縁談を断ると思い込んだお父つぁんのキレっぷりがおかしい。

終演後はなかの芸能小劇場に行ったときの恒例の高円寺のタイ料理屋に。
いつもはグリーンカレーなのだが、今日はカオマンガイにしてみる。
タイ料理は全般好きなんだけど、一番好きなのはタイカレーなのでどうしても毎回タイカレーを頼んでしまう。タイに行ったときは3食タイ料理だからいろいろ頼めるんだけど、日本だとそうもいかないしね。
うん、やっぱりカオマンガイ美味しい。……美味しいんだけどやっぱりタイカレーに気が残る。
今度朝飯抜いて昼に2種類食ってやろうかな。
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両国寄席 平成三十年 六月五日 [落語]

両国寄席 平成三十年 六月五日
於:お江戸両国亭

三遊亭兼好『お見立て』

会社出ようとすると呼び止められて相談を受ける。さすがに「落語行きたいから帰りたいんだけど」とは言いづらいので一段落するまで話を合わせる。
こういうときに限って総武線が止まっていたりする。
おかげで入ったときはマクラも終わって噺に入ったあたりだった。
兼好師の面白さはいつも通り。
で、客のワザとらしく大笑いして手ェ叩く馬鹿もいつも通りいる。つーか今日はそれがふたりいた。なんで増殖してんのよ。

終わった後、今日はノラやで兼好一門会があったことに気づく。
あーだから今日はいつもの兼好追っかけが誰もいなかったのか。
そういやどっち行くか当日の仕事の具合みて考えようと思ってたんだよな……。
どーすっかなーと思っていたら目の前をダッシュで駅に向かう兼好師が。大変だー。
さすがに平日に落語ハシゴするのはしんどいし帰ることにする。
なんか最近うまくいかないなあ。
タグ:三遊亭兼好
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三遊亭遊馬独演会 2018年6月3日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2018年6月3日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『池田大助』『大工調べ』『小間物屋政談』

梅雨前の休日、カラッと晴れて気持ちのいい天気。一年で初夏が一番好きだ。
そんないい天気なのだからバイクでどこかに行けばいいのだが、昨日夜更かししたために朝起きた時間が遅く、図書館行ったり日用品の買い出し行ったりとしていたらすっかり夕方になってしまった。
せめてもの抵抗に会場からもそんなに遠くない明治神宮へお参りに行く。
しかしまあ行くたびに思うが、これが大都会のど真ん中にあるんだからすごいよなあ。やっぱり神社だけになんだか神がかっているというか。
とはいえやっぱり外国人ばかり。まあアクセスしやすいしね。

今回もかなりの入りで会場がいっぱいになっている。
今回の趣向は「大岡裁き」のようだ。普段の寄席なら絶対にありえない組み合わせの噺が並ぶ。
これらの他にも『三方一両損』とか『五貫裁き』もあるし、大岡噺ってやっぱり多いんだな。
あー、遊馬師の『五貫裁き』聴きたいなあ。『五貫裁き』好きな話なんだけど、生ではほとんど聴いたことがない。

『池田大助』は他の人では聴いたことがない。まあみんな佐々木信濃守の『佐々木政談』だしね。
大助の子どもらしさと大岡越前のおおらかさがいい感じで混ざっている。
いつもだと話の途中でハメものが入るのだが、今日は三席ともなし。そのかわり大岡越前がお白州に登場するときに「大岡越前守様御出座~」という声が必ず袖から入る。後で遊馬師が明かしたところによると遊七さんだそうだ。

二席めの『大工調べ』、大家の因業ぶりがあまりない感じかな。
落語にはそもそも悪い人ってのはあまり出てこないからかもしれないが、遊馬師は特に悪役があまり似合わない気がする。
棟梁の長い啖呵の途中で中手が入る。まだ途中なのに……せめて大家が口を挟むくらいまで待ってほしいなあ。「びっくりしてしゃっくりして馬鹿になるな」なんてまだとば口ですよ。啖呵の途中で変に間が空いちゃうから遊馬師もやり辛そう。

三席め、こっちの大家は「悪意はないんだけど、結果的に悪役になってしまった」パターン。これはすごくしっくりくる。
親切のゴリ押しとか小四郎に対する逆ギレとかがおかしい。
お白州の場合では「一同の者、いつものように揃いよるか」と普段ならば絶対に入らないちょっとしたくすぐりも楽しい。

遊馬師のCDで唯一持っていなかった『子ども落語2』を購入して帰る。
タグ:三遊亭遊馬
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扇辰日和VOL.67 [落語]

扇辰日和VOL.67
於:中野 なかの芸能小劇場

柳亭市坊『一目上がり』
入船亭扇辰『佃祭』
柳家甚語楼『松曳き』
入船亭扇辰『野晒し』

今日は連続してなかの芸能小劇場での落語会。
とはいえ2時間くらい間があるので、散歩がてら隣の高円寺のいつものタイ料理屋まで歩く。というか思っていたよりも近い。むしろバイクだと入れないところもあって遠回りしなければならなかったりするので徒歩のほうが最短距離で行けるかも。
帰るまでは時間があるからビールでも飲むかと一瞬考えたが思いとどまる。捕まりたくないし。
食後はまた歩いて中野まで戻る。
途中の公園で桑の実が成っているのを見つけ、ひとつ摘んでみる。甘酸っぱい。都会の中でもこんなにたくさん成るんだ。

前座さんは市馬師の弟子の市坊さん。
さすが市馬一門というか基本に忠実で変にアレンジを入れたりしない。堅い感じもするが、前座さんらしく清々しくていい。

扇辰師も市坊さんを褒め、「よその前座さんはいいね。自分の弟子だと嫌なんだ。自分の悪いところばっかり似る」とのこと。そういや兼好師も同じようなこと言ってたなあ。皆同じなのかな。
そういえば小辰さんを開始前の受付でちらりと見かけた。今日は手伝いに来ていたのか。
扇辰一門の弟子入りの様子も語られる。小辰さんや辰之助さんには自宅の前で土下座されたらしい。はい辰さんは名古屋の街中で弟子入り志願されたとか。
最近は旅の仕事が多いらしいが、ひとりだけで行く仕事が多くて荷物持ちもいなかったとぼやく。「旅といえばチンピラと役人がヨーロッパ行ったそうですなあ」と話す。兼好師から始まった毎年この時期にあるヨーロッパツアー、今年は文蔵師とわさびさんだそうだ。
数年前は扇辰師と小辰さんで、そのときのエピソードも。同行したチェコ人が日本語がペラペラで、屋外テラス席に座ったときに天気雨が降ったときに「大丈夫ですよ、こんな狐の嫁入り」と言われたそうだ。「そんなこと今どきの日本人言います? 死語だよねえ。死語と言えば『半ドン』なんかも言わないね。『半ドン』の『ドン』は『ドンタク』のことで、休みの日のことを表す外国語だそうですよ。でも『どんたく』というと博多のお祭りを連想します。お祭りといえば……」とすごいつながりでネタ出しの『佃祭』に入っていく。
扇辰師の『佃祭』は初めてかな。
扇辰師らしく佃島のおかみさんはたおやかで、船頭の亭主はちゃきちゃき。
わかりづらい「ありの実」の部分はカットするのはやっぱり最近のトレンドなんだろうなあ。

甚語楼師は初めて聴く。
「先輩の会にゲストで出るのはあまりなくて。自分の会では後輩を呼ぶことが多いんですが、あいつらこんな気分だったんだ」とはなす。
「そんなとき大体彼らは私とのエピソードトークをしますね。頼んでもいないのに。まあ私の会に来るお客さんは私を見に来ているので、お客さんにおもねっているんでしょう。噺となんのつながりもないことを話して、最後に『大好きな先輩です』って言えばいいと思っている」……と言いながら扇辰師とのエピソードを話す。
甚語楼師が入門したときに扇辰師は二ツ目だったそうで、一緒に飲みに行ったりしてたらしい。
当時新宿末廣亭には席亭のお嬢さん(?)でスミ子さんという方がいて、その頃すでに割と高齢だったようだがベロベロに酔っ払った扇辰師が「一緒にお風呂入ろう」と言い出し、「ほんとに入るね?」聞き返されて引っ込みがつかなくなったのか実際に入ったらしい。なぜか「お前も来い」と甚語楼師も呼ばれたそうだ。
そんなことを話しつつやっぱり「大好きな先輩で……」と取ってつけたように言って噺に入る。
権太楼一門らしくストレートに笑わせにくるという印象。

扇辰師の二席めは久しぶりに聴く『野晒し』。
さいさい節の唄声も相変わらず名調子。
こっちは分かりづらいと思われる「幇間の新朝」のままで演じられていた。何度も聴いたり調べたりしているから意味はわかるんだけれども、それが本当に面白いのかと問われるとどうなんだろう。
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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年6月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年6月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『元犬』
三遊亭兼好『道灌』
三遊亭兼好『ちりとてちん』

しゅりけんさん、今日はじゃんけんさんがいないらしく、その分長めにやってこいと言われたようで初めてマクラを振ってみたようだ。
後の兼好師曰く、「本人してみれば『ちゃんとやらなければ』と気負ったんでしょう。……であんな感じに空回りして。それで『落語で取り返さなければ』と焦ったんですかね。すごく早口になって結果的にすごく短くなるという本末転倒なことになってます」とのこと。
確かにマクラはすごくシュールな小咄みたいな話だったが、素人がいうのもなんだけど落語はすごく落語っぽくなっていた。少なくとも正月頃とはぜんぜん違っている。

兼好師の一席め、昨日は会津坂下に兼好米の田植えに行ってきたという。
地元のテレビ局も取材にきたのに参加者はゼロだったとか。まあ平日じゃなあ……。さすがの兼好追っかけたちも行かなかったのかな?
で、全部で10人くらいしか田植えをする人手がなかったとかで、それで一反を手植えしなければならなかったそうだ。
おじいさんおばあさんたちとも一緒に植えていたが、元農家だけあってスピードが兼好師よりも段違いだという。
何が違うのかと観察していると、足の動きは兼好師と変わらないが、苗のちぎり方が違うんだそうだ。兼好師がそれに倣ったところだいぶ差は埋まったそうだが、結局は体力の差で大差がついてしまったとか。
で、田植えが終わると梅雨の時期だといい、雨の噺の『道灌』に。以前に聴いたときもこの時期だったな。
前座噺として一年中聴く噺ではあるが、やはりクオリティの高さが前座さんとは違う。

二席めも梅雨時にピッタリ(?)のカビの噺。これもやっぱり前に聴いたときはこの時期だった。
愛想のいい金さんが、旦那から灘の酒や刺し身やうなぎなどを勧められたときにわざとらしく「ええっ……」と驚いたあとに体をボクシングのスリッピングのように小刻みに体を左右に揺らすのがおかしい。
知ったかぶりの六さんが「ちりとてちん」を食べるときに鼻を摘むが、その仕草がまたおかしい。

終演後、二ツ目さんの会のチケット4枚セットを購入。組み合わせ自由とのことで迷ったが、結局は一蔵さんと小辰さんの会ばかり買ってしまった。
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